てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル 〜ストーリー、笑い、不真面目感全て最高!〜

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今年観た映画の中でトップと言っても過言ではないほど面白かったです。


内村さまぁ~ずが大好きで、その前の内村プロデュースからずっとこの出演者たちを追い続けています。ガツガツせず和気あいあいとした雰囲気の中で生み出される巧妙な笑いの数々に日々楽しませて頂いています。


この映画もそんなノリは当然あり、というかそういうノリ以外はありません。番組の延長のような映画でしたけど、それがまた良かったのかもしれません。


映画という体裁のため、三村マサカズマサルさんウッチャンは次郎さん、大竹は大島という名前で話が進みます。


舞台はエンジェルという探偵事務所で、芝居を通じて依頼人の悩みを解決するというもの。そんな悩みの種をこれまで内村さまぁ~ずに出演してきた数々のお笑い芸人が演じます。カンニング竹山だったりつぶやきシローだったり・・・ちょい役なんだけど出てくるとちょっと嬉しいですよね。


また、本気の役者陣も舞台を盛り上げます。藤原令子演じる夕子は初めはエンジェルのお仕事を嫌がってたけど徐々に周りの雰囲気に毒されていき、いつの間にかいなくてはならない存在になってる、という展開は見事。飲んだら豹変するのも可愛いですね。またエンジェルの役者件調査役の久保田悠来演じる伊藤は真面目に物語を盛り上げてくれます。


そんな本気の役者に支えられ、内さまの3人や鶴瓶、お笑い芸人たちのアドリブ芝居が光るんです。いやー、完成度の高い映画ですよ、これ。


そして何度も出てくる飲み会のシーン。アンジャッシュ小島が店長という設定のお店でエンジェルの面々が飲み会を開くんですが、その後ろの席に東京03やダチョウ倶楽部、ナイツ、出川・・・とセリフは一切ないけど実は出てるみたいな感じがシュールで笑っちゃいました。


出演者がみんなのアドリブに思わず笑ってしまっても、そのままストーリーを進行させてしまうところは面白いですね〜 なんというかいい意味で不真面目に作られてるこのノリがたまらなく好きです。


ただ、ちょっと映画自体に笑い声の演出が入ってたのは要らないかなぁと思いました。あと、NOPLANの出演シーンが一瞬だったのがちょい残念。


早くDVD化しないかなぁ・・・もう一回くらい映画館に観に行くか!


内村さまぁ~ず vol.56 [DVD]

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内村さまぁ~ず vol.58 [DVD]

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内村さまぁ~ず vol.57 [DVD]

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内村さまぁ~ず vol.55 [DVD]

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内村さまぁ~ず vol.53 [DVD]

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【映】ピクセル ~ファミコンを映画に持ち込んだ2流B級映画(※ネタバレあり)~

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いやー、期待外れでした。


















※ネタバレあり



















ギャラガとかパックマンとかドンキーコングなどが地球を襲うという展開は面白いし、対策を考えるためにアメリカ大統領やホワイトハウスに集まる幹部たちがジョークを織り交ぜ良い意味でふざけながら話し合いを行うヌルい展開は結構楽しめました。俳優さんも女優さんも全く知らなかったけど、大人たちが必死で街中に出現するギャラガスーパーマリオといったファミコンのキャラクターたちを光線銃で撃退していくのはシュールで面白かったと思います。


ただ、そんなB級映画の中に変にラブロマンスを入れたり(主人公とヒロイン)大統領をディスったり、よくわからないアメリカの有名人?が出てきたりと、中途半端な展開が多かったような気がします。


あと、異星人が地球人に対してアメリカの往年の有名人の映像を使って宣戦布告する場面が数回ありますが、全く誰かわからず面白さもギャグなのかすらもわからず残念な気持ちになりました。おそらく、日本で言うところの松田優作とか吉永小百合?とかの映像を使ってる、というイメージなんだろうけどさ。。。日本人は多分わからないんじゃないかなぁ(詳しい方はいらっしゃるかと思いますが私は何もわかりませんでした)。


また、ドンキーコングパックマン世界チャンピオンのエディ・プラントが裏ワザ?を使ってズルをした、という場面がありますが、そのズルとは何だったのか、過去と現在で実施したその行為がどうゲームの攻略に結びついたのか全く描かれてなかったのは残念です。


最も許せないのは最後の戦い。相手の本拠地へ乗り込んだらドンキーコングが襲ってくるというシーンでしたが、なんというかアッサリ描かれすぎていてあっという間に撃退して終わり、、、というのが微妙過ぎます。ボスがどんな奴だったのかわからず無理やり話を終わらした、という強引さだけが目立った雑な展開は本当に残念でした。


日本発祥のゲームがメインのストーリーだから日本でここまで大きなプロモーションができるんだろうなぁ。。。パックマンの目の前に「私が君の父親だよ」と優しく語りかける感動的シーンから、手を食べられて「こいつをぶっ殺せ!」と豹変するシーンを予告PVに使ってたり、ドンキーコングと相まみえるシーンを効果的にCMに使っていましたが、そのあたりしか面白い場面はありません。完全にCM勝ちの映画ですね。


ファミコンのキャラクターを映画の世界に持ち込んだ2流B級コメディ映画、もっとパックマンドンキーコングといったファミコンのキャラクターを美味しく調理できるストーリーはあったと思うんです。ただただ全体的に甘いというか惜しい展開しか出てこないので残念な気持ちしか残りません。


とまぁ、色々書いてきましたが、この映画は単純にパックマンとかギャラガが出て来るのを笑いながら見るのが正しい楽しみ方だと思います。ストーリーなんて無いようなものなんだから説明が無いとか雑とか気にしたらダメですね。


なので、こういう面白いものをただ楽しむ、という純粋な気持ちを失った私にとっては面白さを感じにくかった映画でした。


ピクセル

ピクセル

PAC-MAN -LITE-

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ドンキーコング リターンズ 3D

ドンキーコング リターンズ 3D

【ヴァ】公爵様の読書係 〜女性向けだけど男性も楽しめるよ!〜

公爵様の読書係?手探りの愛撫? (ヴァニラ文庫)

公爵様の読書係?手探りの愛撫? (ヴァニラ文庫)


最近女性向けのライトノベルにも手を出し始めまして。今回読んだのは「ヴァニラ文庫」というレーベルのライトノベルです。ハーレクイン?が出している若い層向けの活字コンテンツです。非常に読みやすく少しHな内容が面白かったなぁというのが初めて読んでみての率直な感想。1時間程度で読破出来ました。


