一見無駄かもしれないけどとても面白い取り組みをしている企業
色とりどりの社内風景
先日とある会社が主催するセミナーに行ってきました。場所はごくごくありふれたビル。でも入ってみるとその中はまるで異世界のような空間でした。
エレベーターから出たら、目の前の壁が全部本棚。色とりどりの書籍が並んでいました。そして会社の入り口を抜けてセミナールームに入ると、カラフルなバランスボールと落ち着いた茶色ベースのカーペット、広々とした空間の中にバラバラに配置された机と幅広く取られたスペース。居るだけで楽しい気分になりました。
と思えば、オフィススペースには中性ヨーロッパの邸宅をイメージしているかのような重厚感あふれる家具や机がありました。経営者の趣味という理由もあると思いますが、それ以上に遊び心あふれる取り組みの面白さに心を奪われました。
さらに、トイレに行くと「バナナの皮」の形のドアストッパーがあったりと飽きさせません。働いている社員の方は、厳しい仕事の中にも楽しさを上手く見いだし成果を上げているんだろうな、と強く感じた面白みのある会社でした。
また、IT系のベンチャー企業に説明会か何かで伺った際に面白いものを頂くことが出来ました。それは「フリスク」のようなお菓子なんですが、パッケージがその会社のロゴマークでした。さらにその会社のロゴが入ったペットボトル飲料まであり、なんて遊び心満載の会社なんだろうと驚愕したことを覚えています。
社内外の人に良い影響を与えることができる?
さて、色々と驚いた組織の取り組みについてご紹介してきましたが、このような取り組みは意味があるのでしょうか。私は大いにあると思っています。
仕事の実務ってはっきり言ってつまらないものです。面倒だったり疲れたり長時間拘束されたりと嫌な部分ばかり目に入ってきます。まれに楽しい仕事もありますが、基本は地味でつまらない作業を淡々とやる必要があります。しかしそんな仕事を、色とりどりの異空間で行ったり、遊び心あふれるちょっとしたお菓子をつまむことで楽しく感じられるのなら、それは仕事の成果を高められる面白い取り組みなんだろうなって思うんです。
また、様々な訪問者の方に強烈に組織の存在感を示すこともできそうです。訪問された方に自社ロゴ入りのフリスクを渡したり、コーヒーやお茶を提供するところを自社ロゴ入りのペットボトル飲料に変えてみれば、そのことについて話が盛り上がるかもしれません。事実、私も面白いって思ったのでこうやってブログの記事にしています。
仕事をする環境にちょっとした面白い工夫をこらすことで、職場の中の人も外の人も好意的に反応してくれるのって楽しいですよね。この様な取り組みを率先して行っているような会社は今後伸びるかどうかは分かりませんが、ぜひ一度働いてみたいって思います。
- 作者: 柳澤大輔
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2008/11/06
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 180回
- この商品を含むブログ (33件) を見る