てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

専門用語を意気揚々と話す人の滑稽さ

新卒時代、たくさんの様々な会社説明会に参加してきました。業界も職種もバラバラ。でも、結構実りのある話が聞けたことも多く、たくさん参加して良かったとすら思っています。しかし、学んだことも多くあればイラッとしたことも多くあります。

 

そんなイラッとしたこと。それは最後に行われる応募者側からの質問タイムです。最も鼻についた質問は大きく分けて2つあります。1つ目が女性に対する配慮の話。「御社は女性の働きやすさに対して何かしら対策を取られてますか?」こんな質問が10社中5社は出ました。ナンセンスな質問だと思います。理由は簡単。実態がどうであれ、説明会で話す内容なんて良いところやアピールしかないんです。悪いことを言うわけ無いので、そもそも聞く意味がないです。

 

また、今の時代女性だから、男性だから、という考え自体がナンセンスだと思います。性別の違いでどうしても配慮すべき問題はありますが、それ以上に仕事の場においてこの2つを区別して考えることは好きではありません。だから、この様な質問をすることは、女性としての特別扱いを希望しているのかなと穿った見方をしてしまいます。そういう意味で聞かない方が良い質問だと思います。

 

2つ目が本題。専門用語を入れた質問をする人。アルファベット3文字に縮小された専門用語、特別な勉強をしていないと分からない特殊な用語などなどです。確かに知っていると言うことはそれだけ業界研究や仕事のことについて学んできているため、意欲が高いと言えるかもしれません。

 

 しかし、説明会での質問というのは自分の持っている疑問点を解消するというよりは、説明会の出席者全体で情報を共有する場だと捉えています。だから説明者は全員が分かるようなレベルに落とし込んだ話をしますし、出席者もそれを踏まえた話し方をしないといけないのかなとも思います。自分の持っている疑問点は他の出席者も同じように疑問に思っているかもしれませんので、なおさら全員が分かるように言葉を選ぶべきじゃないかと思うんです。

 

専門用語は相手がその専門的な仕事や業界に関わっているのであれば使っても良いと思います。しかし、それ以外の人たちに使っているのを見ると、相手のことを何一つ考えない自分勝手な話し方だなとか、知っていることをアピールしたいのかなとか思ってしまいます。こう思うのは私の性格がひねくれているからかもしれませんが。

 

なにはともあれ、私も昔こんな質問をしていたかもしれませんので、こういうことに気をつけつつ空気を読み相手が最も理解してもらえるような言葉の選び方を心がけたいものです。