大学4年間で得た考え方の変化について
- 作者: 金子元久
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/09
- メディア: 新書
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私の大学選びはかなり適当でした。なんとなく知名度高いし偏差値もそこそこだし悪くないし、という理由です。関関同立だしいいか! っていうノリでもありました。しかし結果的にかなり興味を持つことができた学部で4年間学ぶことが出来ました。さらに、伝統的な歴史のある大学でありさらに新設校でもあったため面白くて偏差値の高い学生がたくさん集まっていたのが良かったですね。いわゆる「意識が高い人」がものすごく多かったという記憶は強く残っています。私もそんな「意識の高い病」に大学3年生まで疾患していたので何とも言えませんが。。。
この大学に入って最も良かったことは「友人達の知的レベルや向上心が異様に高かったこと」です。高校までの勉強の話、専門的な話から時事問題、経済事情、海外での経験など、とにかくしっかり勉強をしてきた凄さを常に感じさせられました。そんな愕然とするレベルの差を見せつけられつつ「自分も頑張らねば」と毎日思えるようになったことは本当に良かったです。多分、大学生になってから初めて「勉強」をしましたね。大学生以前の自分は勉強なんて一度もしたことが無かったと今では思っています。
ここでいう勉強の定義は「自ら進んで学びたい対象を選び、その知識を吸収すること」です。大学に入り、経営学に触れて初めて面白いと思える分野を見つけることが出来ました。そしてその分野を自ら進んで学べたことが大学に入って得た最も価値のあるものだと思っています。「自ら、やりたいこと・やるべきことを見つけ、進んで学ぶ」このような考え方を大学以前は持ち合わせていませんでしたので、この考え方を身につけることが出来たことは自分にとってかなりプラスになりました。
あとは「他責(他人の責任)」から「自責(自分の責任)」というマインドチェンジができたことです。高校生までは勉強は与えられるもの、無理矢理やらされるものでした。だから、ほぼすべて人任せにしていました。要は自分の力で問題を解決しようとしたことがなかったわけです。分からないことは自分で考えず人に聞くか放置。それでも上手く回っていたので何も疑問を感じていませんでした。しかし大学ではそうはいきません。自分から行動しないと本当に何もしない4年間でしか無くなります。だからこそ「ダメな結果は自分の行動の結果である」という考えが出来るようになったのかなって思います。
大学4年間。ある意味自由で何にも縛られないモラトリアムです。しかし得られるものはものすごくたくさんあります。今回はその中の1つをご紹介させていただきました。
変革(チェンジ)リーダーの技術―企業変革の本質とリーダーのマインドセット
- 作者: 船川淳志
- 出版社/メーカー: オーエス出版
- 発売日: 2001/08
- メディア: 単行本
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