【主】軽く扱われる昨今の個人情報事情
たった4年! 学生大家から純資産6億円を築いた私の投資法 借りて増やす技術
- 作者: 石渡浩
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2012/04/21
- メディア: 単行本
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最近よく電話がかかってきます。「資産を増やす方法」「不動産の投資について」「税金対策」などなど。全く知らない会社の全く知らない人から直接携帯電話に電話がかかってきます。しかも土日朝夜関係なく突然電話がかかってくることが多いんです。いったいどこから私の情報が漏れたのか。何となく流出の根源を見つけはしたのですが、どうすることも出来ず今はひたすら無視しています。
また、自分の働いている組織内でも情報の流出が多々ありました。その中の1つに私の通っていた大学名がなぜかみなさんが知っていたという話です。通っていた大学名なんて誰にも話してません。知っているとしたら人事担当者か、人事情報記録に載せられている情報を扱う人くらいです。しかし全く交流のない人事とはかけ離れた職種の人間から大学の所在地が同じ人たちで集まる会合に誘われたので驚いたことがあります。
たかだか携帯電話番号や職業、大学名といった情報かもしれません。たかだか大学名くらいなら教えても問題ないだろうと判断されたのかもしれません。しかしこれらはすべて「個人情報」です。デジタル化し情報を入手することが比較的簡単になったことで、その価値や重みもこれまでより軽く感じてしまっているのではないかと危惧しています。
このような個人情報の流出を防ぐためにどんな取り組みが有効か。方策はあるのですが現実的じゃないものがほとんどです。例えば、様々なサイトに登録しないこと等です。転職サイトや各種SNSなど登録する際に、氏名や住所、職業から電話番号等を入力します。その情報がもし漏れたとしたら、と考えると登録しない方が良いわけです。しかし、これらのサイトは便利だし楽しいのでやっぱり使いたいわけです。リスクと利便性を天秤にかけるのは好きではありませんが、やっぱり利便性を重視してしまいがちです。
だからこそ、個人情報は漏れるという前提で自分を如何にして守るかを考えるべきです。どんなにコンプライアンスを重視すると謳っている組織も軽々しく個人情報を漏らす時代です。出すべき情報、隠すべき情報を吟味し、上手くこの情報化社会を乗り切らなければならないなと気を引き締めないとだめですね。
- 作者: 浜辺陽一郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2011/12/15
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