で、今回読んだコンテンツは「公爵様の読書係」。目の不自由な若くてカッコいい公爵の元に没落した伯爵家の一人娘フィアナが読書係として公爵を補助するというお話です。読書係というのがよくわかりませんでしたが、展開としてはフィアナが馬車の事故で両親と弟を亡くし、さらに本人も目に傷を負ったヒーローギルバートのもとでお仕事をする中で諸々引き起こる人間関係のいざこざがメインです。


ギルバートのことが好きな幼なじみのエリサがフィアナにいじわるなことをしたり、フィアナがギルバートの叔父から公爵家に隠された古い指輪を盗んでこいと脅されたり・・・定番な展開ですが読みやすくグイグイ引き込まれるタッチで紡がれた文章のおかげで物語に没頭できました。


さらにHシーン。濃厚。半ばやけになり自分を見失ってしまうギルバートに押し倒され脱がされ抱かれてしまうフィアナはとにかく可愛いし、夢中になるギルバートにもなんか共感できます・・・ちょっとHシーンまでの展開が早いように感じますが、優しく親身に接してくれるフィアナの母性は落ち込んでいる男性にはたまらなく効果的でしょう。ギルバートがフィアナのことを好きになってしまうのは理解できます。


巷に溢れるライトノベルは、なんで好きになるの? なんで惹かれ合ってるの? と強引すぎて理解し難い展開のものが多いんです。でも、この作品はその辺りを丁寧に描いているため、非常に共感しやすい物語だと思いました。女性だけじゃなく男性も十分読める上に楽しめる作品でしょう。


とまぁ、ほぼ初めてTL小説というジャンルを読んでみました。女性向けと言われていますが十分男性も楽しめる内容でした。ヴァニラ文庫は結構ラインナップが多彩ですので、また別の作品も読んでみようかなと思います。


侯爵に買われた人形花嫁【SS付き電子限定版】 ヴァニラ文庫

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旦那様と甘い蜜月 恋闇?淫らに触れる指先? 特別番外編 ヴァニラ文庫

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かりそめの花嫁?王子のひそかな執愛? (ヴァニラ文庫)

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黄金の王子と囚われのシンデレラ (ヴァニラ文庫)

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月の王と神の宝石?シークの略奪愛? (ヴァニラ文庫)

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【映】日本のいちばん長い日 〜魂が震える迫真の演技〜

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魂が震える、ってこういうことを言うのかもしれないな、というのが映画鑑賞直後の率直な感想。2時間以上にも渡る大作ですが、気づいたらあっという間に終わった、と感じるほど全ての場面が素晴らしくほぼ目を離せない映画でした。


1.総評:日本人なら観るべき映画
ストーリーや演出だけでなく、役者陣の演技から細かい小物や礼儀作法等全てに重厚さと威圧を強く感じました。特に鈴木貫太郎役の山崎努阿南惟幾役の役所広司迫水久常役の堤真一の演技力は素晴らしかった。小さな所作から感情の起伏まで全て計算しつくされているとしか思えない演技は一見の価値ありです。

そして昭和天皇役の本木雅弘正直身も心も震えるほど感動的な演技でした。阿南の娘の結婚式を心配する配慮、終戦の意思を内閣に対し進言する威厳、玉音放送、歴史の教科書では一切感じられなかった昭和天皇のお姿を初めて理解できた、いや、知ることが出来ました。

他にも、宮城事件がどのように引き起こされ収束したのか、そしてこの一連を迫真の演技で訴えかけてくる役者陣、宮内省侍従のオドオドしつつも陛下を守るべき信念に裏付けられた行動、全ての場面に感動があります。

ぜひ多くの方に観て欲しい、そして終戦の詳細を観て感じてほしいと思います。


2.ストーリー
1945年の6月頃から物語はスタートします。昭和天皇鈴木貫太郎に組閣を命じるが鈴木はそれを固辞、しかし天皇のご意思は固く鈴木に対し「鈴木しかいない」と考えを曲げてもらうよう進言し鈴木貫太郎内閣が発足。組閣の際、陸軍大臣を誰にするか、というところで「阿南惟幾」を指名し役所広司扮する阿南が登場。

と、詳しい説明をするとかなり長くなるので割愛。メインは阿南が決起寸前の陸軍士官と内閣、陛下のご意見の間に立ち葛藤しつつも陸軍を抑えようと動く話です。それに関連し、宮内省や内閣、海軍、放送局、阿南や鈴木の家族といった様々な立場の視点でこれらの動きを見ていくのがこの映画の演出。

陸軍内で熱が高まってきていると思いきや宮内省はのんびりしている、内閣はポツダム宣言を受諾するか否か、玉音放送の原稿の書きぶりについての喧々諤々な議論をしている、といった具合に8月13日、14日を様々な立場から描かれているのが特徴だと感じました。

そのため、歴史の勉強ではないですが、ある事象を国のトップの視点、軍としての視点、家庭の視点など色々な考えがあり歴史は動いているのだなと実感させられました。中学・高校時代に学んだ歴史教育では一切こういったことは学べませんでしたので非常に興味深く映画を楽しむことが出来たと思います。ポツダム宣言受諾、終戦の是非、魚君放送の原稿が如何にして作られたか、これらの裏で軍部はどう感じていたのか、、、とにかく面白いのでぜひ観ていただきたいなって思います。

そして物語は玉音放送で幕を閉じます。放送時閣僚はどうしていたか、放送時天皇陛下はどんな気持ちで、どんな場所で聞いていたのか。壮大な物語を締めくくるにふさわしいエンディングだと感じました。その後スタッフロールが終わっても重みのある余韻に浸ってしまい動くことが出来ませんでした。とにかく面白い映画です。今年観た映画の中でダントツトップの作品、みなさんも楽しんでくださいね!


