てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【主】偏った思想を持つ教師から受ける歴史教育は人生を狂わせる


私、小中高の学生生活のことを全然覚えてないんです。どんな授業があったのかとか、遠足で何をしたとか実はほとんど記憶にありません。そんな中、かなり強烈に覚えている教師がいます。それは高校時代の日本史の教師です。この教師はかなり教育熱心で、授業以外に自主的に受験対策として日本史の講義を行っていました。その姿勢はかなり熱く、理想の教師だと言っても過言ではありませんでした。


しかし、思想がかなり偏っていました。具体的には日韓関係や日中関係についての話です。この教師のスタンスは「日本側が圧倒的に悪いことをした」という思想でした。南京大虐殺は日本が引き起こした大犯罪だ、韓国に対して伊藤博文は最低のことをやったなどなど、歴史のことを自身で判断出来る知識など持ち合わせていないものですから、完全に鵜呑みにしてしまったことを今でも覚えています。


こんな教育を2年生の始めから3年生の終わりまでずっとされ続けたら「日本は悪い」という考えや思想を嫌で持ってしまいます。実際に私もそういう思想を大学入学時までずっと持っていました。非常に間違った危険な思想を自分の歴史観として持ち合わせていたことは今でも恥ずかしく思います。


そんな私に全く逆の思想を教えてくれたのが「ゴーマニズム宣言」でした。具体的には「戦争論」という本です。思想が端から端へ飛びましたが、この本を読んでこれまで学んできた歴史教育がすべて正しいわけではないと言うことを学びました。歴史もそうですが、日々報道されるニュースや身の回りの様々な物事は、多角的な視点で分析しなければ真実は見えてこないのだと理解できました。そして、ただ一方的な視野で物事を判断してしまうと偏った思想になってしまうことも実体験を踏まえて学ぶことが出来ました。


この高校時代の歴史教育こそが私の今の価値観になっています。多角的に物事を見る癖をつける。一方の意見を聞いたら逆方向にいる反対勢力の意見も聞き物事を理解する。また、各種マスコミの報道も絶対的な価値観だとは思わず、自分で出来る範囲で情報を収集してみることが大切であることも知りました。


とある日本史の教師から学んだ価値観。反面教師であった彼女に今は深く感謝しています。


ゴーマニズム宣言SPECIAL 新・堕落論

ゴーマニズム宣言SPECIAL 新・堕落論

新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論

新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論

【主】職場では深い人間関係なんて必要ないんじゃないか?

断る力 (文春新書)

断る力 (文春新書)


「お互いのことをよく知るため」という名目で飲み会を開きたがる人が組織内には少なからずいます。それはある意味正しい行動かもしれません。しかし、上から言われていやいや参加している部下も数多くいるのが現実です。twitterを見ていると、飲み会嫌だ的なツイートか数多く発信されているのをよく見かけます。良好な人間関係作りに必要なんだ、と言われても私は首をかしげたくなります。


私は、仕事上での良好な人間関係は仕事中に作るべきものだと考えています。飲み会といった業務外で人間関係を良くするとか、不平不満等を言わせてガス抜きをする、という話は逃げだと思っています。仕事中にそういったことができないのはある意味問題です。仕事は仕事時間内に完結させるべきです。仕事時間中に出来ないから飲み会を開くといった行為は、業務改善ができない単なる思考停止だと考えてしまいます。


そもそも、仕事をする上で良好な人間関係を過度に求める必要はあるのでしょうか。確かに人間関係は大切です。ギクシャクしている職場よりも気軽に話せる人たちと一緒に仕事をする方が良い成果を生み出せると思います。しかし、それ以上の変な人間関係を求められる職場も数多くあると思います。


多いのはプライベートに関する話。ある程度は話すのですが、恋愛事情や独自でやっている勉強のこと、交友関係等々あまり話したくないことも突っ込まれたりされれば本気で嫌になります。職場の人間関係なんて上辺だけ良好にしておけば良いと思っています。職場から一歩でも外に出たらプライベートの空間になります。ここからは一切干渉されたくないと思っている私としては、仕事上で必要とされる関係以上に踏み込んでこられるのは不快以外の何ものでもありません。


今回書いた内容は極端な話かもしれません。ただ、上司には話せない、周りに伝えることが出来ないと思っている人も少なからずいるのが現状です。仕事場はあくまで仕事をし目的を達成するための場です。労働力、価値を提供する場でしかありません。だから、最低限必要とされる関係を構築し、目的を効率的効果的に達成できるような場にしていきたいなと思います。


人生がうまくいく人の断る力

人生がうまくいく人の断る力

営業マンは断ることを覚えなさい (知的生きかた文庫)

営業マンは断ることを覚えなさい (知的生きかた文庫)

小心者でもサラリとかわせる「断る」心理テクニック

小心者でもサラリとかわせる「断る」心理テクニック

だから、「断ること」を覚えなさい! (PHP文庫)

だから、「断ること」を覚えなさい! (PHP文庫)

