てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me- ~こんなにも面白いとは思わなかった!~

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「映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-」をノリで見に行ってきたんですが、、、いやー、驚きました。かなり面白かった!


観る前は全く期待してなかったし、よりにもよってなんでまた中二病が新作?と思ってしまいました。でも、映画の冒頭で撮影タイムがあるという新しい取り組みが気になってノリで映画館に行ってきました。


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(※映画の冒頭で撮影OKタイムがありました)


1.ストーリー

内容はTVシリーズとあまり変わりません。六花が中二病から卒業するとかしないとか、そして十花(六花の姉)が六花をイタリアへ連れて行こうとし、それに抵抗する六花や勇太たちが奔走するという内容。


でも、京都から兵庫や大阪、さらには東京から北海道と日本中を飛び回るダイナミックな展開。さらにその行き先で観光したり美味しいものを食べたり、京都アニメーションが出掛けたあのアニメのあんな場所が描かれたり、、、そして「中二病でも恋がしたい 戀」1話で六花が言ってた「お城の建物」に入ろうとしたり・・・そんな細かな演出がとにかく面白かった!


また、内容もギャグからシリアスまでバランス良く盛り込まれていました。森夏と凸守の弱みを握った十花が二人を手足のように使ったり、この二人の変な関係などなどがかなり詰め込まれているので、ギャグパートはかなりの面白さです。OVAでクリスマスパーティの後、豪華客船のデッキで倒れざまにキスをしてしまった凸守と森夏の写真を晒すぞ、と脅され西へ東へと喧嘩をしながらも仲良く?走り回る二人、この二人の変な関係が好きなのでもっとやれ!って思っていましたね(笑)。一緒にベッドで抱き合いながら一晩明かすシーンはかなりの見どころかも・・・


シリアスなパートも、勇太と六花のこれからの関係について悩んだりギクシャクしたり、十花と六花の現状について真剣に話し合ったり、さらには六花の母まで出てきたり・・・TVシリーズとはまた違った真剣な二人の関係を観ることが出来ました。

2.キャラクター

キャラクターもみんなちゃんと出番があったのは良かったですね。六花や勇太だけでなく、森夏、凸守、くみん先輩は相変わらずの活躍っぷり。さらに個人的に好きな七宮が結構なキーポジションを担っていたのは嬉しかった。中二病を捨て自分を変えるのか、はたまた現状を維持するのか。七宮は前者を選んだけど、六花にはどうしてほしいのか。そんな二人を奮い立たすためにしっかり行動できる強さ、いやー、いいキャラですね。幸せになってほしかった。


六花の母は童顔で美人。ちょっと子供っぽいかなぁ。でも娘思いの可愛らしいキャラクターでした。十花さんも厳しいけどとても妹思いの美人。そんな十花さんがこの映画の重要なポジションを最初から最後まで取り続けるとは思いもしなかったなぁ。凸守と森夏はホントにバラエティ担当。各地の美味しいものを食べたり、喧嘩したり照れたり・・・付き合っちゃえよ!と思ってしまいました。


あと、どうでもいいですが一色もあんなところで出てきたのは笑いしかなかったです。ほんと、出番一瞬だったなぁ。。。


3.まとめ

といったわけで、かなり完成度の高い映画だったと思います。「中二病でも恋がしたい」のファンなら観ておいて損はないでしょう!また、京アニの色んなアニメがところどころ出てくるのも見どころです。オススメ!



中二病でも恋がしたい! コンパクト・コレクション Blu-ray

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中二病でも恋がしたい!シリーズ イラストレーションワークス -Take Your Heart-

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KAエスマ文庫 中二病でも恋がしたい! 4 虎虎

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【映】キングスマン:ゴールデン・サークル ~演出は最高だけどストーリーがあまりにも微妙~

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今年2018年初映画鑑賞! 前作が面白かった「キングスマン:ゴールデン・サークル」を早速見てきました!! TOHOシネマズを6回鑑賞したら1回無料になる特典を使ったのでお得に見ることができたんですよね。でも、感想は・・・という感じです。


感想
冒頭から凄まじい場面の連続!いきなり物語に引き込まれました。前作のラストの場面からの今作の冒頭、素晴らしい繋がりを魅せてくれました。また、ホッとしたのも束の間、いきなりどん底に突き落とされ場面が大きく変わる演出は素晴らしいと思います。


今回の映画はイギリスからアメリカ、さらには別の国まで場面が移り変わります。さらにキングスマンというスパイ組織だけでなく、アメリカの同様の組織までも出てきて共に大きな陰謀を突き止めようと奔走するシリアスな展開、そしてなぜか真面目にやってるはずなのに笑いがこみ上げてくるようなコミカルなシーンなどなど、緩急がわかりやすく付いているところがキングスマンの面白さなんだと感じています。


特に音楽の使い方が上手い。激しい戦闘シーンなのにロック的な音楽を流したり、エルトン・ジョンがピアノを引いたり・・・他の映画ではあまり見ないけど何故か心地良い、そんな演出は見事。


