「福利厚生:各種社会保険完備」ここまでは当然あって欲しいです。しかし、多くの会社はこの後にこんな記事を掲載します。
「各種社内イベント多数」「BBQパーティ開催」「社員旅行ではハワイに行きました」「目標達成時に飲み会開催!」「サークル活動が活発(サッカー、野球、テーブルゲーム等)」。。。
いやー、やっぱり社員同士の連帯感を会社がサポートする姿勢ってイイですね。リア充な会社って多くの人が憧れますよね。しかも福利厚生の一環だから社員の懐はそんなに傷まない。総務部門や様々な部門が持ち回りで企画を作り上げる面白さ。組織は人、これを元にした日本らしい取り組みだと思います。。。
はい。こういうのが全く無く、さらに否定するような求人広告こそが理想です。
例えばこう。
「福利厚生:各種社会保険完備」この記載以降に、「社内イベント一切無し」「社員旅行やサークル活動は一切ありません」「飲み会は非推奨」「仕事以外の付き合いが嫌いな非リア充に持って来いの職場」「プライベートを重視したい方にオススメ」。。。
こんな真逆のアピールが合っても私はいいと思います。
最近の若者・・・ではなくミドルクラスもそうです。飲み会が嫌いな人って多いんですよ。周りの雰囲気や空気に逆らえず嫌々ながらも作り笑顔で参加する人、案外います。そんな人にとって社内イベントは拷問。早く帰りたい、やりたいことがたくさんある、資格試験勉強や各種勉強会に参加したい、、、と思っている人にとっては社員旅行やサークル活動は無い方が良いものです。そしてこういう人って組織の中に少なくとも2割以上は居るんじゃないでしょうか?
だから、福利厚生として各種イベントを開催したり社員旅行を企画するのではなく、そういうことを一切せずその費用を別のこと(職場のフリースペースにお菓子を置いたりドリンクを無料にしたり・・・)に充てることができれば仕事が捗るような気がします。実際私が総務担当の時にちょっとしたお菓子をフリースペースに置いたところ、かなりの反響があり社内の人間関係が活性化したような気がしましたので。。。
社内イベントを行う理由は「良好な人間関係づくり」「ストレスの発散」といったことであれば、私は別の方法で実現させたいと思います。そして、もし将来組織を作ることがあるのであれば、上記のような求人広告を打ちたいと本気で考えています。
。。。だって、人間関係なんて組織が推し進めるものではなく勝手に醸成されるものでしょ? イベントを企画しなくてもいつの間にか勝手に仲良くなってます。その手段として私は飲み会や社内イベントが嫌いなだけ。というわけで、ちょっとした世の中を斜に構えた意見でした。。。

よみがえる福利厚生 低コストで社員の活力を高める10のヒント
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