てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】たまこラブストーリー ~ネタバレあり・シーンごとの詳細な感想 後半戦~

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前回の記事「【映】たまこラブストーリー ~ネタバレあり・シーンごとの詳細な感想 前半戦~」の後半戦です。ネタバレ満載のたまこラブストーリーの感想を書いていきますので、これから観ようと思っておられる方は読まないでくださいね〜


3回観ても面白さがどんどん溢れてくる素晴らしい作品だと思う反面、感動が少し消えてしまったなぁ、というダメな演出もあるわけで。そんな良い部分と悪い部分を隠すこと無く正直に書いていきます。。。






【以下ネタバレ含みます】





☆感想後半戦

・告白された翌日の帰り道、偶然コロッケ屋の前でもち蔵と遭遇してしまうたまこ。そして明らかに挙動不審な仕草でもち蔵を避けようとするも、なんとか気持ちを切り替えてもち蔵に向き合うんだけど時代劇調の動揺満載発言をしつつさっとダッシュで逃げてしまうたまこ。。。青春だね・・・
・そんなもち蔵とのことを考え動揺し、早朝からの家の手伝い(お餅づくり)にも身が入らず風邪だと言ってここでも逃げるたまこ。部活にも身が入らず周りからも心配される始末。さらに作ってきたお弁当の中に餅が入っておらず「餅が苦手になった」と言うほどの動揺はちょっと面白い。
・「餅スランプ」という話をしたらかんなが「私も釘スランプになったことがある」という過去のシーンが出てくるけど、その時に金物の匂いがダメになったっていうシーンで幼いかんなが「おえーっ」とうずくシーンが可愛い
・部長のみどりがなんとなく立派に見える。後輩の指導、そしてたまこに対する対応などなど。
・たまこが部屋の窓からチラッともち蔵の部屋を見るもいつもカーテンが閉まっていることにちょっと動揺。可愛い。
・教室でもち蔵と目線を合わせることもなく話すこともなく過ぎていく1日。周りのクラスメイトは不自然さを感じているのかなぁ。。。私ならそう感じる。
・もち蔵がお使いを頼まれその際に行く喫茶店。そこでコーヒーの苦さとすぐに溶けてしまうスプーン一杯の砂糖について人間関係を絡めて語るマスター、そしてその後ろで流れるレコードの音楽がじわりじわりと心に響いてくるこの場面が大好きです。
・喫茶店から帰るとたまこの家の前に止まっている救急車。そして運ばれる福(たまこのおじいちゃん)と泣きながら心配するたまこ。そんな状況で男らしく「俺も行く!」とたまこたちを元気づけて一緒に病院へ向かうもち蔵、カッコいいね(^_^;)。
・病院で二人きりになるたまこともち蔵。気まずい感じのたまこに向かって「この前のこと、無かったことにしてくれていいから」と、告白してからずっと気まずかった状況を打破したいという気持は良くわかるけど、そこはもっと押していってほしかった。
・もち蔵から告白されたことについて、みどりだけでなくかんなやしおりにも打ち明け「無かったことにする」ことってどんな時に使うのかなぁと相談。このあたりからたまこはなんとなくもち蔵のことが好きだと気づき始めるのかも。
・授業中にお餅に顔を書いて「元気だせよ!」と声をあてていたのがずっと父だと思っていたけど、それは父ではなくもち蔵だということを思い出した瞬間が、初めてもち蔵のことが好きだということに気づいたタイミングなんだよね。たまこの抑えきれない気持ちがわかりやすく表現されていてかなり好きなシーンになりました。
・翌日休校になる電話連絡をもち蔵にあえてせず、翌日学校で二人きりになってやろう、と画策するたまこ。意外と策士。
・もち蔵かと思いきやみどりが「大路なら来ないよ。東京に転校するんだって」とかなり突飛なことをたまこに告げ、タマコはそれを鵜呑みにし京都駅へ走る。。。うーん、ホントは大学の見学に行くためなんだけど、高校3年生の夏休み前にあえて転校するなんて普通はありえない展開だったので、いささか無理矢理な感じがしました。
・京都駅新幹線ホームで「もち蔵!」と叫ぶたまこ。。。このシーンはCMでよく使われているからみんな知ってるけど、むしろこの直後にもち蔵に詰め寄るたまこの表情がとにかく可愛い・・・「なんで行っちゃうの!」と涙を浮かべながら詰め寄るクライマックス前のシーン、ここも好きです。
・その後、糸電話を渡そうとしたら両方のカップをもち蔵に投げてしまい、わたしのやつ・・・ともち蔵に投げて返してもらうシーンは、この映画の冒頭からかなり印象付けられているシーンだったのでなんか上手いなぁと思いました。確か映画冒頭でもち蔵がたまこに「これをキャッチ出来たら告白しよう!」と言いつつたまこの部屋に糸電話のカップを投げる場面、そして100回に1回しかキャッチできないってあえて紹介する場面があるからこそ、この最後の場面が活きてくるんだと思う。
・上手くキャッチしたたまこが糸電話越しに「もち蔵! 大好き!! どうぞ!!!」と言うシーン。ブラックアウトした画面に声だけってのは個人的には好きな演出だったりしますが、その後すぐにEDテーマが流れ出し駅のプラットフォームで恥ずかしそうにもち蔵を見つめるたまこ、感動するもち蔵が2秒ほど映しだされてそのままエンディングへ。うーん、展開が若干早いかな。
・みんな思ってると思うけど、最後の糸電話での告白って糸が垂れてたから上手く声が聞こえないはずなんだけどね。ま、そんなことを言うのは野暮ですが。
・そしてEDは細切れのアニメーションと豆大の作った「恋のうた」のたまこバージョンが1番だけ流れ、終わったと思ったらたまこラブストーリーの主題歌「プリンシプル」が1番だけ流れて映画が終了。最後の最後が全く余韻に浸れず残念な感じでした。どっちか1曲をフルで流して欲しかったなぁ。
・ただ、最後のシーンでしっかりとたまこからもち蔵に対して「大好き!」と返答し両思いになるわけで。。。続きが気になる、というか後日談を知りたいですね。SSで補完かなぁ・・・
・でも、映画のパンフレットの最後の方にあるページで、京都駅で告白した後たまこともち蔵が一緒に商店街に帰るシーンが描かれているのでなんかほっこりしました。。。二人で一緒に帰ったら前からみどりやかんなが迎えに来たっていうシチュエーションでした。


まとめ

といった感じの感想になります。演出はやや難ありですが、観たかった場面、観たかった展開ばかりの映画だったしたまこやみどり、かんなたちは相変わらず可愛かったので個人的には大満足な内容でした。4回目は今週末の土曜日に行く予定。これで最後かなぁと思ってます。


いや、もしかしたら近所の映画館でナイトショーを衝動的に観に行くかもしれないけどそれはそれで楽しいからOK。大好きな映画が近所でやっててしかも観やすい時間帯に放映しているってのはかなり嬉しいもんです。DVDや小説が出るのを待ってられないので5回目ももしかしたらあるかもしれないです。


以上、たまこラブストーリーの超ネタバレ感想でした!


※たまこの鈍感ぶりや腹黒さ、大好きです!


TVアニメ「たまこまーけっと」キャラクターソングアルバム twinkle ride CD

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