てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】オデッセイ 〜おっぱーい!は無かったです。〜

f:id:tel_01:20160213103936j:plain


オデッセイ観てきました! 小説版の「火星の人」を以前読んだことがあるのですが、この内容をどこまで再現できるのかなぁ・・・と期待しすぎて行ってきました。


感想を一言で言うと「かなり面白かった!」ですね〜 特に悲壮感漂うPVとは裏腹に、小説どおりの明るく下ネタや陽気さ溢れる内容にしてくれたのはかなり良かった。「おっぱーい、おっぱーい」が無かったのはかなり残念でしたが、「科学を駆使して生き残る」という知的なサバイバルゲームと極限状態でも希望を捨てない生き方に感動しました。


火星でのミッションで事故にあい1人取り残される主人公。次に火星に探査機が来るのは4年後であり、食料も足りなければ水、酸素も微妙という状況下。そんな中で、作物を育てて食料を作ったり、火星を探索し以前のミッションで火星に放棄されていた通信設備やロケットを探しだしたりと意欲的に前向きに生きる姿は凄まじく感動です。


しかもセリフは基本ブラックなユーモアだらけ。船長の持ち込んだ音楽データをディスったり、仲間に主人公の専攻である植物学が役に立たないとディスられたり・・・絶望的な状況下でもとにかく明るい雰囲気の映画でした。ホント、小説どおりの展開で大満足です。


久々に面白いと思える映画に出会えました。オデッセイは観る価値のある素晴らしい映画だと思います!


火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)

火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)

【漫・SQ】千早さんはそのままでいい1 〜我慢できないぽっちゃり系女子!〜

千早さんはそのままでいい 1 (ジャンプコミックス)

千早さんはそのままでいい 1 (ジャンプコミックス)


最近読んだマンガで一番面白かったのがこちら「千早さんはそのままでいい」ジャンプSQ? ま、知りませんがこの雑誌?レーベルで出されたコミックです。


主人公の千早さんはちょっとぽっちゃりしたムチムチ女子高生。そんな千早さんと幼なじみで細身の志真の2人で話が進んでいきます。毎回千早さんが「ダイエットする!」「痩せる!」と宣言するんですが上手く行かず、志真に「俺はそれくらいの方が好きだ」と言われ怒ったり照れたりするんです。萌え。


ダイエット方法も、ムチムチの太ももの間にペットボトルをはさみキープする方法だったり、食べる量を減らしたり…いちいちしぐさがエロい。太ももの間にペットボトルを挟む前に太ももを志真に触らせたりするシーンは狙ってんのか!と思うほどあざといしぐさだけど千早さんは無意識でやってるわけで。


また、ちょっと汗かいたりちょっと動いただけで「痩せたかも?」と思い込んでしまうあたりも痩せない原因なんですね〜 そんな千早さんにツッコミを入れる志真。不憫です。。。


この2人、志真は千早さんのことが好きなんだろうけど千早さんはあまり意識していない様子。ただ、志真が他の女子にちょっかい出されていると無意識に嫉妬してるシーンもあるんです。そして舞台はお祭りの屋台へ。ここで千早さんと志真の距離がぐっと縮まる!?


と、結構読みやすく面白いコミックですね〜 おすすめですよ!

【映】劇場版ペルソナ3 #4 Winter of Rebirth 〜4章は丁寧な展開だけど…〜

f:id:tel_01:20160124092804j:plain


劇場版ペルソナ3最終章を観てきました! 今回の「#4 Winter of Rebirth」だけを個人的に評価すると「良かった」という感じ。ゲームのラスト部分を丁寧にアニメ化したなぁというのが素直な印象だけど、スッキリする面白さがなかったのは事実。ただ、そういう作品なので世界観を忠実に再現しているのかなとも思えるわけで…


劇場版ペルソナ3全体の感想もそんな感じです。ペルソナ3自体が少し根暗な内容なので、ペルソナ4のような陽気さを入れにくいというのは分かりますが、第2章のラストがお葬式で終わったり、今回の第4章が最初からずっと暗い雰囲気だったので、見てて辛かったですね。ま、そういうお話なのでなんともいえませんが、個人的には結構好きです。


話のスピードは4章が一番丁寧に作りこまれていたと思います。1章〜3章はかなり端折って端折って時間内に無理やり収めた感が強かったんですが、4章は一つ一つのエピソードを丁寧にアニメ化したなぁという印象。キャラクターそれぞれの心情や敵との戦い、そしてラストへ至る盛り上がりなどは非常に良かったですね。


