【趣】BLとの出会い (男なのにBLに理解がある理由)
- 出版社/メーカー: ブックマン社
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私は男でノーマルな人です。。。こう書くと余計に怪しい感じがしますがどノーマルです。。。ホントですよ?
なんでこんなことを書いたかというと、以前お仕事で「BLゲーム(Boys Love:男同士の恋愛的なあれこれ)」に少しだけ関わってしまったからです。だから比較的BLに理解があります。当時在籍していた会社は「プロジェクト」ごとにスタッフを編成し、クライアントからのオーダーに対してソリューションを提供するという仕事でした。あ、リクナビ風にかっこよく書きましたが、やってることはお客様の注文した内容にそって仕事をしているだけです。
そんな中で上司から「土日に仕事入ってくれない?」というオーダーがあったんですよ。まぁ特に用事ないしいいかなと承諾したら、「今度の仕事はちょっと特殊だけでお前なら出来る」となんか濁された感じの説明があり「ん?」と思いつつ追求したら「いや、単なる恋愛アドベンチャーゲームだよ、好きでしょ?」と言われて、「ときメモとかTO HEARTみたいなゲームっすか?」と聞いたら「そうそう、まさにそんな感じ!」といつも異常に、、、ではなくいつも以上に強く推してくるので、若干の違和感を感じつつその日は帰宅。。。
そして翌日。恋愛アドベンチャーゲーム好きだし楽しみだなぁ、と思いつつチームに合流しました。その日のチームは5人。私以外は全員女性。9割が男性の職場なので珍しいなぁとかなんとか思いながらゲームの設定資料等を確認したとこと1つ違和感を感じてしまったんです。そんな違和感をその日のチームリーダーにぶつけてみまして。
私「このゲーム、女性キャラ、、、いないと思うんですが?」
リ「うん、このゲームに出てくるキャラは全員男だよ?(何言ってんだこいつ?)」
私「えっ? で、でも恋愛アドベンチャーゲームですよね???」
リ「そうそう。恋愛アドベンチャーゲーム(何言ってんだこいつ?)」
私「男しかいないっすよ???」
リ「男同士でヤるんだよ」(「ヤ」にアクセント)
私「ヤる?????」
リ「ふふふ(何言っ(略)」
※リ:リーダー(腐女子)
この時点で意味不明。半ばパニックになりつつボーッとしてると、チームメンバーからとりあえず一通りプレイしてみるか。と1時間程度プレイしてみました。話の内容はここでは伏せますが、結構引き込まれる深い内容でさらに面白い!? 前半は恋愛要素もなく、主人公の絶望とサブキャラとの友情、裏切り等々があり息をつかせぬ展開に一喜一憂。あっという間に物語に引きこまれていきました。。。
なんだ、この感動的で且つ美しい物語は!? ビジュアルも綺麗だし、登場人物(注:全員男)も綺麗で美しい。例えるならママレードボーイの「遊」のような美しさ。そんな美しいビジュアルと儚くも悲しい物語は佳境へ進み、主人公はサブキャラクターと密室へ。
そして、2人の美しい男はおもむろに引かれ合いまさぐりあい生まれたままの姿へ・・・あー。
リ「どうだった???」
私「ちょっ、い、今いい所!!!」
という感じで仕事1日目がスタートしました。男同士でナニをどうやってヤるんだろう・・・と思いつつ仕事の内容はテキストチェック(文章に誤字脱字がないか調べる)と音声チェック(音声と文章が合致してるかチェック)を命じられ業務開始。
また初めから一文一文チェックしつつ、声優さんのボイスを聞きつつ誤字脱字がないかチェックしていきました。そして来ました例のシーン。先ほどお預けをくらったあのシーンです。このシーンでも仕事は仕事。音声と文章を一文一文チェック。でもストーリーは予想もしない展開へ!?
直接的な言い方は避けます。とりあえず私の感想は「なんで入れるの!!!」「そこは違う!!!」。。。
また、このシーンは「おぉぉ(太い声)」とか「はっ!(太い声)」とか「ふふふ(太い声)」とか「感じろよ(太い声)」とか「全て忘れちまえよ、いや、忘れさせてやるぜ(太い声)」とか「あっ、お願い、きて(透明感のある声)」という感じ。いや、来るなよ。。。これらを文章と音声をチェックしつつ異なるものを文章化しクライアントに報告するわけですね。。。はぁ。
こんな仕事を一週間ぶっ続けでヤったんです。いやー、トラウマですね、前半の2日間の感想は。でも不思議なことに「慣れる」んです。さらに、慣れたら「楽しく」なるんです。そういうシーンも違和感なく普通に見れるんです。AVの監督とかモザイクをつける人とかもこういう感覚なんですかね。いわゆる「悟り」を開いた気分です。
ちなみに、キャラクターのイメージは「やんちゃで明るいキャラ(業界用語では「攻め」と言うらしい)」「細くてなよなよしたキャラ(業界用語では「受け」と言うらしい)」という2種類のキャラがいました。まぁ、もっとたくさんキャラはいるんですけどね。ちなみに黒子のバスケに例えると前者が「青峰」、後者が「黒子」というところでしょう。
という特殊な仕事を経験したせいで「BL」を理解できるようになってしまったんです。。。はい、どうでもいい話でした(´・ω・`)
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