あー、この映画の素晴らしさを上手く表現できないのが悔しい。文章力のなさを痛感しています。ただ間違いなく言えるのは、この映画はエンターテインメントとして私の想像をはるかに超えるほどのクオリティだったということです。一度原作を読んだ上でもう一度映画館で観に行ってきます。


日本のいちばん長い日 [DVD]

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【映】ジュラシック・ワールド 〜大迫力の映像表現と太刀打ち出来ない恐怖〜

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8月8日、24時よりトークイベントがあったので、その時間まで上手く待つために映画を観てきました。個人的に観たかったのは「日本のいちばん長い日」だったんですが、ちょうどいい時間にやっていなかったため前々から見たいと思っていた「ジュラシックワールド」「ミッション・インポッシブル」のどちらかを迷いつつ「ジュラシックワールド」を観に行くことにしました。


1.結論:かなり面白かった
結論から言うと、かなり面白い映画だったと思います。ストーリーは結構ご都合主義的なところもあったし、ヒューマンドラマが全体的に浅いなって感じましたが、そんな感想を遥かに上回る映像表現の衝撃や人間が絶対に勝つことのできない恐怖の描写が素晴らしく良かったため、多くの方に映画館へ行くことをオススメしたいですね。


2.ストーリー
ストーリーは大きく2つに分けられます。1つが家族や恋人といったヒューマンドラマ、もう1つが太刀打ち出来ない脅威から逃げ惑うパニックムービー。

まずは夫婦間の仲が上手くいっていない家庭の子ども兄弟が2人でジュラシックワールドの運営責任者である叔母のもとへ遊びに行く、というところから物語がスタートします。そして色々とジュラシックワールド内を見て回るのですが、その裏では品種改良し生み出した巨大な恐竜が逃げ出して・・・という展開になりどんどんパークがパニックに陥るんです。

避難発令が出されたパーク内に2人取り残される兄弟。そんな兄弟に襲いかかる恐竜の恐怖は凄まじい。ドデカイスクリーンから大迫力で攻めてきます。また、パーク運営責任者の叔母と海軍からリクルートしたオーウェンが兄弟を探しにパーク内に入るのですが、やはり逃げ出した恐竜に襲われ大ピンチに。人間が生み出した生物ではあるけど、あまりにも巨大で知能も高いため全く歯がたたない怖さはとにかく凄いの一言。ぜひ映画館で見てほしい映画ですね。

また、オーウェンが手懐けている恐竜の4匹と心を通わせる場面はご都合主義的でしたが結構感動的でもあります。信頼関係、お互いを尊敬する気持ちをしっかり醸成していたことが最後の場面に繋がっているので、このあたりもぜひ映画館で楽しんでほしいと思います。

ただ、ヒューマンドラマは結構あっさりしていました。離婚の危機にある両親の描写はほぼ無く、むしろ物語に挟み込まないほうが良かったんじゃないか?って感じる出来でした。蛇足ってやつですね。むしろ、この旅心の話をする代わりにオーウェンと叔母のラブストーリーを深めてくれたほうが上手くまとまったと思います。

いや、ヒューマンドラマ的なシーンは一切なくても良かったと思います。リアルなCGを駆使した素晴らしい映像表現がジュラシックパークの醍醐味なので、せっかくの新作なんだから恐竜たちとの戦いをもっと出して欲しかったです。

あとは、結構コミカルなシーンもあります。叔母が開き直ってワイルドな行動に出たり、オペレーションルームに勤務する男女のオペレーターの微妙な関係などなど結構笑えるんですよ。恐怖と笑い、上手くバランス良く作られているなって感じました。


というわけで、100店満点中だったら70点〜80点というところが私の評価です。映画館で観るなら損はしないと思います。ぜひぜひ楽しんでください!


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【電】魔法科高校の劣等生17 師族会議編(上) 〜感想:きな臭い政治的な策略が中心〜


今回も面白かったのですが、「魔法」的な描写がかなり薄くどちらかと言えば政治的な策略がメインのお話でした。


1.前半:学校生活
前半は大きな変化のあった達也と深雪の学校生活のお話。深雪が四葉家の当主でと達也が真夜の息子であるということ、さらに深雪と達也が婚約したということで学校内が不穏な空気を醸し出しているという展開がメインです。特に、深雪や達也の友人たちのいつもどおりではない反応がリアルでもあり切なくもありました。

幹比古は達也と顔も合わせず避けながら「なんで相談してくれなかったんだ!」と勝手に憤り、美月はどう接していいかわからず慌てた反応しかできず。
ほのかや雫は深雪に近寄ることも出来ない状態。

そんな中、エリカやレオはいつもどおり達也に接していたのは印象的でした。そして幹比古や美月に活を入れるシーンはエリカの性格を強く表している名シーンだと思います。また、雫がほのかに達也と深雪のことを告げるシーンは一見の価値ありです。どのように友人たちが達也や深雪と仲直りしていくのか、ここが見どころかもしれません。

といった感じで前半は殺伐しつつもほのぼのと過ぎていきます。しかし後半は一気にきな臭い様相に変化します。


2.後半:十師族の政治的暗躍
後半のメインは日本、いや世界の動向をも左右する力を持つ十師族たちの様々な思惑やパワーバランスといった政治的な駆け引きがメインになってきます。

達也と深雪のの婚約に反対し自分の息子を婚約者にさせようとする一条家表側では近親婚では遺伝子がどうたらこうたら、と言いつつも裏では四葉家との力関係を危惧していることが見え見えの描写は非常に上手く描かれています。そんな一条家の肩を持つ七草家。真由美を達也の婚約者にしたいと行動に出ます。(相変わらず真由美は達也に恋愛感情は無いんだから! と否定しますが、実は・・・)

また、今回のタイトルでもある「師族会議」が開催され、今後4年間十師族を務める家を選定したり、現十師族の不手際を追求しあったりとまるで政治の裏側でドロドロ潰し合いをしているかのような描写が続きます。魔法を使ってドンパチするシーンはほぼ出てきません。九校戦編や来訪者編で出てきたような激しい戦闘描写を期待されている方は肩透かしを食らうかもしれないですね。ただ、今回は「師族会議編(上)」なので、次回の「師族会議編(中)」ではこういった戦闘描写がメインになるはずです。


という感じで今回も非常に楽しませていただきました。ただ、戦闘描写が少なかったこと、達也や深雪と友人・先輩たちとのシーンが少し少なかったことがちょっと不満でしたので、評価としては70点というところでしょうか。


中盤にアンジェリーナ・シリウスことリーナが久々に登場します。ただ、今回はメインというよりは次巻以降の予告編的な出演でした。日本へは軍として派遣されないという判断でしたが、師族会議編(中)(下)できっと暴れまわるんでしょう。そんな期待を込めつつ次巻の発売予定の12月まで待ちましょうか。


【趣】ボルダリングって面白い! 〜筋力とパズルを解くような知能が必要〜

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↑ボルダリング初体験の私↑


ボルダリングに行ってきました!


