てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】劇場版 零 ~一昔前の古ぼけた昭和風ノスタルジックムービー~

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20点。


映画を観終わったあと劇場の外にぴあの出口調査隊が待ち構えていて、「映画の率直な感想を100点満点中何点ですか?」という質問をされたんですよ。そこで答えた点数、それが「20点」でした。


登場人物たちの演技や映画全体の怪しげな雰囲気作りはそこそこ良かったと思います。


ただ、ストーリーがいまいち面白く無い。写真を見た女生徒が翌日には姿を消している、そんな現象の謎を突き止める! というストーリーと言ってしまえばそれだけですが、真相に至るまでの展開や学校内の学生同士のやりとりなどが薄っぺらすぎます。


なんか感情移入しにくい展開ばかりで、途中早く終わらないかなぁ・・・と映画を見るのが苦痛に感じてしまいました。唐突に飛ぶ展開、説明の少ない場面移動や学校内で起こっている現象、面白くないし意味がわかりません。


また、怖いというよりも気持ち悪い、不気味な映画だと感じました。怖さを強調したホラー映画を想像しつつ観に行ってきたのですが、震えるほどの怖さは特に無く、急な場面展開による驚きだけがありました。


なんか一昔前の古ぼけた昭和風ノスタルジックムービーと言うんでしょうか。とにかく残念で微妙で面白くない映画です。誤解を恐れずに言うと、観終わったあと面白かった場面を探してもなかなか見つからない駄作という感想です。


まぁ、綺麗な女性たちの楽園を生温かく見守りたい人であれば多少は楽しめるのではないでしょうか。