嫌なことは嫌だとはっきり主張しよう!
- 作者: バルバラベルクハン,Barbara Berckhan,瀬野文教
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2001/04/10
- メディア: 単行本
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日本では空気を読み相手が何を言いたいかを察して行動する、ということが美徳とされています。相手の表情や雰囲気、話しぶりから察してあげるわけです。ある人が「飲み会に行きます」と言っていても、表情が暗かったりそもそもその人が自分の意志をはっきりと出せない人ならば、察してあげて誘わない、もしくは飲み会自体を開かないであげることも必要になる場合があります。こんな無言のコミュニケーションというものが日本ではまかり通っているんです。
しかし私は言いたい。相手が100%自分の言葉に乗らない裏の意志を察してくれるかと言えばNOです。言いたいこと、本音なんて言わないと伝わらないんです。自分が嫌なことははっきりと「嫌だ」と伝えないと絶対に伝わりません。また、伝えないと自分がやりたくないことをやらされるばかりか、今後もずっとやる人だと認識されて不利益を被ることにもなります。
まあ、これは大学時代に留学生と頻繁に接するような環境にいたせいかもしれません。多少は建前も使ってはいましたが、本当に嫌なことややりたくないことに対して「嫌だ」と言うことに躊躇が無い人たちが多かったように感じています。逆に無理なら無理、嫌なら嫌だとはっきり言っても彼らは感情的に落ち込んだりすることもなく、単純に価値観が違うだけだと判断しさらっと流してくれましたので、かなり付き合いやすかったことを覚えています。
そんな経験からでしょうか。相手のことを考え相手を不快な気分にさせるのは嫌だから自分が我慢する、なんてことはさっさとやめるべきだと思っています。また、はっきりと意思表示した際に相手が不快な気分になったり嫌がらせ等の不利益を与えられるんだったら、その関係を切り捨てればいいだけの話です。どのみちそんな上辺だけの関係なんて有害なので切り捨ててしまってもあなたの人生に何の影響も与えません。むしろ良くなることしかりです。
以前このブログで「人付き合いは自分のわがままで決めて良いものだと思う」という主張を書いたことがありますが、まさに今回のこの記事の要旨もその通りだと思っています。相手のことを過度に考えすぎて自分を傷つけてしまうことは有害です。そんなことにならないよう、自分に正直に嫌なことははっきりと嫌だと言うようにしましょう!
嫌な仕事をするのはもうやめにしよう (働くことが楽しくなるレーネンさんの教え)
- 作者: ウィリアム・レーネン,伊藤仁彦
- 出版社/メーカー: マキノ出版
- 発売日: 2012/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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