読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

TEL's room.com

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

仕事ができないのは貴方のせいではない ~上司と若手の働き方~

教育 組織

子供の頃、親から「なんでできないの!」「誰でもこんな事できるよ!」と言われ続けた経験はないでしょうか? 私はあります。未だに覚えています。こんなことを言われた子供はどうなるか? 答えは一つ。確実に落ち込みます。そして、自分はできない子なんだと思い込みモチベーションも下がってしまいます。この悪循環が学習意欲を削ぎ、結果として全くプラスにはならなくなります。

 

ここで反論。ここまで言えば子供は「そんなことない!」と奮起し、逆にモチベーションを上げ成長するに違いない。こんなことを考える親もいます。確かにそんなこともあるかもしれません。でも、あえてこのようなことを期待するよりも、言わない方がはるかにリスクは少ないです。また、他にモチベーションを上手く上げる方法があるはずです。

 

では、 なぜ上手くモチベーションを上げる方法を試さないのでしょうか。それは、教え方がわからないからです。たとえば私の経験を少しお話しすると、作文の書き方がわからず 「なんでできないの!」と言われた経験があります。その時「こんなこと小学校1年生でもできる!」と言われました。

 

しかし、作文などの文章を書く方法を上手に指導できる人を今のところあまり見たことがありません。なぜなら文章を書く のは結構難しい技術が必要だと思うからです。小学校でこんなことを教えることが出来る先生なんて失礼な言い方ですがほとんどいないのではないかと思うくらいです(時間的な問題含む)。

 

でも、書店に行けば作文の書き方に関する本は山のように置いています。つまり教えることは可能なんです。また、自分が作文を書いた際の経験談や注意すべきポイントをまとめて上手に伝えることも一つの手です。多少めんどくさいけど、やれないことはないはずです。でも、めんどくさいし時間がかかるためやらないんでしょう。こんな教えるべき人達・親の姿勢が、子供の学習意欲やモチベーションを削いでいくんですね。こんな現状、最近どこかで見たような・・・

 

そう、こんな話と同じような現象が日本の至る所で起こっています。なんと、日本を代表する一流企業の中でも頻繁に起きているんです。

 

仕事の基本的なやり方から、与えられた職務の処理方法、マニュアル、先輩が持っている経験則等々を後輩や部下に上手く指導できない、もしくは教えない。過去の記事でも触れましたが、先輩職員は、後輩は苦労して仕事のやり方を身につけるべきだ、1から自分で考えてやるべきだ、俺と同じように苦しんでノウハウを身につけるべきだ、昔からそうやってきたんだ、と考えている人が結構いるんです。ホントですよ。

 

このような上司の下にいたらどうなるか。上記に書いたように親から「なんでできないの!」と言われるかのごとく、モチベーションを下げ、自分を責め、心に病気を生み出し、最悪欝の発病→休職なんてことにもなりかねません。私も欝の一歩手前までいった経験があります。

 

これは組織にとっては大きなマイナスです。マイナスだと思わなければいけません。マイナスだと思わない人が多いってのもある意味問題ですが、圧倒的にマイナスだと思わない人のほうが多いんです。

 

だからこそ、トップマネジメントレベルで組織の目標を提示し、上司と呼ばれる人たち個人個人の意識を変え、部下への教育方法を省みさせる必要があります。それも、組織として上司と呼ばれる人達にコーチング等の教育を行うシステムを機能させないとダメですね。

 

そういや昔、「褒める技術」なんて本を読んだことがあります。人は叱っても動かない。むしろ褒めて気持ちよくなってもらったほうが、今後の仕事に良い影響を与えてくれるって話だったかな。私 自身も褒められたらいつも以上の力を発揮できる自信があります。おだてられたら木でもスカイツリーでも喜んで駆け登れるくらいです。モチベーションをコン トロールすることってマネジメント(この場合はプロジェクト管理なんかを指します)の中で最も大事な事なんだと思えるくらいです。

 

<結論>

結局何が言いたいのかというと、若手の皆さんが「仕事ができない」と日々落ち込んだりしてるのは、自分の能力ではなく上司の指導が悪いかマニュアル等が上手く整備されていないか、という原因が結構大きいので落ち込む必要なんか無いんだよってことです(自分の能力が原因という場合もありますが、それは微々たるものです)。むしろ私なら、部下を落ち込ませずモチベーションを高い状態に維持しつつ指導ができるような仕組みを考えたいですね。賛否両論あると思いますが。

 

また、どうしても落ち込み続けるような状況になるんであれば、職場を変える等働く環境を変えてみてください。ハードルは高いかもしれませんが、働きやすさを追求することのほうが大事だと私は思いますので。嫌な事をずっと続けても人生つまらないだけだと思います。

 

もう今の時代の働き方と過去の働き方は全く違います。技術や世界情勢の変化だけでなく、働き方の変化にも意識を向けそれに合わせた仕事をする必要があると思うんです。上司も部下も組織にいる人達全員がそうです。お互いがお互いを尊重し合い、やる気を高め仕事が出来るような世界にしていきたいですね。

 

働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)

働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)