ただ、前作知らないと意味不明な映画かもしれません。知らない人にとっては、登場人物もわからないし、そんな面々のバックグラウンドもわからないので話についていけないと思います。単純に渋くてかっこいいおじさんたちのド派手なアクションが楽しめるくらいでしょうか。


また、構成にも難ありでした。アクション担当の部隊と裏方である情報を集める頭脳派参謀の二組が物語を進めていくのですが、なんというかアクションに頼りきりでストーリーが浅いというか薄いというか微妙でした。高度な頭脳戦といった場面なんて無かったんじゃないかな? 必死で手に入れた情報を分析して敵の本質を探る、というスパイ映画の醍醐味は無かったです。


なので、前作が好きで雰囲気が好きで続編が見たい!という方にはおすすめです。また、アクション主体のコメディタッチなスパイアクションが見たいという方にもオススメできます。ただ、前作が好きでたまらない方にはあまりオススメできません。個人的には、俳優が好きだし渋い雰囲気も好きなのでまぁまぁ楽しめました。でも、前作のほうが良かったかなぁ・・・


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【映】ガールズ&パンツァー最終章 第1話 ~予想以上のクオリティと笑い!…内容は無茶苦茶だけど~

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いやー、公開かなり楽しみにしていました。そして内容も大満足。新キャラのインパクトだけでなく、映像表現や音、既存キャラクターの使い方などなど、全てが面白かった!早く続きが観たい!と思わせる内容でした。ストーリー展開はあまりにも無茶苦茶で強引だけど。








※多少ネタバレがあります















☆ストーリー
まさかの桃ちゃん先輩が「留年か!?」と徹底的に周りからイジられ、実は浪人しそうだということでまたイジられ・・・そんな桃ちゃん先輩を大学に合格させるために今回から始まった大会で優勝するんだ!というのが筋書き。ちなみに大洗女学園の隊長がみほではなく桃ちゃん先輩になって実績を作ってもらおうという流れです。


でも、今回の1話は日常回と言ってもいいのではないでしょうか。いつものごとく1回戦の試合相手の学園艦に優花里が潜入する動画があったり、戦車がまだ学園艦のどこかに眠っていないか探すため、艦の下層に潜っていったら新しい出会いがあったり・・・そんな下層に潜伏する落ちこぼれの集団が今回の新キャラ。


新キャラ達と一悶着も二悶着もありなんとか仲間になった彼女たちと大会に出るんですが、第1回戦のBC学園がこれまた癖の強い人達で・・・でもBC学園のお嬢様キャラは可愛い・・・そんな対戦相手と試合中に1話が終わる、という感じです。BC学園との戦車戦は一見大洗が優勢だったのですが実はBC学園のとある工作だということが判明してからはかなりの劣勢になってしまうという怒涛の展開に手に汗握りましたね。次はどうなってしまうんでしょうか?


50分位の話なのですが、長くもなく短くもない、ちょうどよい長さですがやっぱりもうちょっと観たかった。次回2話にもかなり期待しています。


☆キャラクター
冒頭からほぼほぼ全キャラが活躍していました。ガルパンの良いところはキャラがやたらと多い割には全キャラちゃんと立ってるところでしょう。ねこにゃーも自動車部もちゃんと出てきてました。


今回は生徒会メンバー、桃ちゃん先輩がMVPですかね。留年!?浪人!?と話題をかっさらって全員が桃ちゃんを助けようと頑張るというストーリーだとは思いもしなかった。アニメシリーズや映画は「廃校を阻止」だったのに、最終章はいきなり「留年・浪人を阻止」というかなり現実的な物語になっているとは・・・だからギャップが面白すぎました。


そして2組の新キャラたち。大洗の学園艦下層に住む落ちこぼれ集団の5人組、BC学園のお嬢様。。。はっきり言って癖が強くてキャラが濃いですね。まだまだ出てきて数十分なので次の話でより個性的で面白く可愛い部分が観れればうれしいですね。


☆ネガティブな感想
大会への参加に関する動機って賛否両論あると思いますが、個人的には無茶苦茶だなぁって感じます。廃校を阻止という大きな目的の元にライバル校が一丸となって大学選抜チームと対戦した感動の劇場版の衝撃は素晴らしかった。でも、今回の最終章はそんな展開を忘れたかのような低レベルな動機。これじゃ感動はできません。


また、学園艦の下層にいた新キャラ。これも強引すぎる設定ですよね。そもそもそんな生徒たちが学園艦の下で生活していたっていう事実がまずありえないと思ったし共感できなかったです。それにBARでお酒的なものを飲んだりバーテンダーの生徒が居たりと、なんだか意味不明な展開でした。


☆総評
とにかく12月9日の公開を待っていました。そしてチケット争奪戦になんとか勝利しTOHOシネマズ上野の結構いい席を取ることができました。映画も、OPからEDまであっという間、日常回から新キャラ登場に新しい大会、そして激しい戦車戦と短い時間の中にたくさん見どころが詰め込まれていて大満足!面白けりゃなんでもありです! 人が少なくなってきたあたりにまた観に行こうかなぁって思います。


※もうアマゾンで最終章第1話のBD予約が始まっていました!