ボルダリングっていうのは、簡単に言うと崖を登るスポーツ壁にカラフルな出っ張りがあり、それを一定のルールに基づいて決められた出っ張りごとに掴んで登って行きゴールを目指すというもの。

レベルが細かく決められていて、初心者は比較的掴みやすく登りやすいルートと出っ張りが用意されており、ベテランには掴みにくく登りにくいルートがあります。

そんなボルダリングを水道橋にある東京ドームシティ内のボルダリングジムで体験してきました。


のぼる小寺さん(1) (アフタヌーンKC)

のぼる小寺さん(1) (アフタヌーンKC)

1.ボルダリングをやろうと思ったきっかけ

そもそもやろうと思ったきっかけはこのマンガとこの記事。「のぼる小寺さん」は美少女クライマー小寺さんが高校の部活の中でボルダリングをただ頑張るストイックさを描いたマンガです。一見無口で人付き合いが苦手そうだけど、表情豊かだったり何にでも一生懸命だったり体育会系の部活に適応していたりとギャップが面白いんですよ。ぜひぜひ読んでみてください。

また、「オタクが「アイカツ!」に影響されて壁を登ってみた」は、一流ホームページのゴトウさんという凄い※※※なオタク(一応私10年以上サイトを見続けているファンなんです・・・)がアイカツっていう美少女がアイドル活動を頑張るアニメに触発されてボルダリングをやってみた、という記事。これを読んでみて私も触発されてしまいました(アイカツまでもゲームセンターでやってしまったというのはまた別のお話・・・)。

と、こんな記事から影響を受け実際に友人とボルダリングジムへ行ってみたわけです。





2.ボルダリングジムでの受付

まず受付で会員登録と利用料金を支払います。今回行ったここでは、入会金800円、利用料金1700円で合わせて2500円。安いのか高いのかはよく分かりませんが、調べた中で比較するとだいたい平均値くらいでしょう。

支払いをしつつ、誓約書とパーソナルデータを記入。誓約書は、危険を伴うよ〜、とかそんなところ。そして記入が終わるとボルダリングと施設の基本的な使い方を紹介するDVDを見て受付終了。15分くらいでしょうか、その後はボルダリングシューズを受け取って更衣室へ移動。

3.ボルダリング初体験

服装はジャージにTシャツが無難というお話でした。私も例に漏れず予め用意したTシャツとジャージ(短パン)で参加。そして比較的広いボルダリングのスペースの中で、最も傾斜がなだらか(85°)な初心者コースに行ってみました。ただ、どうすればいいのか全くわからなかったので右往左往していると、ジムのスタッフさんがルールと登り方を結構丁寧に教えてくれました。

スタート地点からゴールまでの移動ルート、スタートポジション、登る際の足と手の動き等々。あとはルートの難易度。この施設では9級から2段まで幅広く設定されていました。

とりあえずまず始めにやってみたのが7級のルート。スタートは「S」と書かれた岩を両手でつかみ、足場も同じ級の色のところに登った状態から始めなくてはいけません。そして両足が地面から離れたところからスタート。その後は、足も同じ級の足場、手も同じ級の岩を掴みながら遥か上部にある「G」と書かれたゴール地点を目指すわけです。

足場を右足から左足に上手くチェンジし、体の重心を移動させ勢い良く上にあるブロックを掴みながら足場もまた変えていく、、、まるでパズル。いや、本当にパズルなんですよ。だって、壁の中盤まで上がったところで次に掴むブロックがどこにあるかわからず、さらに足場もどこかわからなくなりパニックになったし、そう迷っているだけでも筋力と握力、スタミナは消費されるので登れなくなるし・・・こういうのがまた面白いんですけどね。

そう悩みながらも登れるようになり、傾斜も85°から90°、95°と難易度も上げつつ他のルートも色々楽しんできました。ま、後半は握力も筋力も限界となり全く登れなくなってしまいましたが、何度もやっていくことで慣れるし鍛えられるため、ちょっと通ってみたいなって思いました。




4.ジムの混み具合

土曜日の13時頃に行ったんですが、その時間帯は比較的空いていました。なので、ジムスタッフの方に丁寧なレクチャーをしてもらえましたし、何度も登れました。ただ、14時、15時と時間が経つにつれ人が増えてきて、ベンチに座れなくなるほどたくさんの方がボルダリングに参加していました。

マイナースポーツだと思っていましたが、そもそもジムの数自体が少ないし、東京ドームシティという有名で人が集まりやすいところに事務がある以上混むのは仕方がないかもですね。なので、秋葉原にあるボルダリング施設も今度会員登録して参加しようと思っています。

5.トレーニング効果?

かなりあると思います。全身を手と足で支えるので筋持久力をかなり使います。さらに、楽しみながらカラフルなブロックを掴み登っていくのは結構楽しいんですよ。それに、ブロックそれぞれが掴みやすいかと言われればそうでもなく、むしろ「これ、どうやって掴むの?」と思えるようなブロックがたくさんあります。

私は学生時代「器械体操部」で鉄棒とかつり輪を掴み演技していた経験があるからボルダリングは楽勝だ!と思っていたのですが、掴みにくいブロックを掴んで体を支えることがこんなにも難しいことなんだということを今回思い知らされました。そんな掴みにくいブロックを掴み体を支えるためにいつも以上に筋力を使うことになるので、上半身を鍛えるにはかなり最適なスポーツだと思います。




6.まとめ

この記事を書いているのがボルダリングの翌日なんですが、、、筋肉痛が酷い。いや、握力が回復していないのが一番辛いかも。でも、久々に心地よい筋肉痛を感じています。スポーツっていいですね!

運動不足な社会人にこそ体験してもらいたいスポーツだと思います。ルールは簡単。決められたブロックをつたって上に登るだけ。私はハマってしまいましたので今後もっと上手くなるためジムに通うつもりです。みなさんもぜひぜひ体験してみてください!


