てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】君の名は。~大して面白くなかった(新海誠さんのファン歴15年です・・・)~

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うーん、期待しすぎたかな。やっと観に行ってきたんですが、そこまで面白いと感じませんでした。ストーリーの中盤で大きく物語が動き、そこから次どうなるかわからないというワクワク感と期待が膨らみ、そしてラストに向かうに連れてどんどんしぼんでいく・・・という感じでした。


新海誠さんの作品に初めて触れたのは大学生時代です。『Wind -a breath of heart -』だったかな、エロゲなんですが、このゲームのOPアニメーションを観て一気にファンになったのが始めです。2分にも満たないアニメーションであり、さらにエロゲなんですけど序盤から映像に引き込まれ、細かくカット割りされたり場面がつなぎ合わさったりした展開に目を奪われ、無機質の描写(電柱とか電車とか)や光と影の表現の見事さに脱帽し、ゲームよりもOPアニメーションだけ毎回観ていました。


そして、そのころ発表された『雲のむこう、約束の場所』の舞台挨拶が福岡の小劇場であり、わざわざ新海誠に会いに友人3人と夜中車をかっ飛ばして行ったことを覚えています。初めてお会いした新海誠さんに伝えることができたOPアニメーションの素晴らしさ、感動でした。そしてパンフレットにサインしてもらい、一緒に写真を撮りました。あの頃の写真、もう無いんだよなぁ・・・


といった古くて濃いファンではあるんですが、君の名は。』は一般大衆受けを狙ってるというか、細かい風景の描写が弱いなぁというところとか、ストーリーが中盤からラストに向かう辺りの無理矢理感が気持ち悪いというか、なんというかあんまり好きになれなかったんです。ファンすぎるから厳しい目で観ちゃってるか、自分の好きな新海誠さんがみんなに知られてしまった、という寂しさというか、あんまり楽しめなかったのは事実です。


でも、全く面白くなかったというわけではなく、そこそこ楽しめたという感じです。ここまで大きくヒットするとは思えない作品ですが、何回か観たら印象が変わるのかもしれないですね。次はBDかな。



君の名は。(通常盤)

君の名は。(通常盤)