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【他】異世界系ラノベが大好きみたいです

異世界薬局 1 (MFブックス)

異世界薬局 1 (MFブックス)


久々にブログ更新します。去年ぶりかな? でもラノベやマンガはほぼ毎日読んでますし、どんどん新しい作品を開拓する日々を過ごしてます。


最近だとやたらめったら「異世界系」のラノベが増えていますね。さらにそんな異世界系に色んな要素や工夫が観られるところがオモシロイと思ってます。異世界モノが出始めた頃は現実世界で不慮の事故があり、女神様に異世界に飛ばされ(もしくは生まれ変わったら異世界)、すごい能力を使いその世界で無双する。。。という流れがオーソドックスです。




でも最近では、異世界に転生したのが薬剤師だったり建築士だったり、、、という職業ものが面白かったです。『異世界薬局』とかですかね。また、チート能力を持って異世界に転生したはいいけど、一切何もしないニートを前面に押し出した作品だったり、グルメを追求したり商売したりスライムだけを倒しまくったり・・・「異世界」というキーワードを元に色々面白いちょっと斜め上の企画をノベルにするのが最近のトレンドでしょうか?



面白いのはこのあたりかな?だいたい全部読みましたが、だいたい主人公が無双状態なのでストレスなく読めるしスカッとしますね。やっぱり異世界モノの良いところって、主人公が基本的に強いしチート能力を持っているので誰にも負けないところでしょう。簡単に爽快感を感じることができるライトなノベルは今の時代にあっているのかもしれません。


といいつつも、結構前の異世界ラノベって必ずしも主人公が強すぎるってことはないんですよ。具体的には「ゼロの使い魔」とか。そのうち強くなっていくんですが、その過程で色々悩む人間臭さが物語を深くするんですよ。こういう時代のラノベも好きですが、最近の中身のあまり無い、設定コピペラノベは読みやすいので案外好きだったりもします。



では最後に、最近読んだ一番おもしろかった異世界ラノベをご紹介!


公爵令嬢の嗜み (カドカワBOOKS)

公爵令嬢の嗜み (カドカワBOOKS)


「公爵令嬢の嗜み」って作品なんですが、こちらはどちらかというと女性向けでしょうか。しがないキャリアウーマンが不慮の事故のあと異世界に転生します。ここまではよくある設定ですよね。でも、転生した先が中世ヨーロッパ的雰囲気の王宮が舞台の乙女ゲームに出てくる悪役ヒロイン!?ってところが新しい設定でしょう。


ただ、そんな悪役ヒロインだけど持ち前の能力を駆使して領地の内政を任され、教育や貿易、金融などをものすごい勢いでレベルアップさせていく爽快感は読んでいて心地いいんですよ。これはオススメですね!


公爵令嬢の嗜み(1) (角川コミックス・エース)

公爵令嬢の嗜み(1) (角川コミックス・エース)

公爵令嬢の嗜み(2) (角川コミックス・エース)

公爵令嬢の嗜み(2) (角川コミックス・エース)


こちら、コミックも売ってるのでぜひぜひ読んでみてください!では!!

【映】Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower ~かなり丁寧な描写の数々に脱帽~

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※原作(エロゲ)プレイ済み
※アニメ、コミック、ラジオドラマなどなどほぼ制覇


はっきり言って期待してなかったし、前作のFateの映画があまりにも駄作だったのでかなりネガティブな気持ちで観に行きました。でも、この映画はかなり良かったんです。期待以上の面白さを感じました。特に、原作の細かな描写や複雑な登場人物たちの人間関係、ド迫力の戦闘シーン、桜の可愛さとエロさ等々、丁寧に描かれていたのが素晴らしかったです。


冒頭のおとなし目な説明シーンから徐々に本編へ入り、激しいサーヴァントたちの戦闘で一気に物語にのめり込みました。ヘブンズフィールは結構根暗でおどろおどろしい展開が続くのですか、そんなダークさを振り飛ばすほどの激しいアクションはとにかく爽快です。


Fateの中では結構桜は不遇というかあんまり目立たない立ち位置なんですが、Heaven's Feelは主役なのでやっと注目されたか、という感じです。でも桜ってEカップだし柔らかそうだし可愛くて健気で世話焼きな妹キャラなのでもっと人気出てもいいと思うんですけどね。個人的には結構好きですが、ゲーム原作をプレイ済みなので第2章以降の壮絶な展開に戦々恐々としているわけです。


ただ、原作の桜編を知っていると映像を観るのをちょっと躊躇したくなるんですよ。内容が壮絶なのであんまり観たくないというかあのシーンはどう描かれるんだろうかとか凛は大丈夫なのかとか…でもここまでクオリティの高い作品になっているので、次の回もぜひとも観に行きたいとは思っています。


