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TEL's room.com

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

お堅い「経営戦略」を柔らかく学ぶことができる本をご紹介します

書評 ビジネス書

新人OL、社長になって会社を立て直す (青春新書プレイブックス)

新人OL、社長になって会社を立て直す (青春新書プレイブックス)

 

おととしから去年にかけて、物語の中にドラッカーやマーケティング、生産管理などといった経営に必要なノウハウを入れるビジネス小説や注目されてきました。その中でも一番有名な本がもしドラでしょう。この本が出てから急激にドラッカーの知名度が上がったような気がします。

 

しかし、そもそもドラッカーなんてはっきり言って超マイナーです。街ゆく人に「ドラッカー知ってますか?」と聞いても大半は知らないでしょう。大学で経営学部に入ってる人やビジネスの現場の経営層や、ある程度意識の高い人しか知らないのではないかとすら思います。でも、ドラッカー教授の著作は本当に素晴らしい。組織を運営する者にとって必須の考え方、哲学を学ぶことができると思います。そんな学びの機会を高校の部活といった身近な設定で楽しむことができたのはすごい功績なんじゃないかって思います。

 

今回ご紹介する本は、もしドラのように物語を通じて経営の話を学ぶことができるものです。OLがイタリアンレストラン経営を任され、失敗や試行錯誤を繰り返し、経営を機動に乗せていくストーリーです。この本を読むことで、企業の戦略とは何か?そしてマーケティングの立案過程、作成方法が物語を通して身につきます。

 

具体的には、戦略的にいかにして他社との差別化を図り収益を上げていくかを小説仕立てのストーリーの中で描かれているビジネス書です。ちなみにこの本の主題は「経営戦略とは何か」ですね。

 

私自身、大学時代に経営戦略に関するゼミに所属していましたので、ある程度経営戦略について知っているつもりでした。しかし、実際の経営現場で戦略を立案し、行動できるようなレベルにまで落としこむノウハウや過程はわかっていませんでした。

 

そんな経営戦略の立案から行動レベルへの落としこみをわかりやすく物語調で書かれているのがこの本です。たかだか200ページの本ですが、実際の経営現場ではどのよなことが行われているのかが驚くほど安易に学べる良書です。久々にいい本に出会えました。

 

組織を経営する立場でない人でも、チームの経営、自分自身の経営、家庭の経営などなど皆さん知らず知らず行なっているものです。「経営」は人生の中で切っても切り離せないものです。だからこそ、一度効果的な経営戦略について学んでみるのもいいのかもしれません。