【写真集】さくらのおと 佐倉綾音ファースト写真集 ~エロスと爽やかな健康美がたまらない!~

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始めに言っておきますが、水着とかそういう写真はほぼほぼ無いです。ちょっときわどいかなぁ・・・って感じるのは、表紙の衣装の写真が数点というところでしょうか。むしろ表情とか爽やかさとか無邪気な笑顔とか、そういう自然な雰囲気がとても良かったです。


髪型も、ショートヘアだけでなくセミロングだったりアップにしたりとバリエーション豊か。個人的に好きなカットはショートヘアで丸メガネ、そんなあやねるが街中でコーヒーやパンを食べながら散歩しているあたりです。彼女とデートなう的な感じ? これ、結構良いですね~ こういう自然体な雰囲気と意識せず取っている普段のポージングがとても可愛かったです。


他にもリラックスした部屋着だったり爽やかな水色のワンピースの衣装は可愛さ引き立ってますね。かと思えば着物や浴衣なんて和風な装いもあったりします。作品のアフレコ中っぽい写真もあるので、かなりバリエーション豊かな写真が詰まった写真集だと思いました。


佐倉綾音ファースト写真集『さくらのおと~佐倉綾音フォトブック~』

佐倉綾音ファースト写真集『さくらのおと~佐倉綾音フォトブック~』


これは買いですね!あやねるファンなら大満足できると思います!!


【採】優れた組織にいたから自分も優れているに違いないと誤解している人たち

「無名×中小企業」でもほしい人材を獲得できる 採用ブランディング

「無名×中小企業」でもほしい人材を獲得できる 採用ブランディング


かなり前に私が通っていた大学が主催する就職相談会というものがありました。就職活動を控えた後輩に対し就活体験や仕事の話、人事の視点等を先輩としてアドバイスするイベントです。皆さん意欲的で、さらに上昇志向も高くぜひ頑張って欲しいなと思える出会いがたくさんありました。


その中でこんな質問、というか実績のアピールがありました。それは「有名なコンサルティング会社でインターンをした経験がある。だからマクドナルドでバイトしてるような人よりも評価は高いと判断されるのでは」といったご意見。


私が人事担当者として答えたのはちょっと厳しい意見でした。「働いていた場所が有名なコンサルティング会社であろうがマクドナルドであろうが関係ない。大切なのは何をやったか、どんな経験をしてどんな学びがあったのか。もしマクドナルドの優れた教育システムや人材管理手法、店舗の運営を経験しているのであれば、それは大きな戦力になると期待できる」というような意見を話したことがあります。


所属している組織が有名だったり人気が高かったり実績が優れていたりすると、所属しているだけで優秀であると判断されがちです。また、所属している側も自分は優秀なんだと錯覚してしまうことがあります。確かにその組織内で多くの実績を作ったり様々な経験をしていれば優秀であるかもしれません。だからこそ、様々な人と交流し自分の市場価値を知っておく必要って重要なんですよね。


今回のケースは、まさに「優れた組織に居るから自分も優れているに違いない病」でした。こういう考えって人事の立場からすると結構鼻につくんですよ。だからこそ、そういう姿勢は止めた方が良いよ、とアドバイスだけはしておきました。また、私も組織名や大学名に対する先入観にとらわれないよう気をつけて人を見ていかないとダメだなぁ、と反省できた経験でした。


採用基準

採用基準

ダイレクト・リクルーティング -新しい採用の常識- (DOBOOKS)

ダイレクト・リクルーティング -新しい採用の常識- (DOBOOKS)

採用を変える、組織が変わる

採用を変える、組織が変わる

「使える人材」を見抜く 採用面接

「使える人材」を見抜く 採用面接

新卒採用力が会社の未来を決める!

新卒採用力が会社の未来を決める!

【主】ブラック企業とは、ブラック社員の集合体である


キツイ、残業時間が200時間を超える、専門的なスキルが身につかない。。。ブラック企業とはこういう組織なんですよ、という噂や記事がありました。本当かどうかは知りませんし多少誇張もあるでしょう。しかし、ブラック企業の定義とはこういう組織なのかな思えてしまいます。


しかし、この様な組織の中でも活き活きと働けている人も数多くいるのが事実です。いくら世間的にはブラックだと言われていても、厳しい環境下でもモチベーションを高く保ち楽しく仕事をする人にとっては、その組織はブラック企業では無いと言えます。外面と内面でここまで差が出来る理由は何なのか。おそらくこの部分にブラック企業の根本的な問題が隠されているように思います。


私が思うに、ブラック企業というのは 「ブラック社員の集合体」 だと思っています。キツイ、残業時間が多いというのは確かに物理的に仕事量が多い、人手が少ないという問題に起因するとは思います。しかし、帰りやすい雰囲気が全く無かったり、残業をすることを評価する評価者の存在、大声で怒鳴ったり根性論を第一にかざすことが教育だと思っている職員がいたりと、ブラックさを作り上げているのは中で働く職員自身だったりすることが多いのではないでしょうか。