今回の映画、2時間もあったのに中弛みもなく全編楽しく観ることができました。どのあたりまで描かれるんだろうなぁと思ってたら結構良いところまで進んだので個人的には満足です。言峰綺礼のおちゃめなシーンやセイバー、ランサーのあんな場面等々見どころはたくさんありすぎてここでは紹介できないのが辛いところです。Fateを知らない人でも知っている人でも誰でも楽しめるかとは思います。自信を持ってオススメします。


そしてエンドロール後には次回予告。期待がさらに膨らみました。次回は2018年公開予定、楽しみにしています。



Fateを知らない人でも楽しめるとは思いますが、せめてゲームで言うところの序章(凛がアーチャーを召喚してセイバーに出会うまで)をアニメかゲームで観ておいたほうが良いと思います。あとは主要キャラクター(マスターたち)くらいは予習したほうがより楽しめます。


言峰綺礼神父が辛い麻婆豆腐を食べるシーンがありまして、あまりにも印象的だったので映画終わったあと友人と麻婆豆腐食べに行きました。ちょっと辛めの麻婆豆腐って最高ですね!

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Fate/stay night [Heaven's Feel](5) (角川コミックス・エース)

Fate/stay night [Heaven's Feel](5) (角川コミックス・エース)

↓これが世紀の駄作。ほんとにショックでした。

【映】機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦 ~ファーストガンダムは観ておかないと~

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ファーストガンダムは観てません
※「機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅲ 暁の蜂起」は観ました



いやー、面白かった。宣戦布告から戦争状態へ場面が移り、さらにスペースコロニーを地球へ落とすという大規模な作戦の実行を企てるザビ家のストーリーには震えました。また、国と国といった大きな枠組みの中で描かれる壮大なストーリーだけでなく、そんな国の中の様々な立場の個々人に光を当てた細かな物語を挟み込んでくるガンダムという世界の面白さを強く感じました


今回のお話は、シャアをメインに描かれたものというよりは、他のメインではない様々なキャラクターを細かく拾い上げていましたガンダムに乗る前のアムロやランバラル、黒い三連星、セイラたち・・・なので、ファーストガンダムを知らない私としてはよくわからないというのが率直な感想。でも、わからないけど面白かったんですよ。それぞれのキャラクターたちがなぜだか魅力にあふれていたから。


また、ガンダムに詳しい人ならより楽しめるんじゃないかっていう場面が多くて個人的には予習が足りなかったなぁと少し思いました。ランバラルと一緒にいる気の強い女性について結構な時間割いていたり、地球に落とされるスペースコロニーにガスを注入し中にいる住人を昏睡させる場面で仲睦まじく語り合う男女カップルの存在たったり、、、こういうキャラクターについてもガンダムのことをもう少し知っていればより楽しめたのかもしれません。


ただ、今回じっくり見れると期待していたシャアがどうやって武勲を上げたのか、モビルスーツを颯爽と乗り回して連邦軍を翻弄するとかそういう場面があまり観られなかったのはちょっと残念。ま、それは次回楽しもうかなって思ってます。それよりも連邦軍ジオン軍の大艦隊が相対し砲撃戦を行うあまりにも壮大なシーンは流石に脱帽。大きすぎる戦闘シーンは映画館でこそ楽しめる、そんなバカでかい戦艦の力を目の当たりにできたことは結構楽しかったです。


というわけで、今週から来週にかけてファーストガンダムを観て、その上でもう一度オリジンを観ようと思ってます。そして来年5月にあるオリジンにつなげる、そんな感じでガンダムをもっと楽しんでみようかなぁ・・・



【映】ワンダーウーマン ~フルメタル・パニックの相良宗介のような彼女~

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面白くないことはないけど、映画館を出たらこの映画の話題を一切忘れてしまうほどの印象でした。なんというか、ストーリー自体はよくわかったけど、重火器がメインの戦争に剣と盾を持って敵陣へ駆け抜けていく姿は勇ましくもあり滑稽でもありました


そんなアクションシーンはカッコよくてスピーディで勇ましいけど、なんかやっぱり間抜けさを感じてしまうんですよ。真顔で空を飛んだりするシーンは特にそう。あの最低最悪な実写映画の「進撃の巨人」を彷彿とさせるような映像の違和感は笑いを通り越して気持ち悪ささえ感じます。


また、主人公であるワンダーウーマンとそんな彼女を取り巻く「現代」に住むキャラクターたちとの意見の相違やそもそもの常識に関する認識違いが面白いポイントなんでしょう。でも、私的にはちょっと過剰すぎるかなぁと思いつつ若干イライラする場面もちらほら。


主人公のワンダーウーマンは可愛いし美人。女しか存在しない楽園のような土地で幼いころから大人になるまで純粋に育てられた彼女。そんな彼女の前に現れる諜報部員の男性と一緒に行動することになるのですが、現実を知る諜報部員の彼と理想を追い求める純粋な彼女とのやりとりが物語を彩ります。ただ、小さな子供が正義の味方になるんだ!と理想だけを振りかざした変な正義感を元に軽率な行動をしてしまう、そんな危なさを感じました


