てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

経営層が語る会社説明会以外は必要ないのではないか?

新卒採用が始まると、会社説明会と証したイベントが各地で頻繁に行われます。会社説明会に出席し面接へ挑むという流れがあるため、ある種選考の一部分という位置づけなのかもしれません。私も新卒時代にかなりたくさん参加しました。

 

ただ、この説明会は先着順で締め切られていきますので、お目当ての会社説明会に参加できなかったり、当時大阪在住だったので東京でしか行われない説明会には参加できなかったりと結構ハンデがありました。会社説明会はあくまで会社の概要や採用方針等を伝える場です。しかし、この説明会に出席していないとその後の選考に進めないことが多々あったため、若干苛立ちを感じていたのも事実です。

 

そして、運良く説明会に参加できたとしても、人事担当がさらっとHPやリクナビに載ってるレベルの概要をただ話すだけだったり、意気揚々と事前に撮影した社内写真をパワーポイントに貼り付けて公開したりするだけの1時間だったりします。参加するのが時間の無駄だと何度思ったことか。中には非常にためになるものもありましたが、大半が参加する意義を感じないものでした。

 

では、どんな説明会に感銘を受けたのか。それはやはり会社のトップや経営層が出てきて語ってくれる説明会です。社員とは話す態度も雰囲気もオーラすらも違うなって感じることが多かったです。さらに、トップが出てくることで採用への本気度、意気込みの高さを強く感じることが出来ました。多忙な組織の長が面接ではなく説明会に出てきて話をする、ということはほとんどあり得ないことです。しかし、そんなあり得ないことを実行できる組織は面白さを感じずにはいられません。

 

ちなみに新卒時代、社長が説明会に出てきた会社は3社でした。人材系の会社が2社、テレビゲーム会社が1社。共に本気で良い人材を採用したいという意気込みを強く感じた説明会だったことを覚えています。150社以上エントリーした中で社長に会えたのが3社。ご縁は無かったのですが、素晴らしい話を聞くことができたので内定を取ること以上に有意義な体験が出来たと感じています。

 

リクナビや自社HPの採用ページに書かれた内容をただ伝える説明会なんて不要です。だからこそ、わざわざ会場を借り人を集めて開催する意義をもう一度考え、有意義な説明会を実施していきたいなと思います。

 

ドラッカー名著集1 経営者の条件

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