私自身も経験しました。定時で帰ろうとすると 「もっと仕事しろ」 的な圧力を加えられたり、大声で人前で怒鳴られたり、気合いや根性で何とかなるという具体的でない仕事のやり方説明を受けたりしました。当時の残業時間は平均80時間程度でした。巷にあふれる残業時間自慢を見ると少なめかもしれません。しかし、やらなくてもいいが「やらざるを得ない雰囲気のある残業」がある時点で問題がありますので、この部分を見ればブラックなのかもしれません。


私の経験は置いといて、やはりブラック企業というものはいくら組織の構造やシステムを変えたところで改善されるとは思えません。組織の中で働く人がブラックさを作り上げているので、人を総入れ替えするか、教育研修を通じて徐々に今の時代に合った効率的な組織の運営方法を伝えていく必要があると思います。


最後に、ブラックだと入社して気づいたら、早く辞める方が良いと思います。我慢する時間があるのなら、そのモチベーションや能力をもっと自分が伸び伸びと仕事が出来る環境で発揮するべきだと思います。自分で組織を変えてやる!という意気込みはすばらしいとは思います。しかし、組織化した人たちの堅牢さはどうあがいても変えることは出来ません。


なので、転職などを通じて仕事をたくさん経験してみて、その中で最も自分に合った職場で働けばいいのではと私は思います。


ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書)

ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書)

ブラック企業経営者の本音 (扶桑社新書)

ブラック企業経営者の本音 (扶桑社新書)

ブラック企業完全対策マニュアル (晋遊舎新書 S15)

ブラック企業完全対策マニュアル (晋遊舎新書 S15)

ブラック企業のない社会へ――教育・福祉・医療・企業にできること (岩波ブックレット)

ブラック企業のない社会へ――教育・福祉・医療・企業にできること (岩波ブックレット)

巨大ブラック企業

巨大ブラック企業

ブラック企業に勤めております。 (集英社オレンジ文庫)

ブラック企業に勤めております。 (集英社オレンジ文庫)

【映】映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me- ~こんなにも面白いとは思わなかった!~

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「映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-」をノリで見に行ってきたんですが、、、いやー、驚きました。かなり面白かった!


観る前は全く期待してなかったし、よりにもよってなんでまた中二病が新作?と思ってしまいました。でも、映画の冒頭で撮影タイムがあるという新しい取り組みが気になってノリで映画館に行ってきました。


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(※映画の冒頭で撮影OKタイムがありました)


1.ストーリー

内容はTVシリーズとあまり変わりません。六花が中二病から卒業するとかしないとか、そして十花(六花の姉)が六花をイタリアへ連れて行こうとし、それに抵抗する六花や勇太たちが奔走するという内容。


でも、京都から兵庫や大阪、さらには東京から北海道と日本中を飛び回るダイナミックな展開。さらにその行き先で観光したり美味しいものを食べたり、京都アニメーションが出掛けたあのアニメのあんな場所が描かれたり、、、そして「中二病でも恋がしたい 戀」1話で六花が言ってた「お城の建物」に入ろうとしたり・・・そんな細かな演出がとにかく面白かった!


また、内容もギャグからシリアスまでバランス良く盛り込まれていました。森夏と凸守の弱みを握った十花が二人を手足のように使ったり、この二人の変な関係などなどがかなり詰め込まれているので、ギャグパートはかなりの面白さです。OVAでクリスマスパーティの後、豪華客船のデッキで倒れざまにキスをしてしまった凸守と森夏の写真を晒すぞ、と脅され西へ東へと喧嘩をしながらも仲良く?走り回る二人、この二人の変な関係が好きなのでもっとやれ!って思っていましたね(笑)。一緒にベッドで抱き合いながら一晩明かすシーンはかなりの見どころかも・・・


シリアスなパートも、勇太と六花のこれからの関係について悩んだりギクシャクしたり、十花と六花の現状について真剣に話し合ったり、さらには六花の母まで出てきたり・・・TVシリーズとはまた違った真剣な二人の関係を観ることが出来ました。

2.キャラクター

キャラクターもみんなちゃんと出番があったのは良かったですね。六花や勇太だけでなく、森夏、凸守、くみん先輩は相変わらずの活躍っぷり。さらに個人的に好きな七宮が結構なキーポジションを担っていたのは嬉しかった。中二病を捨て自分を変えるのか、はたまた現状を維持するのか。七宮は前者を選んだけど、六花にはどうしてほしいのか。そんな二人を奮い立たすためにしっかり行動できる強さ、いやー、いいキャラですね。幸せになってほしかった。


六花の母は童顔で美人。ちょっと子供っぽいかなぁ。でも娘思いの可愛らしいキャラクターでした。十花さんも厳しいけどとても妹思いの美人。そんな十花さんがこの映画の重要なポジションを最初から最後まで取り続けるとは思いもしなかったなぁ。凸守と森夏はホントにバラエティ担当。各地の美味しいものを食べたり、喧嘩したり照れたり・・・付き合っちゃえよ!と思ってしまいました。


あと、どうでもいいですが一色もあんなところで出てきたのは笑いしかなかったです。ほんと、出番一瞬だったなぁ。。。


3.まとめ

といったわけで、かなり完成度の高い映画だったと思います。「中二病でも恋がしたい」のファンなら観ておいて損はないでしょう!また、京アニの色んなアニメがところどころ出てくるのも見どころです。オススメ!