そして最終的にはワンダーウーマンのパワーでねじ伏せる、異世界からやってきた世間のことを知らないキャラが不思議な力で圧倒する、そんな感じです。フルメタル・パニック相良宗介みたいな感じかな。世間知らず、武力で圧倒、目標達成のためには手段を選ばない、異性に慣れていない。。。なるほど、ありがちなキャラ設定だと思いました。


なので、ストーリーはそこまでおすすめできませんが、アクションシーンの爽快さや豪華な映像表現が観たいのであれば鑑賞する価値は多少あると思います。



※MARVELと比べると面白さに大きな差があるなぁって感じる。MARVELはあんまり知らなくても迫力やキャラのかっこよさ、渋さで面白さをかっさらっていってくれるけど、DCはそもそもキャラ全く知らないし演出面がやっぱりちょっと劣る感じがする。バットマンとかもそうだったし。


「ワンダーウーマン」オリジナル・サウンドトラック

「ワンダーウーマン」オリジナル・サウンドトラック

【映】打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 〜最高の雰囲気アニメ(内容は無い)〜

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ストーリーは全く意味不明だったので星1つ。ループものだってことはわかったけど、後半の内容がかなり微妙だったし救いもオチも無いためもやもや感が止まりません。ヒロインのなずなの駆け落ちを成功させる、という目的で何度もループして都度ネックだった出来事を解決し次の展開へ進んでいくんだけど、後半あたりになるに連れて意味不明な世界観になったり、かなり強引で意味不明な展開で終わったり、ちょっと途中の説明が不足しているなぁと思います。


また、キャラクターは良かったけど声優じゃない人が演技しているためやっぱりずっと違和感を感じていたので星1つ。宮野真守の演技力と主人公の演技の差が気持ち悪かったです。声優陣は豪華で、花澤香菜立木文彦櫻井孝宏豊永利行などなどベテランで演技力に定評のある素晴らしい面々なのですが、声優本業ではない人が主人公クラスを演じるのはちょっとやめて欲しい。ヒロインも多少棒だったので。


(ここから褒めます)
でも、キャラクターや街並みが醸し出す雰囲気がとても良く、さらにそこに落ち着いた音楽が耳元を心地よく刺激します。夏の日差し、田舎の落ち着いた街並み、海と海岸沿いを走る電車の爽やかさ、さすがはシャフトの描く映像美、素晴らしかったです。というか、風景のワンシーンを観ただけで「シャフトだな」ってわかるほどです。夏に雰囲気と心地よい音楽を楽しみたい、という目的があれば十分達成できるので、ストーリーは無視してそれ以外をぜひお楽しみいただければと思います。


夏の朝の爽やかな気分とやや涼しい気候の中で映画館に行き、馬鹿だけど真っ直ぐで熱い学生たちの青春模様を大きなスクリーンで楽しむ、かなりいいものでした。なので、本来なら星2つではあるんですが、映画が醸し出す雰囲気があまりにも良かったので星3つにしています。全力で癒やされたい、ストーリーなんてオマケだよ、と思われる方はぜひすぐにでも観に行ってください!


※余談ですがヒロインのなずなは明らかに某化◯語のひたぎでした。やっぱり同じアニメ製作会社が作るとこうなるか、という感じ。なんだかなぁと思いました。


【映】劇場版 生徒会役員共 ~面白いけど映画でやる必要はなかった~

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※アニメも漫画もOVAも全て見ている状態で映画を見に行きました。



率直な感想は「映画館で観るほどのものではない」という感じ。60分しかないし内容や演出がTVシリーズとほとんど変わらない。その上映画料金はフルプライスの1800円でした。


劇場版だし12禁(「R-12」でした。12歳以上じゃないと観ることができない)ということなので、激しい下ネタのピー音無しバージョンやモザイクがなしバージョンだったらいいなぁ、と期待しつつもそのあたりもTVシリーズと同じです。なんで映画館での公開にした?と疑問に思うほど。映画である良さやオリジナリティ、特別な演出が私は感じられませんでした。


ただ、内容はやっぱり面白い。スズのほのかな恋模様やシノとウオミーのタカトシをめぐる変な対抗心、時々挟みこまれるTVシリーズでもあったミニコーナーも安心の面白さ。時折劇場内でも笑いが起きていました。


でも、やっぱり映画にする必要がないと思います。むしろOVAとかで出してみんなでワイワイ見てるのが一番いいと感じますよ。そんなわけなので、評価は「安心の面白さ」で内容3,「出演する声優陣が大好き」なので配役5、「TVバージョンと変わらないなぁ」と思ったので演出や映像2と1、OP主題歌がTVと同じだった時点で音楽1、トータルの得点は星3つでした。


どうしても観たいならBDが出るまで待ったほうがいいと思います。


【映】スパイダーマン:ホームカミング ~MARVEL作品に詳しければより楽しめる~

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はっきり言って全く期待してなかったし興味もありませんでした。事実、前に見たアメイジングスパイダーマンがあまりにもつまらなくて、このコンテンツにひどい印象を持っているわけです。シビルウォーでもチョイ役としてスパイダーマンが出てきましたが、アイアンマンカッコいいなぁ、という印象にかき消されていました。