ゆかりや真田先輩、美鶴先輩等々、メンバーそれぞれが抱えている葛藤やトラウマが描かれ、そしてそれを乗り越える強い思いや希望は感動的だったし、対比するようなストレガの存在は気持ち悪かった。戦闘シーンはタルタロスとボス戦くらいだったので少ないですが、その分人間ドラマを深く追求した内容になってました。


あと、笑いどころとしては私の一美味しキャラ「エリザベス」が理に街を案内させるシーン。踊ったり食べたりしてはしゃぐちょっと抜けたエリザベスの行動が可愛い。。。でも、最後はビシっと締めるところはさすがのキャラクターですね。「メギドラオンでございます」も聞けたので満足! うーん、これはゲームをやっていないとわからないかなぁ。


ただ、やっぱり前から私が考えているように、ゲームは映画化しちゃダメですよ。特に今回のような1年を通したロールプレイングゲームはたとえ4分割にしても8時間弱程度の枠に物語が収まるわけがありません。ペルソナは面白くて好きなんですが、やるなら4分割ではなく6〜8分割にしてじっくりやって欲しかった。季節で分けるというのは演出上良かったのかもしれませんが、もっとボリュームで分けて欲しかった。


でも私はペルソナっていうコンテンツが大好きなので、ここまで盛り上げてくれたことには大感謝です! ペルソナは1からやってるしペルソナライブにも行ったしコスプレまでしたし・・・いやー、これからももっと盛り上がって欲しいですな。次はペルソナ5、出る前にはプレステ4買わないと!


ペルソナ3ポータブル PSP the Best

ペルソナ3ポータブル PSP the Best

【映】ガールズ&パンツァー、007、傷物語を観たよ!

かなりお久しぶりの更新になってしまいました。いろいろプライベートが大変でして・・・ただ、映画はライフワークなのでそこそこ観に行ってる方だと思います。そして、今年2016年も早速映画を「4作」観てきました!


f:id:tel_01:20160124092756j:plain

「劇場版ガールズ&パンツァーを立川まで観に行ってきました! 極音? とにかく音が凄まじい設備がある映画館で観てきたんですよ。いやー、すごかった。戦車が放つ砲弾の爆発音や、そんな砲弾が敵戦車の側面をかすめる際の「キンッ!」って音などなどとにかくド迫力。体の芯まで響く重厚な爆発音が映画の面白さを更に倍増させてくれていました。

アニメシリーズのガールズ&パンツァーは観たことがなかったんですが、あまりにも周りの評価が高かったので観たってだけなんですが、想像を遥かに上回る面白さだったので大満足です。いやー、面白かった!


f:id:tel_01:20160124092818j:plain

次に観たのは「007 Spector」。久々の007、どんな内容なのか全く調べず観に行ってきました。イタリアでの大掛かりな戦闘シーンは大迫力! でも、Qがいなかったり本部が無くなったりと、意外な展開もあったり。個人的にはボンドのスマートな振る舞いやしぐさを結構楽しみにしてるので、そのあたりは大満足でしたが、ストーリーがイマイチ面白くなかったのが残念。

まぁ007ファンとしては非常に楽しめる作品だったと思います。過去作品とのリンクやお決まりのやり取り(ウォッカマティーニをシェイクで・・・)などなど、安心して楽しめました。

アクションはこんなもんか、という感じ。もっと激しい応酬を想像していただけに少し拍子抜けしましたが、どんな場面でもスマートに紳士的に振る舞うボンドの立ち居振る舞いは憧れますねー。

ただ、今回から007を見た人にはよくわからない映画だったんじゃないかなぁ。Mの写真や映像が出てきても「誰?」としか思えないし、コードネームで呼び合っていることが余計に登場人物をわかりにくくさせているような気もします。ま、それが007の味なんですけどね。


f:id:tel_01:20160124092814j:plain

個人的に原作シリーズの中でも傷物語が一番好きです。なのでアニメ化は結構期待していましたが、映像表現やストーリー構成は期待以上の出来だったと思います。

特に、冒頭のパンチラシーンは原作では数ページに渡って描写を解説するんですが、アニメでは比較的長くしっかり描き込まれたパンツが表現されていたり、羽川が恥じらって暦にちょっかい出したりと見応え抜群でした。

