てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】スパイダーマン:ホームカミング ~MARVEL作品に詳しければより楽しめる~

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はっきり言って全く期待してなかったし興味もありませんでした。事実、前に見たアメイジングスパイダーマンがあまりにもつまらなくて、このコンテンツにひどい印象を持っているわけです。シビルウォーでもチョイ役としてスパイダーマンが出てきましたが、アイアンマンカッコいいなぁ、という印象にかき消されていました。


と、いきなり辛辣ですが、たまたまムビチケをもらったので観に行ってきたんですよ。そしたら案外面白くて結構楽しめました。


物語はシビルウォーのあたりからスタート。キャプテン・アメリカのシールドを蜘蛛の糸で奪うところから話が始まります。そんな主人公は頭の良い学生で、おしゃべりで若干オタクで太っちょな友人と、ちょっと憧れている女の子を遠目で見つつ何も言えない消極的な学生という感じ。


でも、スパイダーマンのスーツを手に入れてから街の安全を守るため日夜パトロールを続けるうちに大きなじけんに巻き込まれ(というか、自ら介入して)、、、というありきたりなストーリーです。


そんな中でも、アクションシーンは迫力満点で、さらに敵の持つ武器の強さにもめげずに立ち向かっていく子供らしい変な正義感の溢れるストーリーがやや鼻につきます。また、全体的にシリアスとやや抜けたコメディチックなシーンのバランスが絶妙で、ヒーローがシュールに道案内してる姿とか案外面白いなぁって思っちゃいました。


ただ、やはりシビルウォーとか、アベンジャーズとか、アイアンマンとかいろいろ前知識がないと多分よくわからない映画だなぁって思うでしょう。いきなりスターク社のイケメン親父が主人公にスパイダーマンのスーツを渡しているシーンを見ても、なんのこっちゃわかりません(スターク社はアイアンマンの中の人であるなんとか・スタークさんの会社で武器を作ってる)。市民から「あのビル(スターク社)は武器を売って建てたビルだ」と非難されている場面を見ても前知識がないと意味不明でしょう。私もかつてそうでした。


なので、今後アベンジャーズに関わるキャラが出てくる映画は、過去のアベンジャーズやそれぞれの作品(アイアンマンやスパイダーマン、マイティソー、キャプテン・アメリカなど)は予め見ておくべきです。そうすればきっと楽しめるでしょう。星4つくらいは。


ただ、全体的に主人公の子供じみた正義感が鼻についたのと、ストーリーがありきたりだったので星は3つにしました。ヒロインもあまり主人公と絡まないしセクシーさも感じなかったからね。でも、アイアンマンの中の人ロバート・ダウニー・Jrがとにかくかっこよくてセクシーだったので個人的には満足です。