てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】ゴースト・イン・ザ・シェル 〜北野武の無駄遣いじゃないか?〜

f:id:tel_01:20170409142609j:plain


感想を一言で言うと、そんなに面白くありませんでした。というわけで一つ一つ振り返ってみましょう。


1.物語
全編通して暗くて陰気な内容。ま、それは予想通りなんですか、なんというか爽快な感じや盛り上がる感じがほぼ無く、隠された秘密が明らかに!とか敵を追い詰めて行く激しいアクションなどなど、そういうのがあまりなかったのは残念です。


2.配役
素子(ミラ少佐)やバトーはバッチリな配役だと思います。原作の雰囲気そっくり。荒巻は、、、うーん、北野武にする必要あるか?という感じ。確かに北野武が出てるから映画見よう!と思ったことは否めませんが、英語も話さない、日本語も聞き取りづらい、さらにあんまり活躍しないのでミスキャストだと感じてます。トグサは、まいっかぁという感じ。


3.演出・映像・音楽
北野武が1人だけ日本語を話しているのも少し違和感。製作会社に中国系企業が連なっているせいか、映画全編を通して中華系の雰囲気を彷彿とさせる何かが漂っているんですよね。

別に素子さんが白人女性でも別に構わないし、完全ハリウッドリメイクで豪華で綺羅びやかな映画になってれば全く問題ないと思ってますよ。でも、そんなに迫力ある映画かと言われればそんなことはないし、無理やりハリウッドと中国と日本の主張をそのまま詰め込んだ意味不明な映画に成り下がっているような気がします。

さらに、最後の戦闘シーンなんか興ざめ。ネタバレは極力排除しますが、まさかの展開。もっと迫力ある素子やバトーたちのガンアクションが見たかったのに、そんな敵出てきますか!?という感じ。原作をそこまで深く知らないので的はずれな意見かもしれませんが、個人的には微妙でした。最後の最後の北野武もね。

印象的なシーンは、冒頭のビルから飛び降りて窓を突き破り、、、というシーンくらいですよ。あ、音楽は全く印象に残ってないので星1つです。


という感じの印象です。世界観や雰囲気、キャラクターは大好きな作品なんですが、そこそこ別物の作品だと考えた上で見に行くのがベストだと思います。


最後に、この映画のおすすめポイント!

スカーレット・ヨハンソン(素子)がすごい美人。。。
・バトーがそっくり。
・荒巻が北野武(これ見たい人多いよね?)


攻殻機動隊 PERFECT BOOK 1995→2017

攻殻機動隊 PERFECT BOOK 1995→2017