てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

センチメンタルグラフィティは凄まじい自己中ゲームだ

 

たしか高校時代だったかな。この伝説的なゲームを購入しそして絶望しました。前評判や事前に少しずつ出された情報がとにかく高いクオリティだったのでかなり注目されていたゲームだったんですが、発売されたものはちょっと違和感のあるものでした。 

 

どんな違和感があったのかというと、キャラクターデザインが違う、ゲームシステムがダメすぎる、、、等言えばきりがないくらい「別物」だったわけです。さらにゲームのシステムや攻略に必要な要素も予想の遥か斜め上を行くものでした。 

 

具体的に言うと、主人公が12人の女性とデートするためには、バイトをして交通費を捻出し、日本中に散らばった女性の元に様々な交通機関を使い会いに行き好感度を上げる必要があります。そしてあまり会いに行かないと勝手に怒って拗ねます。そんな女性をフォローするためにまたアルバイトを行うわけです。ひどい設定ですよね。

 

また、ヒロイン一人一人を攻略するのは簡単です。攻略したい一人に絞ってデートを繰り返しイベントを回収すれば告白できる状態になります。しかしそれはトゥルーエンディングではありません。トゥルーエンディングに到達するためには全キャラクター同時攻略という難易度の高いプレイをする必要があります。私の場合、トゥルーエンディングに到達できたのは2人だけでした。。。

 

そんなゲームなんですが、なぜかまたやりたくなるんですよね。システムはひどいし背景は実写を加工したかのようなイメージ。でも、雰囲気やストーリーはやっぱり面白いので、押入れの中にあるセガサターンを引っ張り出してきてもう一度プレイしてもいいかなって思えるんです。

 

世間をかなり賑わした名作になりきれなかった伝説のゲーム。もし見つけることが出来ればぜひ一度プレイしてみてくださいな。

 

センチメンタルグラフィティ for Windows

センチメンタルグラフィティ for Windows