【採用】応募者に配慮しない企業は即刻辞退するべきだ
- 作者: 樋口弘和
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/01/20
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先日受けた面接での出来事です。遠方での面接だったのでかなり前から準備し、交通手段もチェックし当日を迎えたわけです。そして先方へ時間どおり到着し待合室へ通されました。早速面接などの選考があるのかと思いきや、「すぐ担当の者を連れて参りますので」と受付の方に言われてはや1時間、何も音沙汰のないまま放置されました。
この時点で志望度は0になり、荷物をまとめて帰ろうとしたところ担当者が登場。謝罪も何もないまま一方的に筆記試験を手渡されまた放置。途中で帰りにくくなったので一応受験し面接を受け帰りました。滞在時間は4時間。その内放置された時間ははや1時間半以上。本気で無駄な時間だと感じました。
ここで面接を含めた採用活動の基本を私なりにお話します(一応採用担当してたこともあるので)。採用試験に来られる方々が最も注目するのは採用担当者です。そして採用にかかる取り組みをも判断されることもあります。つまり、採用担当者がその組織の代表として見られる上に、企業全体の良し悪しをも判断されかねないポジションなわけです。私も採用担当の時は服装から髪型、言葉遣いまですべて気をつけていました。
今回の経験では、まず採用活動に真摯さと本気さを全く感じませんでした。また、採用担当者の応募者に対する姿勢が悪すぎます。私はこの方や採用活動からこの企業を全く良い組織だと感じなくなりました。ちなみにこの企業はおそらくある程度の方が知っているレベルの高収益企業。イメージは良すぎるくらいです。でも、たかだか2,3時間でその評価が180度変わってしまうんです。
これは教訓になります。私自身が今後また採用活動に関わった際には、こういう応募者からの評価視点を徹底的に注意したいと思っています。そして、採用活動では自分たちも評価されているんだということを肝に銘じるようにしたいと思います。この視点が欠けている採用担当者は実は多いかもしれません。
採用活動は綺麗事を言うと「企業と応募者との対話の場」です。お互いがお互いを理解し判断する場なんです。だからこそ、お互いが誠意を持って対応するべき儀式なのかもしれないですね。
- 作者: 岩澤みどり、海老原恭子
- 出版社/メーカー: アスク出版
- 発売日: 2009/03/03
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