と、いきなり辛辣ですが、たまたまムビチケをもらったので観に行ってきたんですよ。そしたら案外面白くて結構楽しめました。


物語はシビルウォーのあたりからスタート。キャプテン・アメリカのシールドを蜘蛛の糸で奪うところから話が始まります。そんな主人公は頭の良い学生で、おしゃべりで若干オタクで太っちょな友人と、ちょっと憧れている女の子を遠目で見つつ何も言えない消極的な学生という感じ。


でも、スパイダーマンのスーツを手に入れてから街の安全を守るため日夜パトロールを続けるうちに大きなじけんに巻き込まれ(というか、自ら介入して)、、、というありきたりなストーリーです。


そんな中でも、アクションシーンは迫力満点で、さらに敵の持つ武器の強さにもめげずに立ち向かっていく子供らしい変な正義感の溢れるストーリーがやや鼻につきます。また、全体的にシリアスとやや抜けたコメディチックなシーンのバランスが絶妙で、ヒーローがシュールに道案内してる姿とか案外面白いなぁって思っちゃいました。


ただ、やはりシビルウォーとか、アベンジャーズとか、アイアンマンとかいろいろ前知識がないと多分よくわからない映画だなぁって思うでしょう。いきなりスターク社のイケメン親父が主人公にスパイダーマンのスーツを渡しているシーンを見ても、なんのこっちゃわかりません(スターク社はアイアンマンの中の人であるなんとか・スタークさんの会社で武器を作ってる)。市民から「あのビル(スターク社)は武器を売って建てたビルだ」と非難されている場面を見ても前知識がないと意味不明でしょう。私もかつてそうでした。


なので、今後アベンジャーズに関わるキャラが出てくる映画は、過去のアベンジャーズやそれぞれの作品(アイアンマンやスパイダーマン、マイティソー、キャプテン・アメリカなど)は予め見ておくべきです。そうすればきっと楽しめるでしょう。星4つくらいは。


ただ、全体的に主人公の子供じみた正義感が鼻についたのと、ストーリーがありきたりだったので星は3つにしました。ヒロインもあまり主人公と絡まないしセクシーさも感じなかったからね。でも、アイアンマンの中の人ロバート・ダウニー・Jrがとにかくかっこよくてセクシーだったので個人的には満足です。


【映】劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女 ~もっと面白く作ってくれよ!待ってたのに!~

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Yahoo!映画でもレビューを書いているのですが、そこで得点を星1つにしています(星5が満点)。


なんというか率直な感想は「面白くありません」でした。ただ、魔法科高校の劣等生の小説やTVアニメシリーズ、マンガなどを楽しんできた方なら、ファンディスク的な位置づけとして楽しめると思います。あくまでファンディスクです。「よくわかる魔法科」的位置づけ程度だと感じました。


そもそも山場もなくオチも弱い。大きな危機があるかと思いきやそうでもなく、結局前説明が弱いまま「流石ですお兄様」状態で終わります。え、ホントに山場もオチもないこの状況で映画終わっちゃうの???とキョトンとしたくらいです。


私自身、小説は発売日に購入し速攻で読み込んでますし、アニメ、マンガも4コマも含めて全て見ています。パシフィコ横浜で行われたイベントにも参加しました。かなりのファンだと自負していますが、そんなヘビーなファン目線でこの映画を評価すると、「駄作」「映画の無駄遣い」「というか適当に作ってないか?」と怒りさえこみ上げるほど面白くなかったのです


せっかく映画を楽しみに待っててやっと見に行けたのにこのザマ、映画なんか作らず、アニメ第2期をさっさと作ってください。追憶編、来訪者編、欲を言えばその先もアニメ化してくれるとうれしいです。


とりあえず、この映画については観に行く価値がない駄作、レンタルで十分です。



※良かった部分は、水着シーン、お風呂シーン、、、だけです。


【映】劇場版名探偵コナン から紅の恋歌〜主役は和葉と平次〜

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トーリーや演出、仄かなラブストーリーは毎度おなじみと思いつつもかなり良かった。冒頭に出てくる大きな事件から、平次をめぐる女の戦い、そしてクライマックスのコナン・平次側の戦いと和葉側の戦いに繋がるストーリーの流れがとにかく面白かった。


正直冒頭は子供だましの映画だろ?と思っていましたが、いつの間にか物語に引き込まれ、瞬きをする暇さえ惜しむくらいハマっていました。


また、登場人物の「大岡紅葉」は可愛いし巨乳だし平次のことを未来の旦那さんと言いつつ和葉を挑発する感じも、それに対抗して負けへんでー!と意気込む和葉も可愛い。。。この映画は和葉と平次の映画と言っても過言ではないですね。


肝心の謎解き・推理的な部分は、百人一首のある歌を元に数々の事件が起こり、それらを追いながら犯人を突き止める、というもの。私自身百人一首はよくわからないけど、京都という雰囲気とかるた部という部活、恋の和歌が上手く映画の基礎となり、終始いい気分で見ることができました。


ただ、この手の映画に多いけど、どうして本業声優以外の人をキャスティングするんでしょうね。とにかく「ド下手」だし、あまりにも「演技に違和感を感じすぎ」てそのキャラが出てくるたびに映画の世界から現実に引き戻されます。そして覚めて冷める。どんなに素晴らしいストーリーと映像表現があっても、こういう演技があるだけで映画の評価はだだ下がりです。


まぁ、エンターテイメント映画としては最高級の面白さなので見る価値はあります!オススメ!!


