てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】KICK-ASS ジャスティス・フォーエバー 〜爽快で迫力満点の下品な映画!〜(ネタバレあり)

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なんとなく緩い設定(市民が変装して勝手に街を守る)と、大好きな俳優のジム・キャリーが出ていたので全く期待せずに観に行ってきました。いやー、スタートが朝の9時15分からの回のチケットを買ったので、観客も数えられるほどしかおらず(450席ある大きな会場内に20名程度の観客)私は一番後ろの一番左端で鑑賞しました。楽!

私はどんな映画でも一番後ろの一番端っこの席に座ると決めているんですよ。一番後ろなら後ろに人がいないので気分的に楽だし、前の席と結構距離があったりそもそも前に席が無かったりするのでかなり好んで座っています。そんなこんなで今年6回目の映画鑑賞。。。


1.率直な感想
結構面白かったです。キャラクター全員が少し抜けているけどやるときはやる男気あふれたガッツ溢れるスーパーヒーロー達ばかり。また、コメディタッチのヌルい雰囲気も楽しく敵対勢力と対決するときもスパイ映画並みのハラハラドキドキ感は無く、でも本格的なアクションを駆使しナイフや剣、ヌンチャクやロッドを使い敵をなぎ倒していくさまはとにかく快感

このままヒーローを続けていくのか、本来の生活に戻るべきなのか、、、と迷い悩みながらも仲間と共に活動を続けるが大事な人が殺されたり瀕死の重傷を負わされたりと急激にストーリーが動いていきます。そして最後には悪を倒すのですがその場面に至るまでの過程がアクション、人間模様、葛藤などが溢れており個人的には大満足な内容でした。


2.個性的なキャラクターたち
人間ドラマもそこそこありそれがまた面白かったりします。高校にも行かずヒーローとしてアクを倒すためにトレーニングに励むヒロインのミンディに、ヒーローオタクで前作ではキック・アスというスーパーヒーローだったデイヴがまたスーパーヒーローとして活躍スべく特訓を受けるところからスタート。

しかしミンディは保護者から隠れてヒーロー活動をしていたのがとうとうバレてしまい、ヒーロー活動をしないことを約束させられるんです。そして普通の高校生として高校に通うことになるのですが、そこで意地悪な同級生にいじめられシュンとしてしまうんですね。

そんな中デイヴはウェブで見つけたヒーローと手を組みアジトへ連れて行ってもらうと、そこにはバットマンの秘密基地のような施設があり、そこでジムキャリーの扮するスターズ・アンド・ストライプス大佐がヒーローたちを団結させ悪から街を守る「ジャスティス・フォーエバー」に入団。。。

ただ、このストライブス大佐はとにかく迫力がある演技、そして存在感溢れる立ち位置なのにもかかわらず悪の軍団に基地を強襲され殺されてしまいます。なんかあっという間にいなくなってしまったなぁ、というのが印象。

悪のボスはちょっとバカなマフィアのボスの息子。金に物を言わせて仲間を集めマザーファッカーと名乗り街をズタズタにしてやろうと画策するけどなんだか憎めない残念さが面白い。こういう悪役がいる映画なので変にやさしい気持ちで観れたのかもしれません。


3.突っ込みたいこと
やっぱり前作を観ていないと面白さは半減するのかなと思います。結構前作を踏襲したシーンが多く、主人公のヒーローキック・アスもどんなヒーローでどんな感じで街に現れたのかがわからずじまい。うん、前作を観てキャラクターや世界観を知った上でジャスティスフォーエバーは観たほうがいいと思いました。

ただ、展開は早く必要ないシーンがあまり無いのでストレスを感じること無く観ることができるところがグッド。そして役者陣の演技力が素晴らしいので前作のこととかいろんな不満はどっかに飛んでいき、最初から最後まで楽しむことができたので大満足!


4.最後に
爽快なコメディアクション映画としてかなり楽しめる作品です。ただ、下品な言葉や放送禁止的な展開も多いので、そういうシーンに抵抗感がない方向けの作品ではあります。

というわけで、肩の力を抜いて気楽に柔軟に楽しんで観てみてください!