映画大好きTEL's room.com

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】がっこうぐらし! ~実写がどうこうと言うよりも、純粋に面白くなかった~

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「可愛い女の子の萌的描写」と「ゾンビと破壊と極限状態」という萌と対極にある描写の対比がとにかく激しいこの作品をどうやって実写化するのか?それを多少楽しみにしつつ見に行ってきました。


で感想を一言で言うと「純粋に面白くなかった」です。



<目次>

1.ストーリー

原作には多少寄せてたかなぁ、という感じです。ただ、急に襲ってきた命の危険がすぐ隣に迫る非日常をどうやって生き延びるか?という極限状態の描写が案外薄かったですね。なんというか中途半端にゾンビたちに襲われる日常になったけど、中途半端に学園生活部として日常を過ごし、中途半端に部内での不和があり、中途半端に終わった感じです。


ただ良かった部分もあります。学園生活部内で和気あいあいと頑張りつつも、新しく入ったメンバーの考え方の違いで危険な目にあったと思えば女子高生らしく恋に悩み危険を招いたり、、、という緩急が効いた展開は良かったです。シチュエーションは違えど原作寄りの展開は良かったのかなぁと思います。


でも、冗長過ぎてつまらない場面が多いかなぁと感じてしまいました。演技力のせいなのかストーリー構成のせいなのかわかりませんが、もっと危機に対して積極的に対策練ったり人間関係で揉めたりしても良かったと思います。物語が一定のリズムで続くため、途中で飽きて「この映画早く終わらないかなぁ」と思ってしまったほどです。


また、最も駄目だなぁと思ったのは、急に学校のみんながゾンビ化してみんなを襲う状態になった原因は一切描かれず、救いも何もない状態で終わったところでしょうか。あまりにも唐突すぎるストーリー展開だったので説明不足感は否めません。原作がそうだからというのもわかりますが、一つの映画として考えるなら原作読んだことない人は見に来るな、と言わんばかりの内容だったのは残念でした。


2.キャラクター・配役

原作どおりかどうかはこの際無視します。全く知らない役者さんだったのですがアイドルなんでしょうか?上手くはないですね。むしろ下手。だから物語に重みが出ないし途中で冷めちゃいました。なんというか、アイドルありきで映画を作った感がしていい気分にはなれませんね。


ただ、ゾンビに襲われるシーンや逃げて戦う場面は迫力満点!緊迫したシーンの演技やゾンビたちの気持ち悪さ、動き、凶暴性は想像よりもずっと上手かったと思います。学校内に作ったバリケードの外にいるただ外を徘徊しているだけのゾンビたちが、急に校舎内に音楽が流れ音源に向かって襲ってくる凶暴さは漫画やアニメよりも迫力がありました。主人公たち4人は日常的なシーンは下手だけど、アクション系のシーンは案外上手かったと思います。

3.見どころ

結局は、主演の4人のファンならすべてのシーンが見どころだと思います。笑顔だけでなく苦悶の表情やゾンビとの格闘アクション、急に襲いかかってくるゾンビに驚く演技など結構良かった部分もありました。また、学園生活部内の4人の考え方が違ってもしっかり支え合う絆などなど、可愛い女の子たちが体を張るシーンだけでなく心の部分で魅せるシーンもそこそこ良かったのできっと楽しめるはずです。


ただ、ストーリーを重視する系の映画ファンにはオススメできません。ストーリーが弱いし意味不明です。無理やり危機的状況を作ったけど原因や結末は説明無し。さらに感動的なシーンも無理やり作って、、、というあまりにも強引なストーリー展開なので、純粋な映画ファンは途中で帰ってしまうかもしれません。


原作ファンにもオススメできません。原作漫画の方が緊迫感や次の展開への期待感は圧倒的にあります。映画は正直ストーリーがつまらないので次の展開へ期待が持てないんです。なので、原作が本当に好きで全巻集めてるって方は間違ってもこの実写映画は見ないほうが良いです。



というわけで、思ってたほど悪くはなかったけど、ストーリー展開や主人公たちの演技があまりにも駄目だったため、純粋に面白くなかったなぁ、というのが本音の感想です。私みたいに「漫画実写化反対派」だけど「レビューを書きたい」人であれば話は別ですが、ノリで見に行くと後悔すると思いますのでアイドルファン以外は見に行かないほうが良いと思います。


※ただ、どんなときでもメイクバッチリなのは流石にどうかと思う。顔のアップが出るたびに苦笑が・・・