てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

民間企業よりも良い職場なのか?

採用基準

採用基準

 

本当か嘘かは分かりませんが、小学生の将来なりたい職業アンケートでナンバー1に輝いた職業。それが「公務員」だと何かしらのウェブサイトに掲載されていました。でも、Googleで「小学生 職業 公務員 1位」と検索すると、結構な数の記事が出てきます。少なからず公務員になりたいと考えている小学生は多いのかもしれません。確かに公務員という職業は、世のため人のために直接働くことが出来る公共性の高い仕事です。しかし、そこまで考えて公務員になりたいと考えている小学生は多いのでしょうか?

 

警察官や消防士になりたい、という話なら分かります。アニメや漫画で度々登場し、そして大抵の場合格好よく描かれています。でも、役所の職員などに夢を感じるでしょうか。別に役所の仕事を否定しているわけではありません。しかし、小学生時代に役所の仕事をイメージすることはほぼ不可能だと思います。大人になっても、4,50歳の人でも役所の人間がどんな仕事をしているのか知らない人の方が多いんですから、それが小学生ならなおさらイメージしにくいと思います。

 

それ以上に、野球選手やパイロット、歌手といった仕事の方が遙かにイメージしやすく憧れも持ちやすいような気がします。あくまで私の勝手な価値観ですが、そこまでずれているとも思えないわけです。ではなぜ小学生の将来なりたい職業のトップが公務員になるんでしょうか?

 

このような結果になった理由はひとえに親世代の影響だと思います。散々親や近所の方々から、公務員になるべき、という話を聞いた人は多いはずです。そしてその言い分の背景は、安定、身分や給与の保障、世間体等々があると思います。確かにそれは正解でもあり不正解でもあります。必ずしも安定しているかと言われればそうではない部分もたくさんあります。しかし、親世代の公務員神話とも言うべき 「民間企業以上である感」 は揺るぎないわけです。

 

さらに、結婚をする場合に相手の両親への受けがものすごい良いという話も聞きます。私自身も公務員になったとき、親から 「これで結婚は安泰だな」 と言われた記憶があります。その瞬間激しい気持ち悪さを感じたのですが。。。このような思考に陥った人の考え方を変えることはほぼ不可能であるとも思います。

 

つまり、親が子どもに就いて欲しい職業、ではなく就かせたい、就けと強制したい職業のトップが公務員なんですね。別に否定はしませんし、そういう考えがあってもかまわないとさえ思っています。しかし、個人的にはこの様な考えは大嫌いです。人にはやっぱり向き不向きややりたいこと、目標があります。その自分の方向性と公務員の働き方、キャリアが一致すればぜひ挑戦してみてはとは思うのですが、何となく安定してるからという理由で選ぶのは変だよなぁとも思います。

 

公務員を目指されている方は、一度立ち止まって1年程度受験勉強に投資する価値があるかどうか考えてみたください。それからでも受験は遅くありません。

 

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

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