また、3人の敵の存在も非常に不気味だったし、忍野の存在感もかなり色濃く出てたし、キスショットもここまで描くかと思うほどエグさが表現されていたので大満足です。おそらく次の第2部で出て来るであろう原作で「アニメ化できない!」と言われていたシーンも期待せずにはいられないですね。

ただ、音楽の想像以上の暗さと陰湿さは個人的には好きになれませんでした。ただ、全体的に原作に忠実に雰囲気が描かれているのでファンならかなり楽しめるんじゃないかなと思います。


といった感じで今年の映画鑑賞がスタートです。来月は最も楽しみにしていた映画「オデッセイ」が公開されるんでしたっけ? 原作「火星の人」が名作すぎるし内容も知的で絶望的だけどユニークなやり取りもあって非常に面白いので、ぜひぜひハリウッド映画で見たいと思ってました。絶対に見に行く!


ではまた〜

傷物語 (講談社BOX)

傷物語 (講談社BOX)

傷物語 涜葬版

傷物語 涜葬版

火星の人

火星の人

火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)

火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)

【電】ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? 〜こんな妄想一度はするよね?〜


ネトゲプレイヤーは男だらけ?


ネトゲプレイヤーなら一度は妄想したことがあるんじゃないか? というお話でした。ネトゲオタクな主人公がゲーム内でアコライトの巨乳キャラと結婚。。。そんな主人公の居る4人のパーティは全員同じ高校の学生でさらに主人公以外全員美少女・・・すごい設定だけど妄想したことあるよね? って感じのお話でした。


その中でも、ヒロインであり嫁の「アコ」は現実とゲームの世界を混同してしまい、学校のクラスでパーティメンバーとあった時もハンドルネームで呼んでしまう痛い子。はっきり言って気持ち悪いですが美人で巨乳だから許されてるんだよなぁ、と思いつつ読んでいるとなぜか主人公に対して一方的に好意を示しているわけで。不自然だけどラノベで言うところの自然な描写なので結構面白く読めます。


他にも美人生徒会長だけど友達ゼロなキャラ(様々なラノベに出てくる生徒会長とほぼ同じ設定)やツンデレでオタク趣味を一切出さないように過ごしている美少女クラスメイト(ツインテール)もいたりと、なんというかわかりやすいライトノベルですよね。オタクにある種媚びた作品かなぁ。個人的には大好きだけど。


ただ、マニアックなネトゲ知識がふんだんに盛り込まれていますので、ネトゲ知識が全く無い方には面白さがあまり伝わらないような気がします。でも、過去にラグナロクオンラインなどなどプレイ経験がある方なら結構楽しめる作品じゃないかと思います。


ネトゲで出会った仲間とリアルで会ったら実は全員知り合い!? さらに同じ高校!? みたいなわかりやすい設定のこのラノベ、結構面白いのでお楽しみくださいな!


「論理的思考力」を説明できる人って多くないんじゃないか?


我が社は「論理的思考力」を持った人材と一緒に働きたい。


腐るほど聞くセリフである。果たして御社の従業員はすべからく「論理的思考力」をお持ちなのですか? と聞き返したくなるくらいだ。


ではここで質問。「論理的思考力」って何?


これまで幾度と無く「論理的思考力を持った人材を求む」というセリフは聞けど、求めている論理的思考力とは具体的に何なのか?を聞いたことはない。さらに、採用説明会で「御社の求めている論理的思考力とは具体的にどんな能力ですか?」と聞いても答えをはぐらかされる。一度面接の場で「論理的思考力って何ですか?」と聞いたら面接官が「確かに一言じゃ答えられない。。。」と言っていたほどだ。


そんな論理的思考力。よくある説明は、「プレゼンテーションの場で「理由は3点あります」と言うことだ」、と言う話だったり、「結論から話すこと」だったりする。私から言わせてもらえば、こんなもの単なるビジネスマナーだったりテクニックでしかなく、訓練さえすれば小学生でもできる芸当である。


つまり「能力」ではなく「技術」である。


じゃあ、他にどんなものが論理的思考力と考えられるか? 例えば、業務で来年度の人事戦略を企画する際にだ。現在の従業員が100人で10年かけて増えてきたが、2年後には200人にしたいと考えている企業があるとする。