中二病でも恋がしたい! コンパクト・コレクション Blu-ray

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中二病でも恋がしたい!シリーズ イラストレーションワークス -Take Your Heart-

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KAエスマ文庫 中二病でも恋がしたい! 4 虎虎

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【映】キングスマン:ゴールデン・サークル ~演出は最高だけどストーリーがあまりにも微妙~

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今年2018年初映画鑑賞! 前作が面白かった「キングスマン:ゴールデン・サークル」を早速見てきました!! TOHOシネマズを6回鑑賞したら1回無料になる特典を使ったのでお得に見ることができたんですよね。でも、感想は・・・という感じです。


感想
冒頭から凄まじい場面の連続!いきなり物語に引き込まれました。前作のラストの場面からの今作の冒頭、素晴らしい繋がりを魅せてくれました。また、ホッとしたのも束の間、いきなりどん底に突き落とされ場面が大きく変わる演出は素晴らしいと思います。


今回の映画はイギリスからアメリカ、さらには別の国まで場面が移り変わります。さらにキングスマンというスパイ組織だけでなく、アメリカの同様の組織までも出てきて共に大きな陰謀を突き止めようと奔走するシリアスな展開、そしてなぜか真面目にやってるはずなのに笑いがこみ上げてくるようなコミカルなシーンなどなど、緩急がわかりやすく付いているところがキングスマンの面白さなんだと感じています。


特に音楽の使い方が上手い。激しい戦闘シーンなのにロック的な音楽を流したり、エルトン・ジョンがピアノを引いたり・・・他の映画ではあまり見ないけど何故か心地良い、そんな演出は見事。


ただ、前作知らないと意味不明な映画かもしれません。知らない人にとっては、登場人物もわからないし、そんな面々のバックグラウンドもわからないので話についていけないと思います。単純に渋くてかっこいいおじさんたちのド派手なアクションが楽しめるくらいでしょうか。


また、構成にも難ありでした。アクション担当の部隊と裏方である情報を集める頭脳派参謀の二組が物語を進めていくのですが、なんというかアクションに頼りきりでストーリーが浅いというか薄いというか微妙でした。高度な頭脳戦といった場面なんて無かったんじゃないかな? 必死で手に入れた情報を分析して敵の本質を探る、というスパイ映画の醍醐味は無かったです。


なので、前作が好きで雰囲気が好きで続編が見たい!という方にはおすすめです。また、アクション主体のコメディタッチなスパイアクションが見たいという方にもオススメできます。ただ、前作が好きでたまらない方にはあまりオススメできません。個人的には、俳優が好きだし渋い雰囲気も好きなのでまぁまぁ楽しめました。でも、前作のほうが良かったかなぁ・・・


tel-01.hateblo.jp

【映】ガールズ&パンツァー最終章 第1話 ~予想以上のクオリティと笑い!…内容は無茶苦茶だけど~

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いやー、公開かなり楽しみにしていました。そして内容も大満足。新キャラのインパクトだけでなく、映像表現や音、既存キャラクターの使い方などなど、全てが面白かった!早く続きが観たい!と思わせる内容でした。ストーリー展開はあまりにも無茶苦茶で強引だけど。








※多少ネタバレがあります















☆ストーリー
まさかの桃ちゃん先輩が「留年か!?」と徹底的に周りからイジられ、実は浪人しそうだということでまたイジられ・・・そんな桃ちゃん先輩を大学に合格させるために今回から始まった大会で優勝するんだ!というのが筋書き。ちなみに大洗女学園の隊長がみほではなく桃ちゃん先輩になって実績を作ってもらおうという流れです。


でも、今回の1話は日常回と言ってもいいのではないでしょうか。いつものごとく1回戦の試合相手の学園艦に優花里が潜入する動画があったり、戦車がまだ学園艦のどこかに眠っていないか探すため、艦の下層に潜っていったら新しい出会いがあったり・・・そんな下層に潜伏する落ちこぼれの集団が今回の新キャラ。


新キャラ達と一悶着も二悶着もありなんとか仲間になった彼女たちと大会に出るんですが、第1回戦のBC学園がこれまた癖の強い人達で・・・でもBC学園のお嬢様キャラは可愛い・・・そんな対戦相手と試合中に1話が終わる、という感じです。BC学園との戦車戦は一見大洗が優勢だったのですが実はBC学園のとある工作だということが判明してからはかなりの劣勢になってしまうという怒涛の展開に手に汗握りましたね。次はどうなってしまうんでしょうか?