完全図解 スポーツクライミング教本 すべてのクライマー必読の教科書決定版

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誰でもはじめられる ボルダリング

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東京粉末(TOKYO POWDER INDUSTRIES) PURE BLACK/ピュアブラック NET330g

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【主】MVNO乗り換え体験記 〜毎月の通信料が安くなったこと以外変化なし〜

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ソフトバンクから楽天モバイルスマホのキャリアチェンジをしてから1ヶ月経過。

ぶっちゃけ、全く違和感を感じません。


よくお昼頃はMVNOだったら通信速度は遅くなる的な話をいたるところで見ますが、私はそこまで違和感やストレスを感じたことがありません。私はそんなにスマートフォンでWebサイトをたくさん見たり動画をダウンロードしたりする方ではないので参考にならないかもしれませんが・・・

でも、ソフトバンク時代とどう変わった? と聞かれても、キャリアメールが使えないこと月額料金が3分の1以下になったことくらいしか答えることが出来ないんですね。

確かにソフトバンクからMVNOに契約変更するのは不安でした。だって、携帯電話市場を牛耳ってるdocomoauソフトバンク以外の選択肢を選ぶこと自体不安ですもん。でも、こう思ってしまうのは単なる3大キャリアの戦略なのかもしれません。とりあえず3大キャリアと契約してれば安心的な思いも根強いので、そこから出るという挑戦をしたくない日本人気質もあると思います。

ただ、出てみたところ、大きな変化は月額料金が安くなったことぐらいです。だから私の場合得しかしてません。まぁ、これからどうなるかわかりませんが、滑り出しは好調だと感じています。

で、選んだ事業者である楽天モバイルについてどう感じているかというと、可もなく不可もなくというところ。契約時にフリーメールを10個使用可能とか楽天ポイントが貯まるとかいろいろおすすめ情報をもらいましたが、ぶっちゃけどうでもいい話です。むしろ楽天の一番の害である「メールマガジン」が今まで以上に届くことがストレスです。メールマガジンさえ無ければ良い通販サイトなのにね。

ま、そんなことはおいといて、特筆すべき良さも悪さも無いと思います。通信料も業界全体的に見ると平均かそれより安い料金ですし。他のMVNOを使ったことが無いため比較できないので話半分に読んでいてもらえれば幸いです。


というわけで、みなさんもdocomoauソフトバンクといった高すぎるボッタクリ通信事業者から脱却し、MVNOで新しいスマホライフを体験して欲しいものです。


【ガ】下ネタという概念が存在しない退屈な世界1 ~序盤で8割の読者を失う作品~

下ネタという概念が存在しない退屈な世界 (ガガガ文庫)

下ネタという概念が存在しない退屈な世界 (ガガガ文庫)


まさかアニメ化するとは・・・と驚きしか出ないラノベです。いやー、よくこんなラノベが発売できたよなぁ、とただただ脱帽。下品さしか感じない迷作とはこのことだと自信を持って提供できる作品です。


まず序盤で読者の8割を失うだろう展開が素晴らしい。いきなり女性が顔にパンツをかぶって(変態仮面風に)局部の名称を叫ぶなんてこれまで読んできたどんな小説よりもインパクトがでかい。さらに、羽織ったマントの下は全裸。。。萌など皆無、ここまでやられるともう何も言い返せません。


中盤から後半もその勢いは弱まることなく、むしろ増強しつづけます。全校生徒集会をジャックして舞台上の巨大スクリーンにハエの後尾を映し出しアフレコで喘ぎ声を感情込めて体育館全体に流したり、レジスタンス活動だ!とか言いつつエロ本をばらまいたりと、とにかく勢いだけで書いてるんじゃないかと思える展開がどんどん続きます。


ただ、バカバカしいと思っていましたが全体像を見てみると、要は巨大で理不尽な権力に対し世の中を本来あるべき姿へ戻そうという強力なアンチテーゼを発信しているのかなとも思えます。権力側が下ネタ、エロを徹底的に排除し、そんなものに手を出そうとする国民を激しく弾圧する姿は、現代のオタク文化青少年保護育成条例表現の自由を曲解しクリエイター達の活動の場を消し去ろうとする像を彷彿とさせます。


だから、ある種あまりにもバカバカしく描きすぎている理由は、世の中に対する警告を放っているのかな、とも思えるわけです。うーん、深い作品だ・・・


と妄想はこれまでにして、なんで小説化、アニメ化したのか意味不明な作品ですが、個人的には少し応援してもいいかなぁと感じる作品です。1巻の序盤さえ通り越せばまだ楽しめるはずなので、ぜひぜひ挑戦あれ!


【映】アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 〜4Dで見てきました!〜

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全く意味不明でした。


楽しめたのは激しいアクションシーンだけで、ストーリーはほぼわからないものだったように感じます。


まぁ、下調べもせず見に行ったのが悪いのかもしれないけど、雑誌記事では前作を観ていなくても楽しめる!と書いてあったので多少安心して見に行ったんですけどそんなことはなかったです。


まず、「スターク」が何かわからなかったので双子がなぜアベンジャーズに敵対心を持ってるのか理解できませんでした(映画見終わったあと友人に聞いてみたら、アイアンマンの本名がスタークさんで、以前武器製造企業の社長をやっていたとかなんとか)。また、ウルトロンとかもよくわからないし、そもそもアイアンマンやキャプテンアメリカといった凄まじい力を持ったチームの中で弓矢使いの存在がなんか無理矢理ねじ込んだみたいで滑稽でした。


序盤の勢いのある戦闘シーンのあと「杖」を探してるとか何とか言ってましたが、そもそも「杖」が何かわからないので物語に入り込めず、その後いきなりアイアンマンと博士?が結託して他のメンバーに内緒で研究し始めたあたりも何をやっているのかわからず。


他にもいきなりよくわからないチームメンバーが増えたり(赤塗のにいちゃんとか)アイアンマンの白いやつ?(黒人の役者さんが演じていたキャラクター)が出てきたり眼帯をしたボスっぽい人が急に現れたりと、やっぱり前作や前々作、個別の作品(アイアンマンとかソーとか)を見ていないと意味がわからない単なる娯楽アクション作品で終わります。


まぁ、映画の中身は台詞が少ないほぼアクションの映画なので「ストーリーや登場人物のことは気にするな、アクションの迫力をただ楽しめよ!」ということなんでしょう。だからストーリーを多少なりともしっかり見たいと思ってる方は、間違ってもこの映画からアベンジャーズの世界を楽しもうなんて絶対思ってはいけません。



☆追伸☆
この映画をTOHO新宿の4Dで見てきました。

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座席は動きまわりあたかも自分がアイアンマンと同化して空を飛んでるような気になれたし、銃撃戦の時は背中に着弾したかのような刺激を受けるし、足元にも衝撃を感じるような仕組みが施されていたし、海に飛び込むときは水滴が飛んでくるし、廃墟に入ると香りが漂ってくるし・・・4Dは凄い。ただすごい酔うけど。

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ちなみに席は結構大きく足が下に着くか着かないかというほど高め。ポップコーンとかドリンクとか持って入ると間違いなくこぼすね。

あと、鑑賞料金が3400円でした。高ぇ。また、映画を見る前に荷物をロッカーに預けさせられます。荷物あると邪魔というか危ないので。まるで遊園地のアトラクション。映画もここまで進化したかぁ・・・

ただ、アベンジャーズは激しいアクションばかりなので2時間半ずっと動きまくり衝撃ありまくりです。酔いやすい人には一切オススメできません。。。私は酔って気持ち悪くなり途中グロッキー状態でした(´・ω・`)

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【映】劇場版ラブライブ! The School Idol Movie 2回目鑑賞!〜やっぱりつまらない映画デシタ〜

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「劇場版ラブライブ!」2回目鑑賞してきました!