【映】ゴースト・イン・ザ・シェル 〜北野武の無駄遣いじゃないか?〜

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感想を一言で言うと、そんなに面白くありませんでした。というわけで一つ一つ振り返ってみましょう。


1.物語
全編通して暗くて陰気な内容。ま、それは予想通りなんですか、なんというか爽快な感じや盛り上がる感じがほぼ無く、隠された秘密が明らかに!とか敵を追い詰めて行く激しいアクションなどなど、そういうのがあまりなかったのは残念です。


2.配役
素子(ミラ少佐)やバトーはバッチリな配役だと思います。原作の雰囲気そっくり。荒巻は、、、うーん、北野武にする必要あるか?という感じ。確かに北野武が出てるから映画見よう!と思ったことは否めませんが、英語も話さない、日本語も聞き取りづらい、さらにあんまり活躍しないのでミスキャストだと感じてます。トグサは、まいっかぁという感じ。


3.演出・映像・音楽
北野武が1人だけ日本語を話しているのも少し違和感。製作会社に中国系企業が連なっているせいか、映画全編を通して中華系の雰囲気を彷彿とさせる何かが漂っているんですよね。

別に素子さんが白人女性でも別に構わないし、完全ハリウッドリメイクで豪華で綺羅びやかな映画になってれば全く問題ないと思ってますよ。でも、そんなに迫力ある映画かと言われればそんなことはないし、無理やりハリウッドと中国と日本の主張をそのまま詰め込んだ意味不明な映画に成り下がっているような気がします。

さらに、最後の戦闘シーンなんか興ざめ。ネタバレは極力排除しますが、まさかの展開。もっと迫力ある素子やバトーたちのガンアクションが見たかったのに、そんな敵出てきますか!?という感じ。原作をそこまで深く知らないので的はずれな意見かもしれませんが、個人的には微妙でした。最後の最後の北野武もね。

印象的なシーンは、冒頭のビルから飛び降りて窓を突き破り、、、というシーンくらいですよ。あ、音楽は全く印象に残ってないので星1つです。


という感じの印象です。世界観や雰囲気、キャラクターは大好きな作品なんですが、そこそこ別物の作品だと考えた上で見に行くのがベストだと思います。


最後に、この映画のおすすめポイント!

スカーレット・ヨハンソン(素子)がすごい美人。。。
・バトーがそっくり。
・荒巻が北野武(これ見たい人多いよね?)


攻殻機動隊 PERFECT BOOK 1995→2017

攻殻機動隊 PERFECT BOOK 1995→2017

【主】生命保険勧誘は一言目でバッサリ断る私

昼休みになったら、毎日のように現れ部署内を徘徊し話しかけてくる女性たち。そう、生命保険のセールスの方々です。周りの同僚たちは適当に聞きつつ応対したり、色々と比較検討している風を装ったり、、、と皆さん忙しいなぁって思っちゃいます。


そんな中私はと言うと、一切そういう生命保険の方々とは会話も応対もしません。ファーストコンタクト時、相手が何か言う前に「保険商品、金融商品一切契約しません」と明確にお断りするからです。しかし、さらに食い込んでくる場合もあります。例えば「なぜですか? 他の保険会社を利用されてるとか?」こんな感じ。そう来たらこう返しています。「理由は特にないです」。こう返されると何も言えなくなるからです。さらに話しかけてこられたら無視します。


こんなぞんざいな対応をしていたらいつの間にか一切生命保険会社の方からスルーされるようになりました。でもこの対応、最も感謝される対応だと思うんですよ。なぜなら、営業の方が一番判断しにくい部分を一言目で明確にしているからです。


保険会社の方は、営業先の人達が下記3つのどれに当てはまるのかを瞬時に判断することがおそらくは最も大切だと思うわけです。

1.契約してくれる客
2.契約するかしないか不明な客(もしかしたら契約してくれるかもしれない)
3.契約しない客

この3つ。1なら、どんどん積極的に営業をかけて丁寧にケアして契約に結びつければいいんです。だって、契約成立する可能性も高いし接客時間をかける意味もあります。また3なら、その後一切関わらなければいいんです。いくら話そうが資料を作ろうが契約してくれないんなら、その人にかける時間全てが無駄になるわけです。早々にターゲットから除外すればいいわけですよ。