この企業が年度初めから200人に増えた状態になる2年後までにやるべきことは何なのか? 採用活動? それは当然。採用予算獲得? それも当然。他にも机や椅子、OA機器を調達したりオフィスが手狭なら引っ越しも考える必要がある。給与計算や経理面、福利厚生面も2倍以上の事務処理が必要だし、それらを実行する職員も場合によっては増やす必要がある。外注するという場合も事前に想定し計画を作らなければならない。


モノ、カネ、バショ等々様々な面で必要とされることを漏れが無いよう抽出し実行部隊を組織し訓練しスケジューリングしマニュアル化し全社内で共有し先導しなければならない。こんなことをマネジメントする能力はまさに「論理的思考力」であろう。


じゃあ、採用活動する企業はここまでの能力を求めたいから「論理的思考力を求む!」と言っているのであろうか? いやいや、そんなことはない。単純に言葉がカッコいいしみんな使ってるから何の気なしに「我が社の求める人材像」の中に忍ばせているだけだ。本気で考えて掲示している企業は少ないように感じる。


ここで結論。論理的思考力とは何か? そう、論理的思考力にはレベルがある。仮にここで10段階のレベルを設定し、10が最難関、1が簡単なものだとすると「結論から話す」「理由は3点ある、と言う」はレベル1だろう。2年後の経営戦略を構築する能力はレベル10だ。なので、最低限レベル1の能力を満たしており、将来レベル10の能力を積極的に身につけてくれるんだろうなぁと思える、こんな資質こそが「論理的思考力」なのだと思う。


とまぁ、ふと疑問に思った単語を色々と自分なりに考えてみたわけで。うん、論理的に書けてない文章だ(笑)。ま、こんなブログにそんなものは求められてないからいいか。なので皆さんもよくわからないことは堂々と聞いてみるのがいいかもよ!


論理トレーニング101題

論理トレーニング101題

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

【漫・ビー】ダンジョン飯 〜スライム・動く鎧・歩き茸・・・食べます〜


スライムを食べるとは思わなかった・・・


数ある料理漫画の中で最も異色を放っている作品だと思います。だって食べるものが現代社会には存在しないものばかりだから。。。スライム、きのこモンスター、バジリスク、動く鎧・・・


でも、面白いし美味しそうなんですよ! スライムなんて、干して水分を抜いた干物にした後、細かく麺状にカットして鍋に入れるんですよ。あたかも鍋にうどんを入れるかのごとくスライムの干物を食べるんです! しかもスライムなのにもかかわらず美味しそう!? これは一見の価値あり!


動く鎧はまるで焼き牡蠣のように網の上で焼きツルッと食べる。。。バジリスクは羽をむしったあと鶏肉のように食べつくす。RPGのダンジョンの中でモンスターを食べながら生活するという根暗な話なのにページをめくる手を止められない面白さ! 料理マンガの中でもトップクラスの面白さです。


さらに、キャラも立ってるのが凄い。主人公の戦士ライオスはモンスターを食べることに抵抗がないちょっと変なキャラ。それに対しエルフのマルシルはモンスターを食べることにすごい抵抗してるけど、やっぱりお腹が空いてるので思わず食べちゃう。そしておいしくて悔しがる・・・シーフのチルチャックは子供のような大人。罠を解除したり鍵を開けたりするけどやっぱりなんか子供。


そして一番人気?ドワーフのセンシは大きな鍋を背中に抱えてダンジョンに住みダンジョン飯を研究する男前。頼りになる男ですよ、スライムを干したりタルトを作ったりかき揚げを作ったり、、、なんか大好きです。


そんなこのマンガ、毎回「こんなもの食べるの!?」という驚きと面白さがありますしキャラも可愛いので、万人に受ける作品だと思います。ぜひぜひ読んでみてください!


【漫・ヴァル】魔王の始め方 〜Hで魔王な男が繰り広げる復讐劇〜


人間を信用出来ない男が魔王になって世界を征服!


久々に続きが気になる! ってマンガに出会えました。人間に復讐をするべく魔王となりダンジョンを構築し徐々に侵略範囲を広げていく主人公オウル。読んでいてスカッとするマンガです。


いきなりオウルが出てきたと思えば、スタイルが良く美人なサキュバスを召喚し、いきなり壁に手をつかせ立ちバックしたかと思えば「ダンジョンを作れ」と命じたり、村を襲いに行った際には村人を皆殺しさせたり、そんな死体から肉を削ぎ落とさせたり・・・単なるHで無敵な魔王というわけではなく、力はないけど頭脳を駆使して魔物や悪魔を使役し徐々に侵略していく爽快感が面白い!


