てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】フリクリ オルタナ ~「フリクリ」を観てないと怒っちゃうかも~

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いやー、前の雰囲気そのままに激しくて理不尽なアクションと青臭い青春模様と月見そば、最高でした。また、所々に挟み込まれるthe pillowsの思わずリズムを取りたくなる曲の数々が楽しかった。。。ただ、やっぱり内容は意味不明!


前作の「フリクリ」を観てないと、この内容を楽しめないどころか、わけわからない展開の数々を許せないと思います。ただ「フリクリ」ってやつは内容で感動したり心揺さぶられる系の作品なんかではなく、ハルコの意味不明で理不尽な暴力的アクションと、それぞれのキャラクターたちの流されつつも前向きにワイワイやってる描写を何も考えずに楽しむ作品なんです。そこに疑問なんて持ってはいけません。ただ、本能の赴くままに笑って踊って楽しむ、それがこの作品の最高なところです。


今回の「フリクリ オルタナ」は主人公たち4人を一人ずつそれぞれクローズアップした4つ?のパートをそれぞれ描きつつ最後にまとめてオチを付ける、という構成。ま、最後のオチはフリクリなので全てが解決するタイプでも何でもなく、意味がわからない状況のまま意味がわからない状態で終わる感じです。でも、それがいい。


ただ、フリクリを観たことがある人なら(そもそも観たことがないと今回の映画を観に行こうとは思わないでしょう)、途中で流れ出す「LITTLE BUSTERS」のイントロで多分痺れますし、ベスパが出てきたら懐かしさに身悶えると思います。フリクリが世に出てからもう18年くらい経った・・・という時間の流れをも一瞬でゼロ距離にしてしまえるほどのインパクトでした。


と、ダラダラ書いてますが、「フリクリ オルタナ」は「フリクリ」を知らないとはっきり言って意味不明だし怒る人もいるんじゃないかっていう不親切な内容です。なので、「フリクリ」を観て「あ、面白いかも…」と思ってしまったのなら大きなスクリーンでぜひぜひ鑑賞してみてください。ワタシ的には超オススメです!



※ただ、正直なところ前作「フリクリ」があまりにも面白すぎたし、あまりにも尖っていた作品だったので、今作の大人しさやまろやかさはちょっと違うかなと思いました。期待していた理不尽さや意味不明さ、激しい展開はなかったなぁというのが正直な感想。女子高生たちの青春模様はフリクリでやらなくてもいいのでは?と思ってしまいました。でも大好きなんですよフリクリ。だから思い出補正でそこそこ高い点数になっています。

プログレの予告を観ましたが、なんかこっちが期待していた作品っぽいのでこっちを楽しみにしています。



フリクリ DVD-BOX

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