50分位の話なのですが、長くもなく短くもない、ちょうどよい長さですがやっぱりもうちょっと観たかった。次回2話にもかなり期待しています。


☆キャラクター
冒頭からほぼほぼ全キャラが活躍していました。ガルパンの良いところはキャラがやたらと多い割には全キャラちゃんと立ってるところでしょう。ねこにゃーも自動車部もちゃんと出てきてました。


今回は生徒会メンバー、桃ちゃん先輩がMVPですかね。留年!?浪人!?と話題をかっさらって全員が桃ちゃんを助けようと頑張るというストーリーだとは思いもしなかった。アニメシリーズや映画は「廃校を阻止」だったのに、最終章はいきなり「留年・浪人を阻止」というかなり現実的な物語になっているとは・・・だからギャップが面白すぎました。


そして2組の新キャラたち。大洗の学園艦下層に住む落ちこぼれ集団の5人組、BC学園のお嬢様。。。はっきり言って癖が強くてキャラが濃いですね。まだまだ出てきて数十分なので次の話でより個性的で面白く可愛い部分が観れればうれしいですね。


☆ネガティブな感想
大会への参加に関する動機って賛否両論あると思いますが、個人的には無茶苦茶だなぁって感じます。廃校を阻止という大きな目的の元にライバル校が一丸となって大学選抜チームと対戦した感動の劇場版の衝撃は素晴らしかった。でも、今回の最終章はそんな展開を忘れたかのような低レベルな動機。これじゃ感動はできません。


また、学園艦の下層にいた新キャラ。これも強引すぎる設定ですよね。そもそもそんな生徒たちが学園艦の下で生活していたっていう事実がまずありえないと思ったし共感できなかったです。それにBARでお酒的なものを飲んだりバーテンダーの生徒が居たりと、なんだか意味不明な展開でした。


☆総評
とにかく12月9日の公開を待っていました。そしてチケット争奪戦になんとか勝利しTOHOシネマズ上野の結構いい席を取ることができました。映画も、OPからEDまであっという間、日常回から新キャラ登場に新しい大会、そして激しい戦車戦と短い時間の中にたくさん見どころが詰め込まれていて大満足!面白けりゃなんでもありです! 人が少なくなってきたあたりにまた観に行こうかなぁって思います。


※もうアマゾンで最終章第1話のBD予約が始まっていました!


tel-01.hateblo.jp

【他】異世界系ラノベが大好きみたいです

異世界薬局 1 (MFブックス)

異世界薬局 1 (MFブックス)


久々にブログ更新します。去年ぶりかな? でもラノベやマンガはほぼ毎日読んでますし、どんどん新しい作品を開拓する日々を過ごしてます。


最近だとやたらめったら「異世界系」のラノベが増えていますね。さらにそんな異世界系に色んな要素や工夫が観られるところがオモシロイと思ってます。異世界モノが出始めた頃は現実世界で不慮の事故があり、女神様に異世界に飛ばされ(もしくは生まれ変わったら異世界)、すごい能力を使いその世界で無双する。。。という流れがオーソドックスです。




でも最近では、異世界に転生したのが薬剤師だったり建築士だったり、、、という職業ものが面白かったです。『異世界薬局』とかですかね。また、チート能力を持って異世界に転生したはいいけど、一切何もしないニートを前面に押し出した作品だったり、グルメを追求したり商売したりスライムだけを倒しまくったり・・・「異世界」というキーワードを元に色々面白いちょっと斜め上の企画をノベルにするのが最近のトレンドでしょうか?



面白いのはこのあたりかな?だいたい全部読みましたが、だいたい主人公が無双状態なのでストレスなく読めるしスカッとしますね。やっぱり異世界モノの良いところって、主人公が基本的に強いしチート能力を持っているので誰にも負けないところでしょう。簡単に爽快感を感じることができるライトなノベルは今の時代にあっているのかもしれません。


といいつつも、結構前の異世界ラノベって必ずしも主人公が強すぎるってことはないんですよ。具体的には「ゼロの使い魔」とか。そのうち強くなっていくんですが、その過程で色々悩む人間臭さが物語を深くするんですよ。こういう時代のラノベも好きですが、最近の中身のあまり無い、設定コピペラノベは読みやすいので案外好きだったりもします。



では最後に、最近読んだ一番おもしろかった異世界ラノベをご紹介!


公爵令嬢の嗜み (カドカワBOOKS)

公爵令嬢の嗜み (カドカワBOOKS)


「公爵令嬢の嗜み」って作品なんですが、こちらはどちらかというと女性向けでしょうか。しがないキャリアウーマンが不慮の事故のあと異世界に転生します。ここまではよくある設定ですよね。でも、転生した先が中世ヨーロッパ的雰囲気の王宮が舞台の乙女ゲームに出てくる悪役ヒロイン!?ってところが新しい設定でしょう。


ただ、そんな悪役ヒロインだけど持ち前の能力を駆使して領地の内政を任され、教育や貿易、金融などをものすごい勢いでレベルアップさせていく爽快感は読んでいて心地いいんですよ。これはオススメですね!