また、登場する女の子が皆可愛い! 始めに出てくるサキュバスのリルはHに積極的なサッパリ系。でも、オウルとの激しいHに泣き喘ぎヘロヘロになっちゃうシーンは見どころあり! 次に出てくる冒険者ユニスはボーイッシュで無邪気な少女。他にもたくさん魅力的な女性キャラが出てきます。


などなど、魅力的で可愛くてHシーン満載だけどストーリーの軸はしっかりしているので、読んでいて楽しいですね。ダークヒーローだけど、いつの間にか応援している私。。。最近のイチオシ作品です!


魔王の始め方 3 (ビギニングノベルズ)

魔王の始め方 3 (ビギニングノベルズ)

【GA】落第騎士の英雄譚 1~英雄譚と書いてキャバルリィと読みます~


え? 魔法科高校の劣等生


始めに言っておきます。このラノベ、私的には大好きです! 設定もキャラクターも雰囲気も大好き。非常に楽しめました。。。でも、この内容明らかに「魔法科高校の劣等生」の設定に酷似しているんです。


まず主人公の「黒鉄一輝」は魔力量が平均の十分の一の劣等生。周りにも家族にも見放された落ちこぼれなんだけど、いざバトルをさせると無敵の力を持つ、、、というお兄さま。当然美人な妹もいます。舞台である学校に入学後は徹底的に貶められ留年するのですが、翌年真の力を発揮し頂上へ上り詰めていくというサクセスストーリーなんです。うん、どっかで読んだことがある!


また、ヒロインの「ステラ」は冷気ではなく炎を操る亡国のお姫様。そしていわゆる教科書通りのツンデレ。始めは一輝を見下した感じで接していたのですが、バトルに敗北し真の力を感じたことで惚れてしまいます。さらに寮の部屋がなんと一輝と相部屋。。。亡国のお姫様なのに寮では相部屋でさらに男と一緒。なんというかぶっ飛んだ設定ですよね。このあたりは「アブソリュート・デュオ」から持ってきたのかな? 炎を操るお姫様は「風の聖痕」から持ってきたように思います。


他にもたくさん個性的でどこかで見たことのあるキャラがたくさん出てきます。みなさんも読んでみて「このキャラってあのラノベのこのキャラだよね?」と推理を働かせてみてください。


内容はシンプル。一輝は父親へ認めてもらうため、そして最も強い学生既視を決める祭典「七星剣武祭」で優勝し卒業すること。そのために、様々な能力を持ったライバルたちと戦い、また傷つき成長しまた挑む。そんなお話です。


また、ステラと不器用な恋愛をしながらイチャイチャする場面もふんだんにところどころ入っています。いやー、結構早めに恋人になるのですが全く関係は進まないもどかしさも良いもんです。


といったお話が落第騎士の英雄譚ぶっちゃけ魔法科高校の劣等生を筆頭に様々な既存のラノベの設定を織り交ぜ編集された寄せ集め系ライトノベルです。でもぶっちゃけ面白い。面白ければOKです。アニメともども今後の展開を楽しみにしています!


ここさけとあの花の聖地「秩父」へ衝動的に行ってきました!

f:id:tel_01:20151005215455j:plain


先週末、とにかく天気が良くてさらに「心が叫びたがってるんだ」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を観た後ということもあり、なんとなく秩父行ってみたいなぁなんて思ってしまいました。そんなわけで、朝から急遽友人を誘って何も準備せず秩父へ行ってきました!


1.聖地秩父への行き方とかかる時間

行き方は結構簡単でした。池袋から西武池袋線に乗って「飯能」という駅まで行きます。大体50分位かかりました。ちなみにこの「飯能」という場所は「ヤマノススメ」のここなちゃんがいる場所みたいで、駅構内にアニメ画像の載ったのぼりが置かれていましたね〜


f:id:tel_01:20151005220116j:plain

飯能の駅もあの花の聖地らしく、ベンチにこんな記載もありまして。


f:id:tel_01:20151005221719j:plain

もう飯能に着いた時点で聖地巡礼はスタートしてるってことでしょうかね。


そんな飯能から乗り換えて「西武秩父駅」を目指します。急行?に乗ったのかなぁ、飯能から西武秩父駅まで40分程度かかりました。ただ、電車の本数自体少ない上に土日ダイヤのため、乗り継ぎが上手く行かなかった場合30分程度待つことも覚悟しておいてください。


f:id:tel_01:20151005221556j:plain

そんなこんなで、田舎の山の中をひたすら突き進みやっと街並みが見えてきたと思ったら西武秩父に到着です。この駅を降りた瞬間から聖地巡礼のスタート!