見たいと言ってた友人と行ってきました。個人的には公開初日に見てあまりにもつまらないと思ってしまったので、より冷静に見直したいなと思い見てきたわけです。べ、別に入場者特典目当てってわけじゃないんです!(ここ重要)

あ、どうでもいい話ですが、スクフェス?の映画特典が2枚(南ことり高坂穂乃果)がありますが、そもそもこのゲームをやっていないのでどうすることも出来ない・・・ 友人にあげよう。















※ネタバレがありますのでご注意を!
















で、2回目見た感想。。。やっぱりつまらない映画でした。

なんというか、海外でLIVEをするのはいいけど、あまりにも描写が足りなくて物語にのめり込むことが出来ず。はじめにタクシーで3人ずつ移動してたけど、目的地に辿りつけず別のホテルへ送り届けられた凛や海未、ことりがどうやってみんなと合流するのか!? と期待しつつ次の展開を待ったら、いつの間にか合流してるシーンになったのは興ざめ。

さらに、海外のメディアから呼ばれたという設定のはずなのにスタッフやテレビクルーと一切絡まず話が進んだり、LIVEの舞台を探すという話だったのに急にLIVEシーンになったり・・・展開が雑すぎて面白さが半減

むしろ、全編・後編に分けてもっと丁寧に映画を作って欲しかったですね。一緒に行った友人もほぼ同じ意見でした。映画を見終わった後の第一声が「雑!」でしたので。なぜこの映画が高評価なのか理解に苦しむ・・・ま、私には合わなかっただけなんでしょうけど。

高評価の意見を見てみると、「ダンスや曲が良かった」「穂乃果が縛られたり海未ちゃんがギャグ要員だったり・・・」といったそれぞれのシーンが良かったという意見がちらほら。また、お気に入りのキャラクターが可愛かったというアイドルファン的意見もあったかな。

私のようなぬるいありふれたアニメ好きは、特定のキャラをとにかく好きになっている・・・というわけではないのでストーリーを結構重視していました。だから判断する基準が違うため面白さを私の場合感じなかったのかもしれません。

いやー、もう一度作りなおして欲しい。海外編、完結編と称して、海外での様々な人との出会いと苦難や日本での将来に対する不安といった描写をもっと描いて欲しい。そして、海外で穂乃果が出会ったお姉さんについてももっと詳細を見てみたいですね。コナンが歌って問題提起をしただけで一切誰なのか言及がなかったので結構消化不良です。


というのが2回目の感想です。それにしても劇場はほぼ満席。さすがラブライブ!。TOHOシネマズのランキングで1位になっているのもうなずけます。内容は面白く無いのに集客できるコンテンツパワー、すさまじい。次週もまた違った入場者特典が配布されるのでさらに客足は伸びそうですね。

来月以降はターミネーターやミッション・インポッシブル、進撃の巨人や日本のいちばん長い日等々大作と言われてる夏映画が目白押し! 映画好きにはたまらない季節が近づいてきました。ラブライブ!はDVDレンタルが出るまで待ちましょうかね〜


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【映】劇場版ラブライブ! The School Idol Movie 〜テンポの悪い雑なぶつ切り映画〜

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「劇場版ラブライブ! The School Idol Movie」観てきました!


8時40分から公開のかなり早いタイミングで観てきました。劇場は私が都内で最も好きな映画館「TOHOシネマズ日本橋。いつもは落ち着いた雰囲気で包まれた空間なんですが、今日は朝から熱気と蒸し暑いむさ苦しさ満開の空間になっていました。いやー、ガチなラブライバーすげえ。

そして、グッズを買って帰っていく人多数。映画よりもグッズですか。ま、それは置いといて、私はグッズに目も触れず館内の自分の席へ即座に移動し映画を今か今かと待ちましたよ。

はっきり言って見に行く予定はなかったんです。そんなに見たいと思わなかったし、そもそもDVDでいいや、とすら思っていました。でも、昨日なんとなく見ようかなぁという気になって思わずチケットを衝動買い。そして先ほど見終わり感想を書いています。

ではでは、劇場版ラブライブ!の率直な感想を多少のネタバレ有りで書いていきます!











※1.多少ネタバレがあります。ラブライブの熱烈なファンの方は読まないほうがいいかもしれません。そこそこのファンで映画の内容をざっくり知りたいという方はぜひご覧ください。

※2.劇場版ラブライブの数ある高評価の感想ブログとは違い、映画が「微妙」「むしろダメ」という立場で書いています。なので、こういったことを気にされる方は読むのを避けたほうがいいかもしれません。










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感想を結論から言います。微妙でした。なんというか、ぶつ切りのシーンを雑につなぎあわせたテンポの悪い映画でした。さらに、終わり方も「えっ? これで終わりなの???」と余韻も何もないまま終わったなぁという感じ。カラフルで華やかで見ていて楽しい映画でしたけど、内容や演出、ストーリー展開がダメだったので全体的に雑な印象を感じています。

CMや予告編で海外に行ってLIVEをするという序盤の展開はなんとなく知っていましたが、そもそも海外でLIVEをやる意義を感じませんでした。だって、海外のオファー元のスタッフ等一切絡みがなく、海外で練習してる中で通行人に話しかけられたり、穂乃果がみんなとはぐれたと思いきやたまたま出会った日本人のお姉さんに連れられてホテルへ送ってもらったり、コメを食べたりといつもの展開が繰り返されただけですもん。

そして、いつの間にかLIVEが行われたら観客や主催者と一切絡まずフェードアウトし、次のシーンは帰りの飛行機の中。ちょっと雑過ぎですね。それに、海外編全体が「けいおん」の劇場版アニメとかなり似ていたのが気になります。そしてけいおん劇場版のほうが何十倍も良かったです。

