てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【趣】『この世の果てで恋を唄う少女YU−NO』がリニューアル!号泣。。。


『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がPS4でリニューアル! 15年前くらいにセガサターンでプレイして感動に打ち震えた超名作が時を越えてまた遊べるなんて夢のようです。15年前のプレイ時は内容が高度すぎてすごく楽しめたは楽しめたのですが、内容が理解できず流してしまった部分も結構あるんですよ。なので、あらためてリニューアルされたゲームで一つ一つのシーンをじっくりと楽しみたいなと思っています。


私はこのゲーム原作者である「菅野ひろゆき」さんの大ファン。私にとって神様以上の存在です。そんな菅野ひろゆきさんの3大名作が『EVE burst error』『DESIRE』そして『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』だと個人的に思っているのですが、これら3作品はアドベンチャーゲームの面白さを何倍にも増幅させた斬新かつ高度な仕組みが導入されています。マルチサイトシステム、A.D.M.S.(Auto Diverge Mapping System)。。。ま、調べてみてください。色んな所で絶賛されてますので。


そんなゲームの仕組みはもちろんのこと、シナリオの奥深さ、様々な理論や学問が織り込まれた知的好奇心の固まりのような一言一言がとにかく面白い!さらには菅野さんが描くお調子者の台詞回しは今でもお腹を抱えて笑ってしまいます。数学、物理学、考古学、心理学や宗教学、さらには重火器や政治などなどの知識を物語に分かりやすく面反映させたシナリオ構成は素晴らしい。いろんな事を勉強させてもらいました。


特にこのYU-NOは、複雑な人間関係と研究内容に引き込まれ、次に何が起こるかわからない緊迫感溢れるシーンに恐怖を覚え、何度も何度もこの場面で必要な情報は何か?と悩みながら紐解いていく面白さがたまりません。主人公の間の抜けた台詞の数々も、ちょこっとHな展開も、BGMも全てが面白い。単なる選択肢を選んで進めていくだけのアドベンチャーゲームとは違う、未だに新しい可能性に溢れた最高のアドベンチャーゲームだと思っています。20年前くらいに出たゲームですが、今になってもこのゲームを超える仕組みを搭載したアドベンチャーゲームは見たことがないですね。


ただ、ネガティブな事を言うと、このゲーム相当難易度が高いです。攻略サイトが無いとクリアはほぼ不可能だと思います。とあるシーンまでたどり着いたけど、そのシーンに必要なアイテムを持っているかどうかでシナリオが分岐するし、そのアイテムを手に入れるには別ルートで物語を進めないといけなかったりするし、わざわざ別ルートを進めていてもいつの間にか更に違ったルートに入り込んでいることもあるし・・・という袋小路を何度も繰り返す必要があるからです。はっきり言ってめんどくさいゲームなんですよ。


でも、その面倒くささを超える面白さがあるので、ぜひリニューアルした今過去の超名作エロゲを多くの方にプレイしてほしいです。オススメ!


※マルチサイトシステム
ゲームをプレイしてみないとこの仕組の面白さ、奥深さが分からないのですが、簡単に言うと同じ時間軸内にある二つの視点が交互に影響し合って物語が進んでいく、というか影響をさせ合わないと物語が進まない仕組みがマルチサイトシステム。ある一方の視点の目の前で事件が起こっているとすると、もう一方の視点ではその事件を引き起こしている場面が映し出される、みたいな感じ。



↓そんなマルチサイトシステムが使われている菅野ひろゆきさんの超名作はこちら↓

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↓菅野ひろゆきさんの名作の数々↓

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