てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】ボヘミアン・ラプソディ ~最後のライブシーンで号泣~


私自身Queenを全く知らない世代です。知ってる曲は「We will rock you」「We are the champion」の二曲くらいです。そんな私でも最後の最後で号泣。頬を流れる涙を止めることができませんでした。


映画自体はよくあるストーリー。デビューしてうまくいってたけど、途中で主要メンバーが傲慢になり内紛が起きて解散寸前。最後の最後で絆を取り戻してラストへ、という内容。でも、なんというか重みが違うというか凄まじい人間模様というか、楽曲が素晴らしすぎるというか… もうスクリーンからいっときも目を離せませんでした。


特に主人公でありQueenのリードボーカルフレディ・マーキュリーの人間味がリアルすぎました。生まれや人種、容姿(出っ歯)、セクシャリティ(ゲイ)など短い時間の中で思いっきり織り込まれており、様々な葛藤が華やかな舞台との対比で絶妙に描かれていました。


と思いきや、アルバム内の曲「ボヘミアン・ラプソディ」という曲が6分を超えるということでシングルカットを強硬に拒むレコード会社側と、絶対にいける!と自分たちの作品を世に出したいバンド側の攻防や、フレディ・マーキュリーがソロデビューすることをメンバーに告げたときの不穏な空気など、音楽活動・お金・人間関係といったものが超リアルすぎ。華やかな裏にはこんな殺伐とした現実があったんだなぁと初めて知りました。


そして物語は終盤へ。フレディ・マーキュリーがエイズを患っているという現実を告げられた瞬間、そしてバンドメンバーに告げる瞬間。重く儚く切ないシーンを観たかと思えば、次の展開でライブエイドへ。


ライブエイドに行く前に立ち寄った家族の元での父との会話の場面ですでに私は大号泣。そこから怒涛、そして圧巻のライブシーン!1曲目から鳥肌立ちまくり!涙出まくりでボロボロ! そのあと21分間、私達TOHOシネマズ日比谷IMAX上映館の観客全員はあのライブスタジアムに間違いなく行っていましたね。


最後のWe Are the Championsは、ここまでの映画のストーリーが全て押し寄せてくる感動と、フレディ・マーキュリーのこの瞬間の重すぎる思い、エイズであると知ったバンドメンバーたち、短い命を悟ったこの刹那すぎる状況があまりにも壮絶で感動するしかない、そんな場面だったと思います。


ほんとに良かった。映画が終わったあと、思わず拍手が劇場内で鳴り響くなんて久しぶりに体験しました。いやー、面白かった、凄かった、この映画は映画館で観るべき映画です。可能であればIMAXやDOLBY ATMOSといったより良い音響設備がある映画館で観てほしいですね。


時代が変わっても色あせない音楽たち、そして時代時代で多くの人たちが一緒に音楽を育ててきたことが今の感動に繋がっているのだと思います。ボヘミアン・ラプソディは今だからこそ観るべき、そんな映画だと思いました。


※映画内の曲、タイトルがわからないから調べることもできないのが辛い…


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