公爵令嬢の嗜み(1) (角川コミックス・エース)

公爵令嬢の嗜み(1) (角川コミックス・エース)

公爵令嬢の嗜み(2) (角川コミックス・エース)

公爵令嬢の嗜み(2) (角川コミックス・エース)


こちら、コミックも売ってるのでぜひぜひ読んでみてください!では!!

【映】Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower ~かなり丁寧な描写の数々に脱帽~

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※原作(エロゲ)プレイ済み
※アニメ、コミック、ラジオドラマなどなどほぼ制覇


はっきり言って期待してなかったし、前作のFateの映画があまりにも駄作だったのでかなりネガティブな気持ちで観に行きました。でも、この映画はかなり良かったんです。期待以上の面白さを感じました。特に、原作の細かな描写や複雑な登場人物たちの人間関係、ド迫力の戦闘シーン、桜の可愛さとエロさ等々、丁寧に描かれていたのが素晴らしかったです。


冒頭のおとなし目な説明シーンから徐々に本編へ入り、激しいサーヴァントたちの戦闘で一気に物語にのめり込みました。ヘブンズフィールは結構根暗でおどろおどろしい展開が続くのですか、そんなダークさを振り飛ばすほどの激しいアクションはとにかく爽快です。


Fateの中では結構桜は不遇というかあんまり目立たない立ち位置なんですが、Heaven's Feelは主役なのでやっと注目されたか、という感じです。でも桜ってEカップだし柔らかそうだし可愛くて健気で世話焼きな妹キャラなのでもっと人気出てもいいと思うんですけどね。個人的には結構好きですが、ゲーム原作をプレイ済みなので第2章以降の壮絶な展開に戦々恐々としているわけです。


ただ、原作の桜編を知っていると映像を観るのをちょっと躊躇したくなるんですよ。内容が壮絶なのであんまり観たくないというかあのシーンはどう描かれるんだろうかとか凛は大丈夫なのかとか…でもここまでクオリティの高い作品になっているので、次の回もぜひとも観に行きたいとは思っています。


今回の映画、2時間もあったのに中弛みもなく全編楽しく観ることができました。どのあたりまで描かれるんだろうなぁと思ってたら結構良いところまで進んだので個人的には満足です。言峰綺礼のおちゃめなシーンやセイバー、ランサーのあんな場面等々見どころはたくさんありすぎてここでは紹介できないのが辛いところです。Fateを知らない人でも知っている人でも誰でも楽しめるかとは思います。自信を持ってオススメします。


そしてエンドロール後には次回予告。期待がさらに膨らみました。次回は2018年公開予定、楽しみにしています。



Fateを知らない人でも楽しめるとは思いますが、せめてゲームで言うところの序章(凛がアーチャーを召喚してセイバーに出会うまで)をアニメかゲームで観ておいたほうが良いと思います。あとは主要キャラクター(マスターたち)くらいは予習したほうがより楽しめます。


言峰綺礼神父が辛い麻婆豆腐を食べるシーンがありまして、あまりにも印象的だったので映画終わったあと友人と麻婆豆腐食べに行きました。ちょっと辛めの麻婆豆腐って最高ですね!

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Fate/stay night [Heaven's Feel](5) (角川コミックス・エース)

Fate/stay night [Heaven's Feel](5) (角川コミックス・エース)

↓これが世紀の駄作。ほんとにショックでした。

【映】機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦 ~ファーストガンダムは観ておかないと~

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ファーストガンダムは観てません
※「機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅲ 暁の蜂起」は観ました



いやー、面白かった。宣戦布告から戦争状態へ場面が移り、さらにスペースコロニーを地球へ落とすという大規模な作戦の実行を企てるザビ家のストーリーには震えました。また、国と国といった大きな枠組みの中で描かれる壮大なストーリーだけでなく、そんな国の中の様々な立場の個々人に光を当てた細かな物語を挟み込んでくるガンダムという世界の面白さを強く感じました


今回のお話は、シャアをメインに描かれたものというよりは、他のメインではない様々なキャラクターを細かく拾い上げていましたガンダムに乗る前のアムロやランバラル、黒い三連星、セイラたち・・・なので、ファーストガンダムを知らない私としてはよくわからないというのが率直な感想。でも、わからないけど面白かったんですよ。それぞれのキャラクターたちがなぜだか魅力にあふれていたから。


また、ガンダムに詳しい人ならより楽しめるんじゃないかっていう場面が多くて個人的には予習が足りなかったなぁと少し思いました。ランバラルと一緒にいる気の強い女性について結構な時間割いていたり、地球に落とされるスペースコロニーにガスを注入し中にいる住人を昏睡させる場面で仲睦まじく語り合う男女カップルの存在たったり、、、こういうキャラクターについてもガンダムのことをもう少し知っていればより楽しめたのかもしれません。


