【映】名探偵コナン ゼロの執行人 ~子供にはまだ早いよ、この内容~
なんというか、名探偵コナンの内容って刑事モノの2時間ドラマみたいな話ですよね。今回も例に漏れずそんなお話でした。でも、それが結構面白いわけで。
去年観たコナンの映画よりも登場キャラクターは少なめ。だからこそひとりひとりの描写が結構濃かったと思います。特にコナンと安室2人で物語が構成されているといっても過言ではない感じです。
今回の映画は、安室の所属する公安の裏側、法に基づかないダーティな役割がメインのお話。過去のダーティな行動と今回序盤のこれまたダーティな展開を信念を持って推し進めていくという勢力、そしてそれらを阻止しつつも大きな事件に巻き込まれていくコナンたちの奮闘が描かれています。いやー、面白い。小学生が観ても本当に面白い映画か?と疑ってしまいます。
ただ、毎回感じる違和感、本職が声優以外の出演者を入れることはやめてほしいですね。その声優以外が演じるキャラクターが話し始めた途端、物語に没頭していた私の精神が現実に引き戻されます。プロモーション戦略とか忖度とかいろいろあるとは思うんですが、コナンクラスであればそこまでぶっこまなくても十分に稼げると思うんです。だから今後はこういう愚行は控えてもらいたい。あ、音楽は特に言うことはありません。
というわけで、物語や演出は素晴らしいの一言。迫力もあるし緊迫感もある。伏線もしっかり回収する心地よいまとめ方もさすが。一部の演技以外は最高のできです。映画館で観る価値はありますね。
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