てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【主】親が言う「良い大学」「良い高校」とはどういう意味なのか?(不真面目に書いてます)

小学生時代に良く言われました。「勉強しろ」「良い高校行って良い大学に行け」。と言われつつよく分からないまま塾という刑務所のような地獄へ毎週2日通わされ性格がねじ曲がったという嫌な経験があります。


ここで最も悪かった親の姿勢は「なぜ塾へ行かせるのか」「良い高校・大学とは何か?」を説明しなかったことでしょう。私自身中学卒業までなんで塾へ通っているのか全く分かりませんでした。それどころか良い高校・大学って何なのかすら理解していませんでした。結局高校に入学し大学へ行くことになりました。親が言うような良い高校・大学だったのかは分かりません。個人的には満足しているので無問題ですが。


ではここで「良い高校・大学」の定義を考えてみましょう。まずざっとブレストしてみたところ、「偏差値」「収益性」「教師の質」「設備」「資金の豊富さ」「研究」「課外活動」「独自のカリキュラム」「就職率」「家から近い」「環境が良い」「自由な風土」・・・というところでしょうか。


次にこれらを分類します。うーん、大体3つのカテゴリに分けることが出来そうですね。「教育事業」「経営活動」「環境」でしょうか。偏差値や教師の質、研究、課外活動は「教育事業」。収益性や資金は「経営活動」。設備や家から近い等は「環境」。この3つの指標を吟味した結果、ある一定以上のポイントを超えた学校が「良い高校・大学」と言えます。


これらを適当に数値化しA大学からD大学を評価してみました。それが以下の表です。

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一目見るとC大学が優れていそうですね。教育事業や環境がものすごく良いので入学後しっかりとした学びが期待できます。しかし「経営活動」の評価が著しく低い。たとえこの大学に入れたとしても入学後設備投資が期待できそうにありませんし、下手したらつぶれるかもしれません。過去にお金に糸目を付けず教育関連投資を行いすぎたツケが今後来るかもしれません。そう考えると良い大学とは言えなさそうです。平均値も3位ですしおすし。


逆にB大学はどうでしょう? 経営活動に素晴らしい魅力があります。設備も素晴らしくつぶれることはないでしょう。P/Lで言うところの「営業外収益」が多そうですね。。。しかし、教育事業への評価は低く環境もそこそこ。なんかそこそこの学びしかできなさそうです。うむむ、あまり良い大学とは言えなさそうです。経営活動なんて大学の広報で前面に押し出してアピールするものでもないですしおすし。まだ親たちへのアピール材料としてはC大学の方が強いですね。親たちは錯覚してC大学を良い大学と勘違いしそうですしおすし。


というわけでD大学ですね。すべて70点の平均値良くも悪くもない無難さ。入れば無難に学べて無難に卒業できそうです。無難に通うことも出来ますし無難に教育投資や設備投資も行われそうです。大学広報も無難に行われそうですし偏差値もそこそこ高めを維持しているでしょう。


結論が出ました。そうです。親が言う「良い高校・大学」というのは「無難」なところなんでしょう。あとは広報で上手くブランドイメージを主張できる力もあるところですかね。自分が何をやりたいか? 将来の夢はこんなものだ! という意志は全く考慮されないというのがポイントです。ここ、テストに出ますよ。


と、不真面目にいろいろ書いてきましたが、多分親が言う良い大学って「高偏差値」のところでしょうね。慶応とか早稲田とか。ま、かなりどうでもいい話でした。チャンチャン。