ただ、今回じっくり見れると期待していたシャアがどうやって武勲を上げたのか、モビルスーツを颯爽と乗り回して連邦軍を翻弄するとかそういう場面があまり観られなかったのはちょっと残念。ま、それは次回楽しもうかなって思ってます。それよりも連邦軍ジオン軍の大艦隊が相対し砲撃戦を行うあまりにも壮大なシーンは流石に脱帽。大きすぎる戦闘シーンは映画館でこそ楽しめる、そんなバカでかい戦艦の力を目の当たりにできたことは結構楽しかったです。


というわけで、今週から来週にかけてファーストガンダムを観て、その上でもう一度オリジンを観ようと思ってます。そして来年5月にあるオリジンにつなげる、そんな感じでガンダムをもっと楽しんでみようかなぁ・・・



【映】ワンダーウーマン ~フルメタル・パニックの相良宗介のような彼女~

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面白くないことはないけど、映画館を出たらこの映画の話題を一切忘れてしまうほどの印象でした。なんというか、ストーリー自体はよくわかったけど、重火器がメインの戦争に剣と盾を持って敵陣へ駆け抜けていく姿は勇ましくもあり滑稽でもありました


そんなアクションシーンはカッコよくてスピーディで勇ましいけど、なんかやっぱり間抜けさを感じてしまうんですよ。真顔で空を飛んだりするシーンは特にそう。あの最低最悪な実写映画の「進撃の巨人」を彷彿とさせるような映像の違和感は笑いを通り越して気持ち悪ささえ感じます。


また、主人公であるワンダーウーマンとそんな彼女を取り巻く「現代」に住むキャラクターたちとの意見の相違やそもそもの常識に関する認識違いが面白いポイントなんでしょう。でも、私的にはちょっと過剰すぎるかなぁと思いつつ若干イライラする場面もちらほら。


主人公のワンダーウーマンは可愛いし美人。女しか存在しない楽園のような土地で幼いころから大人になるまで純粋に育てられた彼女。そんな彼女の前に現れる諜報部員の男性と一緒に行動することになるのですが、現実を知る諜報部員の彼と理想を追い求める純粋な彼女とのやりとりが物語を彩ります。ただ、小さな子供が正義の味方になるんだ!と理想だけを振りかざした変な正義感を元に軽率な行動をしてしまう、そんな危なさを感じました


そして最終的にはワンダーウーマンのパワーでねじ伏せる、異世界からやってきた世間のことを知らないキャラが不思議な力で圧倒する、そんな感じです。フルメタル・パニック相良宗介みたいな感じかな。世間知らず、武力で圧倒、目標達成のためには手段を選ばない、異性に慣れていない。。。なるほど、ありがちなキャラ設定だと思いました。


なので、ストーリーはそこまでおすすめできませんが、アクションシーンの爽快さや豪華な映像表現が観たいのであれば鑑賞する価値は多少あると思います。



※MARVELと比べると面白さに大きな差があるなぁって感じる。MARVELはあんまり知らなくても迫力やキャラのかっこよさ、渋さで面白さをかっさらっていってくれるけど、DCはそもそもキャラ全く知らないし演出面がやっぱりちょっと劣る感じがする。バットマンとかもそうだったし。


「ワンダーウーマン」オリジナル・サウンドトラック

「ワンダーウーマン」オリジナル・サウンドトラック

【映】打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 〜最高の雰囲気アニメ(内容は無い)〜

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ストーリーは全く意味不明だったので星1つ。ループものだってことはわかったけど、後半の内容がかなり微妙だったし救いもオチも無いためもやもや感が止まりません。ヒロインのなずなの駆け落ちを成功させる、という目的で何度もループして都度ネックだった出来事を解決し次の展開へ進んでいくんだけど、後半あたりになるに連れて意味不明な世界観になったり、かなり強引で意味不明な展開で終わったり、ちょっと途中の説明が不足しているなぁと思います。


また、キャラクターは良かったけど声優じゃない人が演技しているためやっぱりずっと違和感を感じていたので星1つ。宮野真守の演技力と主人公の演技の差が気持ち悪かったです。声優陣は豪華で、花澤香菜立木文彦櫻井孝宏豊永利行などなどベテランで演技力に定評のある素晴らしい面々なのですが、声優本業ではない人が主人公クラスを演じるのはちょっとやめて欲しい。ヒロインも多少棒だったので。


(ここから褒めます)
でも、キャラクターや街並みが醸し出す雰囲気がとても良く、さらにそこに落ち着いた音楽が耳元を心地よく刺激します。夏の日差し、田舎の落ち着いた街並み、海と海岸沿いを走る電車の爽やかさ、さすがはシャフトの描く映像美、素晴らしかったです。というか、風景のワンシーンを観ただけで「シャフトだな」ってわかるほどです。夏に雰囲気と心地よい音楽を楽しみたい、という目的があれば十分達成できるので、ストーリーは無視してそれ以外をぜひお楽しみいただければと思います。


夏の朝の爽やかな気分とやや涼しい気候の中で映画館に行き、馬鹿だけど真っ直ぐで熱い学生たちの青春模様を大きなスクリーンで楽しむ、かなりいいものでした。なので、本来なら星2つではあるんですが、映画が醸し出す雰囲気があまりにも良かったので星3つにしています。全力で癒やされたい、ストーリーなんてオマケだよ、と思われる方はぜひすぐにでも観に行ってください!


