てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】キングスマン:ゴールデン・サークル ~演出は最高だけどストーリーがあまりにも微妙~

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今年2018年初映画鑑賞! 前作が面白かった「キングスマン:ゴールデン・サークル」を早速見てきました!! TOHOシネマズを6回鑑賞したら1回無料になる特典を使ったのでお得に見ることができたんですよね。でも、感想は・・・という感じです。


感想
冒頭から凄まじい場面の連続!いきなり物語に引き込まれました。前作のラストの場面からの今作の冒頭、素晴らしい繋がりを魅せてくれました。また、ホッとしたのも束の間、いきなりどん底に突き落とされ場面が大きく変わる演出は素晴らしいと思います。


今回の映画はイギリスからアメリカ、さらには別の国まで場面が移り変わります。さらにキングスマンというスパイ組織だけでなく、アメリカの同様の組織までも出てきて共に大きな陰謀を突き止めようと奔走するシリアスな展開、そしてなぜか真面目にやってるはずなのに笑いがこみ上げてくるようなコミカルなシーンなどなど、緩急がわかりやすく付いているところがキングスマンの面白さなんだと感じています。


特に音楽の使い方が上手い。激しい戦闘シーンなのにロック的な音楽を流したり、エルトン・ジョンがピアノを引いたり・・・他の映画ではあまり見ないけど何故か心地良い、そんな演出は見事。


ただ、前作知らないと意味不明な映画かもしれません。知らない人にとっては、登場人物もわからないし、そんな面々のバックグラウンドもわからないので話についていけないと思います。単純に渋くてかっこいいおじさんたちのド派手なアクションが楽しめるくらいでしょうか。


また、構成にも難ありでした。アクション担当の部隊と裏方である情報を集める頭脳派参謀の二組が物語を進めていくのですが、なんというかアクションに頼りきりでストーリーが浅いというか薄いというか微妙でした。高度な頭脳戦といった場面なんて無かったんじゃないかな? 必死で手に入れた情報を分析して敵の本質を探る、というスパイ映画の醍醐味は無かったです。


なので、前作が好きで雰囲気が好きで続編が見たい!という方にはおすすめです。また、アクション主体のコメディタッチなスパイアクションが見たいという方にもオススメできます。ただ、前作が好きでたまらない方にはあまりオススメできません。個人的には、俳優が好きだし渋い雰囲気も好きなのでまぁまぁ楽しめました。でも、前作のほうが良かったかなぁ・・・


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