てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】イエスタデイ ~面白くないことはないけど面白いわけでもない~

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※ほんの少しネタバレ的な部分があります。




なんというか、とても面白いわけではなく、かといって面白くないわけでもなく。観終わったあとも「あ、終わった」という感じ。ストーリーが微妙なんでしょうね。音楽は良すぎるけど。この映画の主人公のように冴えない青年と音楽史に残る名曲の数々というギャップを映画自体にも感じました。


1.ストーリー

主人公しかビートルズの存在を知らない世界。そんな中で数々のビートルズの名曲を武器にスターダムへとのし上がるというストーリーです。でも、全く以て傲慢でもなんでもなく、「この名曲たちをもっと多くの人に届けたいんだ!」「自分が作ったわけでもない名曲をあたかも自分の曲だと言ってしまって良いのか・・・」という信念と葛藤を主人公は常に持ち続けます。

さらにこの主人公、超がつくほど冴えない。明らかに好きな女に告白するタイミングが到来しているのに何も言えないし何もできない。走行しているうちにチャンスはどんどん去っていき、自分は自分で誰かに「HELP」してほしくてストレスをどんどん抱えてしまう。

でもそんな彼の前にとある人が現れ、さらにとある人に会いに行き・・・と終盤の衝撃的な出会いと最後のライブシーン。どんどん盛り上がってエンドロールだ!と思いきやそんなに盛り上がらず終わった感じでした。

なんというか「ビートルズのことを誰も知らない世界」というストーリーの骨子先行で物語が作られて、そのフレームに無理やりヒューマンドラマやラブストーリーを組み込んだため中途半端で面白みに欠けるストーリーになってしまったように感じます。

2.事前準備

ビートルズの曲は知らなくてもなんとなく聴いたことあるレベルで大丈夫です。私もそんなに知らなかったけど全然楽しめました。流石に「Yesterday」は知らないと駄目かなぁと思いますが。

あと、本人役で出演しているエド・シーランのことはちょっとは知っておいた方が良いかもしれません(私は全く知らないミュージシャンでしたが有名な人なんですかね?)。

3.その他気になったこと

流石にエンドロールの長さと曲の尺は合わせようよ。中途半端に曲が終わって無音の中観客たちとエンドロールをただ眺める時間が出来てしまっていました。これは明らかにミスでしょう。

あと主人公のジャックの歌ですが、私的には上手いか下手かはわからないくらい聴き入ってしまいましたが、若干酷いかなぁと言う部分も少しあったかなぁというところ。

また、エド・シーランのことが全くわからないのでラップがどうのこうのとか言われても意味不明。ビートルズの曲にまつわるセリフ?63歳?62歳?もよくわからず。また、コカ・コーラとかハリーポッターとかタバコとか色んなものが詰め込まれすぎていたのでなんかまとまりが悪い感じがしました。


というわけで、個人的にはビートルズの曲は良かったけどストーリーは全く駄目。なので「面白くないことはないけど面白いわけでもない」という中途半端な感想になってしましました。




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