てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【主】偏った思想を持つ教師から受ける歴史教育は人生を狂わせる


私、小中高の学生生活のことを全然覚えてないんです。どんな授業があったのかとか、遠足で何をしたとか実はほとんど記憶にありません。そんな中、かなり強烈に覚えている教師がいます。それは高校時代の日本史の教師です。この教師はかなり教育熱心で、授業以外に自主的に受験対策として日本史の講義を行っていました。その姿勢はかなり熱く、理想の教師だと言っても過言ではありませんでした。


しかし、思想がかなり偏っていました。具体的には日韓関係や日中関係についての話です。この教師のスタンスは「日本側が圧倒的に悪いことをした」という思想でした。南京大虐殺は日本が引き起こした大犯罪だ、韓国に対して伊藤博文は最低のことをやったなどなど、歴史のことを自身で判断出来る知識など持ち合わせていないものですから、完全に鵜呑みにしてしまったことを今でも覚えています。


こんな教育を2年生の始めから3年生の終わりまでずっとされ続けたら「日本は悪い」という考えや思想を嫌で持ってしまいます。実際に私もそういう思想を大学入学時までずっと持っていました。非常に間違った危険な思想を自分の歴史観として持ち合わせていたことは今でも恥ずかしく思います。


そんな私に全く逆の思想を教えてくれたのが「ゴーマニズム宣言」でした。具体的には「戦争論」という本です。思想が端から端へ飛びましたが、この本を読んでこれまで学んできた歴史教育がすべて正しいわけではないと言うことを学びました。歴史もそうですが、日々報道されるニュースや身の回りの様々な物事は、多角的な視点で分析しなければ真実は見えてこないのだと理解できました。そして、ただ一方的な視野で物事を判断してしまうと偏った思想になってしまうことも実体験を踏まえて学ぶことが出来ました。


この高校時代の歴史教育こそが私の今の価値観になっています。多角的に物事を見る癖をつける。一方の意見を聞いたら逆方向にいる反対勢力の意見も聞き物事を理解する。また、各種マスコミの報道も絶対的な価値観だとは思わず、自分で出来る範囲で情報を収集してみることが大切であることも知りました。


とある日本史の教師から学んだ価値観。反面教師であった彼女に今は深く感謝しています。


ゴーマニズム宣言SPECIAL 新・堕落論

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新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論

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