※余談ですがヒロインのなずなは明らかに某化◯語のひたぎでした。やっぱり同じアニメ製作会社が作るとこうなるか、という感じ。なんだかなぁと思いました。


【映】劇場版 生徒会役員共 ~面白いけど映画でやる必要はなかった~

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※アニメも漫画もOVAも全て見ている状態で映画を見に行きました。



率直な感想は「映画館で観るほどのものではない」という感じ。60分しかないし内容や演出がTVシリーズとほとんど変わらない。その上映画料金はフルプライスの1800円でした。


劇場版だし12禁(「R-12」でした。12歳以上じゃないと観ることができない)ということなので、激しい下ネタのピー音無しバージョンやモザイクがなしバージョンだったらいいなぁ、と期待しつつもそのあたりもTVシリーズと同じです。なんで映画館での公開にした?と疑問に思うほど。映画である良さやオリジナリティ、特別な演出が私は感じられませんでした。


ただ、内容はやっぱり面白い。スズのほのかな恋模様やシノとウオミーのタカトシをめぐる変な対抗心、時々挟みこまれるTVシリーズでもあったミニコーナーも安心の面白さ。時折劇場内でも笑いが起きていました。


でも、やっぱり映画にする必要がないと思います。むしろOVAとかで出してみんなでワイワイ見てるのが一番いいと感じますよ。そんなわけなので、評価は「安心の面白さ」で内容3,「出演する声優陣が大好き」なので配役5、「TVバージョンと変わらないなぁ」と思ったので演出や映像2と1、OP主題歌がTVと同じだった時点で音楽1、トータルの得点は星3つでした。


どうしても観たいならBDが出るまで待ったほうがいいと思います。


【映】スパイダーマン:ホームカミング ~MARVEL作品に詳しければより楽しめる~

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はっきり言って全く期待してなかったし興味もありませんでした。事実、前に見たアメイジングスパイダーマンがあまりにもつまらなくて、このコンテンツにひどい印象を持っているわけです。シビルウォーでもチョイ役としてスパイダーマンが出てきましたが、アイアンマンカッコいいなぁ、という印象にかき消されていました。


と、いきなり辛辣ですが、たまたまムビチケをもらったので観に行ってきたんですよ。そしたら案外面白くて結構楽しめました。


物語はシビルウォーのあたりからスタート。キャプテン・アメリカのシールドを蜘蛛の糸で奪うところから話が始まります。そんな主人公は頭の良い学生で、おしゃべりで若干オタクで太っちょな友人と、ちょっと憧れている女の子を遠目で見つつ何も言えない消極的な学生という感じ。


でも、スパイダーマンのスーツを手に入れてから街の安全を守るため日夜パトロールを続けるうちに大きなじけんに巻き込まれ(というか、自ら介入して)、、、というありきたりなストーリーです。


そんな中でも、アクションシーンは迫力満点で、さらに敵の持つ武器の強さにもめげずに立ち向かっていく子供らしい変な正義感の溢れるストーリーがやや鼻につきます。また、全体的にシリアスとやや抜けたコメディチックなシーンのバランスが絶妙で、ヒーローがシュールに道案内してる姿とか案外面白いなぁって思っちゃいました。


ただ、やはりシビルウォーとか、アベンジャーズとか、アイアンマンとかいろいろ前知識がないと多分よくわからない映画だなぁって思うでしょう。いきなりスターク社のイケメン親父が主人公にスパイダーマンのスーツを渡しているシーンを見ても、なんのこっちゃわかりません(スターク社はアイアンマンの中の人であるなんとか・スタークさんの会社で武器を作ってる)。市民から「あのビル(スターク社)は武器を売って建てたビルだ」と非難されている場面を見ても前知識がないと意味不明でしょう。私もかつてそうでした。


なので、今後アベンジャーズに関わるキャラが出てくる映画は、過去のアベンジャーズやそれぞれの作品(アイアンマンやスパイダーマン、マイティソー、キャプテン・アメリカなど)は予め見ておくべきです。そうすればきっと楽しめるでしょう。星4つくらいは。


ただ、全体的に主人公の子供じみた正義感が鼻についたのと、ストーリーがありきたりだったので星は3つにしました。ヒロインもあまり主人公と絡まないしセクシーさも感じなかったからね。でも、アイアンマンの中の人ロバート・ダウニー・Jrがとにかくかっこよくてセクシーだったので個人的には満足です。