2.秩父聖地巡礼スタート

f:id:tel_01:20151005220423j:plain


駅を降りて秩父鉄道のホームへ行くルートの間にちょっとしたおみやげ屋の連なる商店街があります。そんな商店街はあの花・ここさけ一色。コラボフードからおみやげ用のクッキー、さらにはめんまの蒸しパンまで売られています。いやー、帰り際に買おうと思ってたけど売り切れていました。。。ここまで来たのにめんまの蒸しパン食べられないとかって(^_^;)


f:id:tel_01:20151005221615j:plain
f:id:tel_01:20151005220435j:plain

そして、映画の宣伝用アイテムもいたるところに有りましたね〜 街全体で映画を応援している雰囲気、嫌いじゃないです。


3.ここさけの有名シーン

f:id:tel_01:20151005221528j:plain
f:id:tel_01:20151005221536j:plain

そんな通りを突き進み、秩父鉄道の駅がある踏切付近を見ると何やら見覚えのある風景が・・・そう、ここさけで順と田崎が下校時に会話していた踏切なんですよ。いきなり目の前に現れる映画のワンシーン。嬉しかった・・・


f:id:tel_01:20151005221509j:plain
f:id:tel_01:20151005220410j:plain

だったら、電車乗らず歩いて秩父駅に行ったほうがもっと聖地を堪能できると思ったので西武秩父駅から秩父駅まで徒歩で行くことに。そして街中を色々と歩きましたが、電灯にここさけのポスターが吊られていたり、ポスターが貼られていたりとこれまた街全体で映画を激推ししていました。


f:id:tel_01:20151005221819j:plain

映画の中に入り込んだ感覚っていうんですかね。こういうの、好きな作品だからこそ楽しかった!


そして秩父駅到着。ここからあの花に出てきた「秩父橋」まで行こうとバスを待ちました。。。ここまでは良かったんですが、土日ダイヤであることを完全に忘れていたため、こないバスを20分位ひたすら待っていまして。土日は1時間に1本。それに気づいた私たちは諦めて歩いて橋に向かうことにしました。


ここからが辛かった。やっぱり遠い。

[https://goo.gl/maps/nb2v9RPa4Tw:title=Google マップ]


2.8kmの距離を30分ほど歩いて向かいました。アップダウンのある道のり、歩道がなくすぐとなりを車が走っていくわけでそこそこ危険。でも、目の前に大きな橋が見えてきた時は感動でした!


4.この「橋」を見るために来たんです

f:id:tel_01:20151005222755j:plain
f:id:tel_01:20151005222818j:plain

ある種この場所に来たかったわけで。そして橋には同じ想いを持った観光客も複数グループいました。そして、橋の下に行ける階段があったので当然ながら降りてみたわけです。


f:id:tel_01:20151005222952j:plain

ここもあの花に出てきたなぁ・・・早く帰ってあの花見直したい・・・そんなこんなで第2チェックポイントクリア! という感じで次の目的地へ向かいました。


次に向かったのは、じんたんやあなるが通っていた学校。秩父橋からちょい山の方へ向かいつつ秩父駅に戻るルートを歩き、20分位たったところで発見。


f:id:tel_01:20151005223219j:plain

うーん、アニメに出てきた場面とはぜんぜん違う校舎でしたが、場面はまさにここ。あなるはどこにもいませんでしたが・・・


そして、そのまま道なりに歩きじんたん達が集まっていた神社に向かいました。でも結構入り組んだ場所にあるみたいで迷ってしまいまして。すると後ろから「アニメの場所はそっちじゃないよ〜」と地元の方から声をかけてもらったんです!「公園のトンネルはあっち!」と教えてもらい、ゆきあつとあなるが話していた後ろでこっそり聞き耳をたてていたつるこのシーンを見つけることが出来ました。いやー、温かい住民の皆様、嬉しかったです。


5.超平和バスターズ幼少期に遊んでた神社

f:id:tel_01:20151005223647j:plain

ここを通りぬけ少し歩いたところに神社発見!


