てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】メイズ・ランナー ~ありきたりな展開を演技力と演出力でカバー~

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先月オープンしたゴジラが刺さってる「TOHOシネマズ新宿」に行ってきました。理由はIMAX」という新しい映画の放映システムを体験したかったから。だから映画の内容よりもシステムに感動できるかなぁという気持ちでして。。。


で、率直な感想。高いお金出して見に行くほどの価値はありませんでした。たしかに大きなスクリーンと迫力ある音響はスゴイと思いましたが、TOHOシネマズ日本橋ドルビーアトモスやTCXの方が魅力的だし感動もしました。これらに比べるとIMAXはなんらありふれた映画館と変わらないなって感じました。もう行かないと思う。


そんなIMAXで見た映画は「メイズ・ランナー」。360度壁に囲まれた空間に閉じ込められてしまった人間たちが、壁の向う側にある迷路を攻略しつつ出口を探すといったサバイバルパニックムービーです。さてさて、全く期待せずに見に行きましたが意外と良かったんじゃないかなぁ、という感想を書かせていただきました。







☆ ほんの少しネタバレがあります ☆







【感想】
サバイバルパニックアクションムービーとしてはそこそこ面白かったと思います。理不尽な環境に監禁された人たちがどうすれば脱出できるか日々模索しながら脅威に果敢に挑んでいく、というお話は定番ですが面白いですね。設定はよく似たアニメやゲームがあるので新鮮さはなかったけど、緊迫した状況、仲間を助ける果敢な行動、出口を探すためにリスクを取り行動できる勇気などなど、演技力の高さも相まってかなり面白かったように感じます。


ただ、アクションシーンのカメラワークが雑すぎて場面が追えなかったり、迷路探索シーンが意外にも少なくタイトルにもある「メイズ」の醍醐味を味わえなかったりとちょっと肩透かしを食らった感はありました。


とは言いつつも、後半どんどん盛り上がる人間関係のいざこざや迷路探索、そして解決の糸口が見つかりつつある場面からの急展開、衝撃的なラストなどなど息を吸う暇もないほどのめり込むことが出来ました。


一つ残念なことは、この映画は3部作らしいので謎がさらに増えた瞬間終幕するところでしょうか。まぁ、「メイズ」についてはある程度まとまった内容でしたので消化不良感はないですが、続きが気になる、というか次の展開はどんなものになるのか楽しみではあります。


というわけで全体的に見ると、雑だし定番の展開が続くけど演技力や演出の良さが際立っていたでの3.5点! 四捨五入して4点という点数をつけました。



という感じでしょうか。ぶっちゃけるとダンガンロンパです。全体的な設定や残酷で理不尽な部分、人間関係が徐々に壊れていく様など、ダンガンロンパの展開そのものだったように感じます。オチもね。だから、ダンガンロンパのような展開が好きな方であれば結構楽しめるんじゃないでしょうかねから