日本に戻ってきたら次は「スクールアイドルを続けるか否か」という問題の話になります。3年生が卒業した後μ'sはどうするか? という若干シリアスめいた話と、ラブライブがドームで開催される予定だからアライズと一緒に盛り上げて欲しい、というファンや運営側の期待との間で揺れ動く気持ちや迷いが描かれていました。でも、さすがはラブライブ!アイドルマスターのような完全シリアスな展開ではなく、ところどころにユーモアが散りばめられた演出が光り、結構笑えるシーンも多かったなぁと感じています。

そうこうしているうちに、日本中のスクールアイドルたちと一緒にLIVEをするぞ! と穂乃果が言い出し、アライズもそれに乗り秋葉原の街中で盛大なLIVEが開かれます。なんというか、大掛かりな演出とカラフルで華やかな曲とダンス、見ていて非常に楽しかったんですけどやっぱりストーリーがダメなのでなんか曲やダンスの良さが浮いた感じになっていました。

というか、μ's以外のバックで踊っていた大勢のアイドルたちが完全モブ。アライズでさえモブ。全員で歌って踊る展開はしないほうが良かったと思います。ちょっと雑な演出だったように感じますね。

急に企画が立ち、いつの間にかLIVEが秋葉原の街なかで作り上げられ当日を迎えるまであっという間。TVシリーズなら苦労して組み立てていく「過程」がしっかりと描かれていましたが、それが省略されていたせいか中身の無いスカスカなストーリーだなぁと思わざるを得なかったんですよ。

そして最後、スクールアイドルたち全員で歌う曲とは別に最後にμ'sだけで歌いたいと真姫ちゃんが作った曲で物語が締めくくられます。ただ、この曲に至るまでの導線が微妙だったし、曲が終わると同時に閉幕するのですがそれも唐突。これはもしやスタッフロールが終わった後何かあるに違いない! と期待していたのもつかの間、劇場の明かりが無情にも灯され退場を促されました。


ただ、かなり楽しい映画でした。もう一回見てもいいなぁとも感じています。なので、来週もう一回見てそれで終わりにしようかなという感じでしょうか。


あと、秋葉原の街が映画にたくさん出てきたのは面白かった。特に「mAAch マーチ エキュートはよく行くのでなんか身近な場所が映画で描かれてるっていいですね。


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そして映画が終わった後、すぐさま秋葉原へ行って映画の半券を渡すとラブライブ!グッズと交換してくれるっていうキャンペーンに参加してきました。いろんなお店が協賛しているみたいでしたが、たまたま目についたアニメイトで交換しまして。


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これは海未? こんなポストカードと交換してくれるのがアニメイトです。他のお店では別のアイテムと交換してくれるので行ってみるといいですよ。ちなみに左上のカードは映画の入場者特典です。来週は1年生?のミニ色紙のようで。来々週は2年生のミニ色紙・・・アイドルマスターの時みたいな悪どい商売してはりますわ。行きそうで怖いけど。


といったのが見終わった後の率直な感想でした。ではでは。


ソフトバンクから楽天モバイルへ! 格安スマホ(MVNO)乗り換え体験記

※2019年5月18日追記※

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5年半契約していたソフトバンクを解約しました!


そして、今流行の「MVNO」に乗り換えてきました!


1.契約プラン

契約したのは「楽天モバイル」「通話SIM 3.1GBプラン」で毎月の料金が「1600円」! また、私の場合使い勝手(通信の速度とか)がソフトバンク契約時とほぼ変わりませし、ソフトバンク時代も「twitter」などのSNS専用機器としてスマホを使っていたので、月7000円はかなりオーバースペックなサービスなんですよ。それが月々1600円という極端に安くなるけど使い勝手は変わらないっていうサービスなら超お得なプランだと思います。



2.MVNO(格安スマホ)にした理由

そもそもMVNOを検討した理由はiPhoneを5から6へすることを躊躇したからなんですけどね。だって、iPhone5のサイズ感が私にとって最高だったのに、iPhone6は一回り以上大きくなったためそもそも使えませんもん。だからiPhone以外の機種を検討し始めたら、もっと安く携帯を使用できるサービスがあったので、このビッグウェーブには乗り換えないとダメでしょ! と思い、検討し始めて3週間後に乗り換えちゃいました。

(1)ソフトバンク時代の携帯料金

ちなみに以前の携帯電話料金が平均すると月々7000円くらい。1年間で84000円、うーん、高い固定費だね。でも、ぶっちゃけソフトバンクが提供しているサービスの1割程度しか使っていなかったんじゃないかとも思えるわけで。だって、通話はしないしソフトバンク特有のサービスは使わない(そんなものあるのか?)。iPhoneで使用しているのは基本Webサイト閲覧のみ、という状況。

(2)楽天モバイル変更後の携帯料金

それが、月々1600円(これに通話料とかが加算されるので多くても2000円くらい?)で、1年間で19200円。ソフトバンク時代よりも1年間で64800円固定費が浮くわけです。この差は大きいですよね。それに端末もデカイiPhone6以外にたくさん選択肢があるのが素晴らしいです。iPhoneを使用し始めてからはや5年半。iPhone 3GSから始めてiPhone5まで2回機種変更してきましたが、とにかく通信費は高く端末費も高かったという感想しか残っていません。

これまであたりまえだと思いながら払ってきた携帯料金がここまで安くなるなんて驚きとともに、こういった情報にキャッチ出来ていなかったのか、、、と情報弱者っぷりを露呈してしまいました。


2.楽天モバイルを選んだ理由

これは簡単です。私が楽天のヘビーユーザーだからです。楽天市場だけでなく楽天証券、楽天銀行、楽天トラベル、楽天カード、楽天インサイト、楽天ペイ、楽天Infoseekなど楽天のサービスを生活の一部のごとく使っているからです。

(1)決め手

その中でも今回格安スマホに変更するにあたり最も良いなぁと思った決め手は「楽天ポイント」でしょう。楽天モバイルと契約していると楽天市場で何か買う際「+1倍」が通常でついてきます。楽天証券や銀行に口座持ってるだけでも「+1倍」されるので、楽天のサービスを複合的に使うとかなりお得になっていくんですよ。ちなみに私の場合は通常時で「+8倍」になります。


(2)ダメ押し

さらに言うと、「携帯料金を楽天ポイントでも支払うことができる」ので便利すぎだなぁと感じました。しかも自動的に。これはお得だし便利ですよね。


3.楽天はすごいなぁ

楽天っていう企業は自社サービスを拡大し、自社の経済圏の中でユーザーの購買サイクルを回しまくるすさまじい仕組みができてますよね。楽天市場で何かを買うとポイントが付きます。そのポイントを使って投資信託も買えるし携帯料金も払えるし動画も観ることができます。

さらにまたポイントがたまり新たに他のサービスを使用開始することでもっとポイントが貯まっていく。。。こうなると他の会社のサービスに移ることが事実上できなくなります(大損するから)。

私はこの経済圏をフル活用したいと思っているので、もう最初から楽天モバイル一択でした。


4.格安のサービスって他にもあるんです

こういう類のものってまだ他にもあるんですよ。例えばウィルスのセキュリティソフト。大抵の方はNortonやSymantec、McAfeeやKasperskyを使用していると思います。

でも、Microsoftに無料のセキュリティサービスがありますし、それが嫌なら大手セキュリティソフトの半額程度で使えるESET Smart Securityとか毎年の更新費のいらないソースネクストのウィルス対策ソフトもあります。確か2000円くらいだったかな?

