てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 - ~ひたすらに美しくて哀しい物語~

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映画終了後、数時間感動の余韻が止まりませんでした。

美しすぎる美術、美しすぎるストーリー、そして絶妙に余韻を残す登場人物たちの心理描写。本当に面白かったんです。


1.ストーリー

多少本編を観ていないと意味がわからないかもしれません。そもそも「自動手記人形」の役割や、そんな仕事が必要とされている背景、放送された本編でどれだけヴァイオレットが「自動手記人形」として多くの人と人の間に立ち幸せを届けてきたのか、これらを知っておかないと今回の外伝のストーリーがなかなか理解できないと思います。まぁ、今回の作品を見に行く人は多少本編は観ているのかな?

ストーリーは外伝なのでヴァイオレットの役割もちょっと本編とは違ってましたね。イザベラお嬢様の教育係として淑女としてのマナーや振る舞いを指導しに男性が入ることができない全寮制の学院へ派遣されます。初めはギスギスしてたけど次第に仲良くなって友だちになって、そして別れが来て・・・

そんなイザベラお嬢様の生き別れた妹が今度はヴァイオレットの元を訪れ、とある目的のために郵便配達員として修行することに。そして最後に胸に大きな目標を刻み込んでエンドロールへ。

最後のシーンは涙なしには観られませんでした。


2.美術

冒頭から最後まで全部キレイでしたね。特に感動したのが、ヴァイオレットとイザベラが並木道の下を手をつないで駆け抜けるシーン。木漏れ日だったり木と葉の影が流れるようにヴァイオレットとイザベラを覆う描写はさすが京アニでした。あのシーンを切り取って額に入れて飾りたいほどです。

また、森の中に立つ城の迫力とその前にある広い川の瑞々しさは見事。人、建物、乗り物、自然を出すアニメーションの美しさ、日本の宝だと再度痛感しました。


3.まとめ

本当に素晴らしい映画でした。境界の彼方もユーフォニアムもリズも素晴らしいけど、ヴァイオレット・エヴァーガーデンのちょっと重めの世界観も非常に良くできた作品だと感じています。

ちなみに公開2日目の昼に観に行ったのですが、冒頭の「京都アニメーション」のクレジットが出た瞬間体が震えました。最後のシーンで涙が溢れ、エンドロールの音楽とスタッフ陣を観ながら更に涙涙。

次は来年の劇場版ですね。公開予定が延期されても全く問題はないですよ!私はいくらでも待ちます。素晴らしい作品、次にも期待しています!





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