ただ、問題なのは2。頭のなかでは契約する気なんて全く無いけど、ハッキリと言うことが出来ないからニコニコしつつ説明を聞いてしまう客。毎日毎日生命保険会社の方から説明を受け、資料も作ってもらったけど契約するなんて考えてもいないから、話はずっと平行線。でも、勧める側からすれば、契約できる可能性があるのではないかと考えてしまうので、どんどん営業かけようと思ってしまいます。


このタイプ2の客が一番厄介なわけです。そして、私の同僚はほぼこの2でした。ま、悪いというわけではないし、こういう人かなりたくさんいるのでなんとも言えませんが。。。ただ、私は相手の貴重な時間を奪うのが嫌だったし、無駄な時間を増やしてしまうことに罪悪感があったので、断固として一言目にお断りするようにしていました。


そんな私、生命保険の何を知ってるんだ?と聞かれても何も答えられません。死んだらお金貰えるんでしょ?くらいの認識です。でも、なんで親世代は生命保険をありがたがってるんでしょうね。もはや生命保険教という宗教団体に入信してるんじゃないかってくらい異常さを感じます。保険商品の内容なんて全く説明できないのに、保険会社の方の感じが良かった、とか親戚から勧められてるから、とか変な人間関係や義理、人情で契約してる場合が物凄く多いし(私のイメージ)。


なんか変なモノですよね。保険ってやつは。


生命保険は「入るほど損」?!

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生命保険のカラクリ

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生命保険のウラ側 (朝日新書)

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【趣】『この世の果てで恋を唄う少女YU−NO』がリニューアル!号泣。。。


『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がPS4でリニューアル! 15年前くらいにセガサターンでプレイして感動に打ち震えた超名作が時を越えてまた遊べるなんて夢のようです。15年前のプレイ時は内容が高度すぎてすごく楽しめたは楽しめたのですが、内容が理解できず流してしまった部分も結構あるんですよ。なので、あらためてリニューアルされたゲームで一つ一つのシーンをじっくりと楽しみたいなと思っています。


私はこのゲーム原作者である「菅野ひろゆき」さんの大ファン。私にとって神様以上の存在です。そんな菅野ひろゆきさんの3大名作が『EVE burst error』『DESIRE』そして『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』だと個人的に思っているのですが、これら3作品はアドベンチャーゲームの面白さを何倍にも増幅させた斬新かつ高度な仕組みが導入されています。マルチサイトシステム、A.D.M.S.(Auto Diverge Mapping System)。。。ま、調べてみてください。色んな所で絶賛されてますので。


そんなゲームの仕組みはもちろんのこと、シナリオの奥深さ、様々な理論や学問が織り込まれた知的好奇心の固まりのような一言一言がとにかく面白い!さらには菅野さんが描くお調子者の台詞回しは今でもお腹を抱えて笑ってしまいます。数学、物理学、考古学、心理学や宗教学、さらには重火器や政治などなどの知識を物語に分かりやすく面反映させたシナリオ構成は素晴らしい。いろんな事を勉強させてもらいました。


特にこのYU-NOは、複雑な人間関係と研究内容に引き込まれ、次に何が起こるかわからない緊迫感溢れるシーンに恐怖を覚え、何度も何度もこの場面で必要な情報は何か?と悩みながら紐解いていく面白さがたまりません。主人公の間の抜けた台詞の数々も、ちょこっとHな展開も、BGMも全てが面白い。単なる選択肢を選んで進めていくだけのアドベンチャーゲームとは違う、未だに新しい可能性に溢れた最高のアドベンチャーゲームだと思っています。20年前くらいに出たゲームですが、今になってもこのゲームを超える仕組みを搭載したアドベンチャーゲームは見たことがないですね。


ただ、ネガティブな事を言うと、このゲーム相当難易度が高いです。攻略サイトが無いとクリアはほぼ不可能だと思います。とあるシーンまでたどり着いたけど、そのシーンに必要なアイテムを持っているかどうかでシナリオが分岐するし、そのアイテムを手に入れるには別ルートで物語を進めないといけなかったりするし、わざわざ別ルートを進めていてもいつの間にか更に違ったルートに入り込んでいることもあるし・・・という袋小路を何度も繰り返す必要があるからです。はっきり言ってめんどくさいゲームなんですよ。


でも、その面倒くささを超える面白さがあるので、ぜひリニューアルした今過去の超名作エロゲを多くの方にプレイしてほしいです。オススメ!


※マルチサイトシステム
ゲームをプレイしてみないとこの仕組の面白さ、奥深さが分からないのですが、簡単に言うと同じ時間軸内にある二つの視点が交互に影響し合って物語が進んでいく、というか影響をさせ合わないと物語が進まない仕組みがマルチサイトシステム。ある一方の視点の目の前で事件が起こっているとすると、もう一方の視点ではその事件を引き起こしている場面が映し出される、みたいな感じ。



↓そんなマルチサイトシステムが使われている菅野ひろゆきさんの超名作はこちら↓

EVE burst error R

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↓菅野ひろゆきさんの名作の数々↓

ミステリート 八十神かおるの挑戦!

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