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WordやExcelといったオフィスツールもKINGSOFTなどを使えばもっと安く同じようなクオリティのソフトを使用することが出来ます。「それしかないから」という理由で他の商品や可能性を調べようともせず高い商品を買ってしまう方が多すぎるからある種寡占化が進むのでしょう。

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携帯電話もまさにそうです。おそらく日本人の9割以上がdocomo、au、ソフトバンクの3社しか選択肢が無いと思っているんじゃないでしょうか。でも、ちょっと勇気を出して格安スマホ(MVNO)に手を出せば、だいたい同じようなクオリティでスマートフォンを使用することができるようになります。


5.まとめ

というわけで、今回はMVNOに乗り換えた際の感想というお話を書かせていただきました。次回は、ぶっちゃけ使用感はどうなの? そして楽天モバイルってぶっちゃけどうなのか?という話を書きたいと思います。ではでは〜



【映】メイズ・ランナー ~ありきたりな展開を演技力と演出力でカバー~

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先月オープンしたゴジラが刺さってる「TOHOシネマズ新宿」に行ってきました。理由はIMAX」という新しい映画の放映システムを体験したかったから。だから映画の内容よりもシステムに感動できるかなぁという気持ちでして。。。


で、率直な感想。高いお金出して見に行くほどの価値はありませんでした。たしかに大きなスクリーンと迫力ある音響はスゴイと思いましたが、TOHOシネマズ日本橋ドルビーアトモスやTCXの方が魅力的だし感動もしました。これらに比べるとIMAXはなんらありふれた映画館と変わらないなって感じました。もう行かないと思う。


そんなIMAXで見た映画は「メイズ・ランナー」。360度壁に囲まれた空間に閉じ込められてしまった人間たちが、壁の向う側にある迷路を攻略しつつ出口を探すといったサバイバルパニックムービーです。さてさて、全く期待せずに見に行きましたが意外と良かったんじゃないかなぁ、という感想を書かせていただきました。







☆ ほんの少しネタバレがあります ☆







【感想】
サバイバルパニックアクションムービーとしてはそこそこ面白かったと思います。理不尽な環境に監禁された人たちがどうすれば脱出できるか日々模索しながら脅威に果敢に挑んでいく、というお話は定番ですが面白いですね。設定はよく似たアニメやゲームがあるので新鮮さはなかったけど、緊迫した状況、仲間を助ける果敢な行動、出口を探すためにリスクを取り行動できる勇気などなど、演技力の高さも相まってかなり面白かったように感じます。


ただ、アクションシーンのカメラワークが雑すぎて場面が追えなかったり、迷路探索シーンが意外にも少なくタイトルにもある「メイズ」の醍醐味を味わえなかったりとちょっと肩透かしを食らった感はありました。


とは言いつつも、後半どんどん盛り上がる人間関係のいざこざや迷路探索、そして解決の糸口が見つかりつつある場面からの急展開、衝撃的なラストなどなど息を吸う暇もないほどのめり込むことが出来ました。


一つ残念なことは、この映画は3部作らしいので謎がさらに増えた瞬間終幕するところでしょうか。まぁ、「メイズ」についてはある程度まとまった内容でしたので消化不良感はないですが、続きが気になる、というか次の展開はどんなものになるのか楽しみではあります。


というわけで全体的に見ると、雑だし定番の展開が続くけど演技力や演出の良さが際立っていたでの3.5点! 四捨五入して4点という点数をつけました。



という感じでしょうか。ぶっちゃけるとダンガンロンパです。全体的な設定や残酷で理不尽な部分、人間関係が徐々に壊れていく様など、ダンガンロンパの展開そのものだったように感じます。オチもね。だから、ダンガンロンパのような展開が好きな方であれば結構楽しめるんじゃないでしょうかねから


【主】恐るべき変化を目の当たりに出来る素晴らしい時代に生まれて良かった

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)

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私は半年に1本メガネを購入します。ブランドはZoffJiNSを主に使ってます。1本5,000円~10,000円で購入出来るので、あたかも服を買い換えるかのようにメガネを買ってますね。お店も多いし安いのでかなりはまっている趣味だったりします。


でも、私が小学生の頃に買ったメガネはデザイン性も皆無で値段もビックリするくらい高かったわけですよ。1本20,000円以上はしていました。デザインは悪いけど買い直すことがほぼ不可能だったので嫌々使っていたことを今でも覚えています。しかし今や値段は半額以下になっているわけで、個人的にはあり得ないくらい良い時代だなって感じているところです。


mp3プレーヤーについてもそうです。私が初めて購入したプレーヤーの容量は64MBでした。価格も携帯電話に音楽再生機能が付いているというものだったので確か定価が80,000円だったような。しかしその後クリエイティブという会社のプレイヤーを購入しました。その容量が2GBでかなりコンパクトなデザインだったのを覚えています。そして今使っているのがiPodで容量が16GB。ここまで来るのに7年くらいでしょうか。あっという間に技術が進歩し我々の生活がどんどん豊になっていくわけです。


例を挙げればきりがないですね。最近ではスマートフォンタブレットを見ない日が無くなりました。電車の中には映像が流れるディスプレイがあります。自分たちの意見をウェブを使って発信することが容易になり、多くの人と交流することも簡単になりました。私もスマートフォンタブレットを毎日のように使い、ブログやtwitterSNSを活用し情報を受信、発信しています。


ここまで面白い技術の発展を黎明期からずっと見てこれたのはある意味ラッキーな時代に生まれたなって思います。そしてこれからも様々な技術の発展があるでしょう。それをも当事者として技術を使いながら見ていければ幸いです。


IT革命―ネット社会のゆくえ (岩波新書)

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