てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【学】絶望的な状況下のチームをマネジメントする方法

 

皆様、フルメタルパニック」というライトノベルをご存じでしょうか?

 

世界をまたにかける凄腕の傭兵で、格闘技や重火器の取扱を熟知しており、

戦争のプロフェッショナルである主人公相良宗介(さがらそうすけ)17歳?が、

とある任務で日本の高校に学生として入学するという出だしから始まる

ドタバタコメディでありシリアスであり奥深い内容の小説です。

 

この小説に高校生の時に出会い、約10年経過後に完結した超大作ですね。

アニメ化も何度も行われ、売れに売れたライトノベル界を代表する作品です。

そんな小説の中で最も印象に残っているセリフがこのブログのタイトルなんです。

 

「あなたにはユーモアが足りない」

 

緊迫する戦況の中、いつ自艦が撃沈されてもおかしくない状況において、

副艦長が艦長に対して指摘するセリフなんです。

 

こういう最低最悪の状況下だからこそ、楽観的にユーモアを持って

事の処理にあたる重要性ってあるんだなぁ、思いました。

 

 

と、自分のこれまでの経験を顧みてみると確かにそういう状況もあったんです。

 

例えば震災時対応。私は末端ですが震災対応関係の仕事になぜか参加していました。

偶然のタイミングだったんですが、とにかく震災の約2時間経過後くらいから

3日間寝ずに震災対応関係の仕事をしていました。

 

体も疲れ、心というか精神状態は張り詰めたままでかなり変なテンションでした。

焦る心はあれど、体と知識は全く追いつかない。

不甲斐なさともっと仕事がしたいという気持ちが巡り巡ってちょっとおかしくなってました。

 

しかし、そんな時に職場の中を見回すとみんなとにかく明るい。

笑い合ったり笑顔で対応したりといつも以上に軽い雰囲気ができていました。

 

私の隣にいた責任者クラスの上司からも急に釣りの話を振られたり、

その人の部下の女性に彼氏がいないから君どうだい?とか言われたりと、

ある意味どうでもいいことをたくさん話しかけて貰いかなり気楽な気分になったことがあります。

 

そうです。絶望的な状況下でチームや組織を良い方向へ導く力って

「ユーモア」にあると確信できた瞬間でした。

 

なぜなら、私が一番助かったから。。。

 

といったエピソードをフルメタルパニックのたった一行のセリフから思い出したんですね。

 

今後の人生の中で、震災以上に激しい経験をすることは無いと思いたいですが、

震災を目の前で経験した自分のちょっとした微々たる学びを何かに必ず活かしたい。

 

どんな場面においてもユーモアを忘れない。

 

この私の仕事における最大の学びを常に心の片隅にでも置いておきつつ、

ユーモアを学ぶために色んなライトノベルを読みまくりたいと思います。。。