【筆】国税専門官になりたいなら簿記3級は勉強しておくべし
本音を言うと簿記2級まで取っておく方がいいと思います。国税専門官試験で出題される会計学7問は理論と仕訳ですが、理論なんてん簿記検定で学ぶ仕訳、転記、財務諸表作成がわかってるなら楽勝です。
私は簿記を全く勉強しないで受験したため、会計学は全て暗記で乗り切りました。そのためか、7問目に出てくる仕訳問題は意味不明だったのを今でも覚えています。しかし、試験後簿記2級まで取得したんですよ。そしてTACの国税専門官試験の過去問題集を読んでみたら驚くほど簡単に思えてビックリしました。仕訳は楽勝。理論問題も数字の動かし方が簿記というノウハウで理解している分、頭のなかで数字を意識しつつ理論問題も解くことが出来ました。はっきり言って簿記2級を持っているなら会計学は楽勝です。
国税専門官試験の会計学のレベルは簿記2級までが範囲だと思います。仕訳問題を見てると簿記3級レベルの簡単すぎる仕訳もあれば、簿記2級レベルのやや難しい仕訳問題もありました。また、たまにリース会計みたいな簿記1級レベルの問題も入り込んでくるようです。TACの会計学の授業でファイナンス・リースとオペレーティング・リースの勉強をしましたし、退職給付の理論も学んだことからおそらく出てもおかしくないんでしょう。まぁ、難しすぎるのでこの勉強をするならもっと頻出の問題を解くべきですが・・・
というわけで、国税専門官試験の筆記試験に合格したけりゃ「簿記3級」は最低でも取得しておきましょう。来年国税専門官を本命にしているのであれば、11月にある簿記3級の試験をまずは目指しましょう。遠回りが近道になりますよ。
2014年度採用版 過去5年本試験問題集 国税専門官 (公務員試験)
- 作者: TAC公務員講座
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