てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【主】テレビが無くても十分生活は出来る

私は最近までテレビを持たない生活をしていました。期間にして5年以上。テレビが無くても全く生活に困ることもなく、むしろ他に面白い趣味が増え案外充実したプライベートを過ごせていたと思っています。

 

しかし、周りからの目線や意見は基本的にはネガティブな方向に偏りすぎていました。「情報収集できないじゃん」「ドラマやバラエティの話ができないと困らない?」「ニュース見られないのは危険」・・・といったのが大方の意見です。はっきり言ってどうでもいい内容ばかりで辟易しました。

 

「情報収集できないじゃん」、と言われても、テレビからしか情報収集出来ないわけではありません。携帯電話やPCを使ってウェブにアクセスすれば瞬く間にあらゆる情報にアクセスできます。テレビと違うのは「受動的」か「能動的」かの違いでしょう。テレビから情報収集している人は基本的には受け身です。必要な情報を収集することではなく、なんとなく見てた番組から面白い情報をゲットできた、というパターンが多そうですね。思いがけない情報を入手できるという点ではテレビは面白いものかもしれません。

 

しかしウェブであれば、必要な情報、欲しい情報にたどり着くためには検索して自分で見つける必要があります。目的ありきで情報にアプローチしなくてはいけません。でも案外適当にウェブの世界を放浪するのも面白かったりします。つまり、テレビからしか情報収集できないって思っている方の意見は単純にテレビが最も優れた情報発信装置だと思い込んでいるだけの狭い考え方なのではないかと思うわけです。

 

「ドラマやバラエティの話」については確かにそうだと思います。見てない以上、そういう話に混ざることはできません。ネットからそういった情報を収集したとしてもそれはかなり限定的な情報であり、映像を見た人と比べれば圧倒的に情報量は少ないと思われます。

 

でも、結構長いこと仕事をしてきましたが、職場でドラマの話やバラエティの話をしたことってほぼ皆無です。多少あったと思いますが、それがメインの話題になることなんてほとんどありませんでした。まぁ、働く先の業界や働いている人たちの好みってのもあると思いますが、私はこういう話をするのが好きな人たちが集まる職場にはいなかったというだけかもしれません。ただ、ドラマやバラエティの話ができなくても困ることはないと言えます。他の話すればいいんですし。。。

 

「ニュース見られないのは危険」というのはどうでしょう? 私自身テレビのニュースを真剣に見たことが無いので案外どうでもいいことです。誤解を恐れずに言うと、誰がどこで死のうが離婚しようが、海外のどこで凶悪事件があろうが政治家が汚職しようが私には無関係です。どうでもいい話です。投資とかやっているのなら重要な情報源となるかもしれませんが私には関係のない話です。ワイドショーやテレビニュースは私にとって不必要などうでもいい話題が9割以上を占めています。だから見られないことは危険でも何でもありません。

 

さらに、今やニュースはすぐにウェブで発信されます。動画すらアップロードされタイムリーに見たい時に見ることができます。テレビのように決まった時間まで待ってニュースを見る必要はありません。これからは見たいもの、必要な情報は、見たいとき、必要な時に見ればいいんです。その「見る手段」はテレビでなくても全く持って問題はありません。

 

と、いろいろ書いてきましたが別にテレビを全否定するつもりはありません。面白いコンテンツも発信してますし、私は基本アニメ見れればそれで大満足です。アニメを正確に決まった時間に見ることができるテレビは最高のツールです。用途に応じて、自分のやりたいことに応じてコンテンツ受信端末を使い分けるのが良いのかもしれませんね。

 

ネット・モバイル時代の放送―その可能性と将来像

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