てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! ~劇場にて4回鑑賞!【後半パートの感想】~

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THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! を初めて観た時に思ったこと。眠り姫の予告編が終わった後、OPテーマ「THE IDOLM@STER」が流れるんですが、画面に「THE IDOLM@STER MOVIE」と黒バックに白文字で出た後に「Are you ready?」と出るんですよ。これを観た時、なんというかライブの前の高揚感というかワクワク感というかなんか興奮する感覚になるんですよね。


そして鑑賞4回。特典があったとはいえ同じ映画を4回も見に行ったのは初めて。でも毎回何かしら新しい発見もありとにかく楽しめました。まだ公開しているならもう一度観に行きたいくらいです。そんなわけで、後半パートの感想をまとめてみます。



【後半パート】
・前半とは違いかなり暗めのシーンが続く、、、やっぱり雨が降っている全体的に暗いシーンばかりだったので結構重く感じた。
・前半が夏の太陽や海、川といった爽やかで明るいシーンがたくさんあったため、余計に後半の暗い雰囲気が際立ったと思う
・バックダンサーが初めて本番の舞台に立った際の失敗が週刊誌に載せられるっていうのはリアルな感じがした。
バックダンサー組が相談事を春香ではなく真にメールで連絡してきたことに少し違和感。話しやすい先輩って感じなのかな?
・可奈が来なくなってから日にちが経っているんだから、もっと早く自宅へ迎えに行くなり話を聞きに行くなり出来たと思う。ま、これは最後の最後に改めて出会うシーンを持ってきたいってことだと思ってるので問題なし。
・伊織が言い争いをしている春香と志保に「ストップ!」と声をかけお互いを戒めるところに成長と竜宮小町のリーダーとしての格を感じる。竜宮小町でリーダーをしているからこそ今の状況が今後どうなるかをわかっているんだろうなぁ。。。
・美希が春香に対し、ハリウッドへ行くよりもプロデューサーからリーダーに選ばれたことの方が羨ましい的なことを言っているシーン、結構好き。美希はプロデューサーのことが好きという感情以上の何かを感じているんだろうなぁ、と思えた。
・雨が強くなってきて帰れなくなったみんなが伊織の家、雪歩の家にそれぞれ泊まるシーンがあるけど、その中で繰り広げられる会話がこの映画の中で2番目に見どころなんだと思う。雪歩がメンバーやバックダンサー組に「もっと頼って欲しい」と訴えるシーン、伊織の家で美希が「だから春香は美希のライバル」って言うシーン、重みを感じるシーンですね。

・春香と千早が夜の喫茶店で会話するシーンで、千早が「ライブに親を招待しようと思っている」って言ってるけど、私が1回目にこの映画を観た時はアニメシリーズを観ていなかったので何のことか全く分からなかったんですね。でも、アニメを観て母親との確執や千早の過去を知った上で2回目の映画を観たらより一層感動しました。うん、やっぱりこの映画はアニメを観た上で観に行かないと面白さは半減します。
・春香が自宅の部屋で可奈にメールを送るときに「少しは自惚れてもいいよね」と言うところは、可奈から憧れられているから返信や電話があるはずだ!と謙遜しつつ思っているんだろうけど、春香の性格が痛くよく分かるシーン。
・河川敷で可奈を発見し、春香やみんなが逃げる可奈を追いかけて橋の上で挟み撃ちし追い詰めてやっとのことで可奈の姿を見たらぽっちゃりしていた・・・というシーンはアニメ演出的に物凄く上手いシーン。太ってしまったところを全く笑いにせず、しかも太っていても可愛さを残している描き方が出来ていた。この絶妙なバランスが素晴らしい

・アリーナで誰もいない客席に向かって春香が「一番後ろまで見えてるからね!」と叫んだ後のメンバーに向けたスピーチ、このシーンが映画の最大の見せ場であり最も見応えがあるシーン。感動とクライマックスに向けた盛り上がりへの期待を強く感じさせてくれる最高の場面だったと思う。
・ずっと薄暗い雨の雰囲気が続いていたけど、アリーナを出たら雨が止んでいてしかも晴れているため見ている私も気分が明るくなってきたのを感じたかな。
・ライブでのM@STERPIECEは見応え抜群! カメラワークがとにかく凄く動き回っていたためちょっと見にくかったけど、大きな舞台の臨場感を感じさせてくれた良い演出だったと思う。
・ライブシーンで最も印象深かったのは曲の2番が終わった後、ラストのサビへ行く前の間奏部分でバックダンサーが舞台中央に集まりダンスを踊るところを写しているところでしょうか。このかなり盛り上がるシーンにあえてバックダンサーを描いたところが感動的でした。映画前半戦の合宿にて四苦八苦しているバックダンサー組、後半戦で人間関係や週刊誌等様々な障害に打ちのめされ、その後なんとか持ち直しアリーナの舞台に立ったわけです。そして特に盛り上がるシーンでのクローズアップ、感動しないわけがない。。。
・曲が終わった後すぐに場面が切り替わり舞台は空港へ。ハリウッドへ研修に行くプロデューサーをアイドル全員でお見送りするんですが、他の客に見つかることを躊躇せず「お前たちのプロデューサーなんだからな!」と言い残し去っていきそのままエンディングテーマとスタッフロールへ。ライブから空港でのお見送り、そしてエンディングといった編集の流れが絶妙。
・エンディングのスタッフロール中に何枚か映画その後のシーンが映し出されるんですが、律子がプレゼンしている新しいユニット(テーマは元気、響、亜美、やよい)、オーディション待ちで緊張している可奈などなど、まだアイドルマスターの物語は続くのではないか?という期待を十分に感じさせてくれたけど、どうなんだろ?
・最後の最後でプロデューサーが帰国し765プロのビル前でお迎えする一枚絵で映画が閉幕。もっと続きが観たくなる素晴らしい映画でした。



とにかく面白かった。続きでもいいし、バックダンサー組視点の物語でもいいのでまたアニメを作って欲しいですね。ゲームやソーシャルゲームはよくわかりませんが、アイドルマスターというコンテンツをもっと楽しみたい! 今後はもっと注目してきたいと思っています。できればあと一回映画を観たい! 久々にかなり楽しめた映画でした!