f:id:tel_01:20151005223426j:plain
f:id:tel_01:20151005223433j:plain

いやー、想像以上に神社はこじんまりとしてましたが、アニメに出てきた場所を目の前にすると変な感動がありますね。これはぜひ皆さんにも感じてもらいたいです。


そんなこんなであの花の聖地はだいたい見ることが出来ましたので、次はここさけで出てきた神社に向かうことにしました。拓実と順が神社に登る階段に座って携帯を使い会話していたあの場所です。


とりあえずあの花の神社から西武秩父駅まで徒歩で戻り、秩父鉄道に乗って隣の「御花畑駅」で降り、山側へ徒歩で20分位歩きましたかね〜。本当に住宅街の細い道の途中にひっそりと神社がありました。


6.「心が叫びたがってるんだ」の神社

f:id:tel_01:20151005224054j:plain
f:id:tel_01:20151005224138j:plain


ここで順が携帯ポチポチしてたんだなぁと感慨深い気持ちになりました。しかも着いたのが16時くらいでしたので、まさに映画で描かれていた時間帯と似通っていたためより嬉しかったなぁと思っています。


それから秩父駅に向かっていると「羊山公園」という看板がありました。そう、ここはあの花に出てきた見晴らしの良い高台です。


7.あの花の高台

f:id:tel_01:20151005224421j:plain
f:id:tel_01:20151005224442j:plain


ただ、結構急な坂を登らなくちゃいけないので疲れます。まぁ、行った日は比較的涼しかったので暑くなかったのが唯一の救いかもしれません。


そして、羊山公園から20分ほど歩き西武秩父駅に到着。特急券を購入しご当地メニューでも食べて帰るかとこんなB級グルメを食べてきました!


8.帰る寸前のB級グルメ

f:id:tel_01:20151005224707j:plain
f:id:tel_01:20151005224732j:plain

わらじかつ丼、ボリュームが凄かった。。。しかも特急の出発時刻が迫っていたためたった4分で食べなくちゃいけなかったんです。なので一気にカツから漬物からお味噌汁まで全部口の中に放り込んだため、味も何も覚えていないですね。残念。


この時点で特急出発まで後5分。まだ時間がある!そんなこんなで「ここさけ(ここ酒)」を購入し特急に飛び乗りました。


f:id:tel_01:20151005224948j:plain

と、かなりの慌ただしい聖地巡礼でしたが、とにかく楽しかった! 大好きなアニメの舞台を自分で歩いてみる、たったこれだけですが、それがほんとうに楽しかったんですよ。また、街全体でアニメを応援している感じや住民の方との交流などなど、秩父という土地とアニメが本当に好意的に調和している雰囲気は行ってみないと感じられない良さだと思います。


ぜひあの花・ここさけファンは一度は西武鉄道に乗って遊びに行ってみてください!

<ルート>

【西武鉄道】池袋→飯能→西武秩父(772円)
【秩父鉄道】西武秩父→秩父(170円)



今、話したい誰かがいる(ここさけ盤)(初回生産限定盤)

今、話したい誰かがいる(ここさけ盤)(初回生産限定盤)

  • アーティスト: 乃木坂46,秋元康,丸山真由子,Akira Sunset,APAZZI,Carlos K.
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 2015/10/28
  • メディア: CD
  • この商品を含むブログ (3件) を見る
小説 心が叫びたがってるんだ。 (小学館文庫)

小説 心が叫びたがってるんだ。 (小学館文庫)

「心が叫びたがってるんだ。」オリジナルサウンドトラック

「心が叫びたがってるんだ。」オリジナルサウンドトラック

  • アーティスト: サントラ,清浦夏実,明田川慎二郎(柳田淳一),岩田晋一(手塚ヒロミチ),清水亮(木島隆一),鈴木章子(田澤茉純),Harburg E.Y.,ミト
  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • 発売日: 2015/09/16
  • メディア: CD
  • この商品を含むブログ (9件) を見る
心が叫びたがってるんだ。(1) (裏少年サンデーコミックス)

心が叫びたがってるんだ。(1) (裏少年サンデーコミックス)

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 Blu-ray BOX(通常版)

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 Blu-ray BOX(通常版)

【宝】響け!ユーフォニアム4 〜久美子と秀一の不器用な馴れ初め〜


久美子と秀一の本編で描かれなかったストーリー。


2015年4月からアニメが放送された春アニメの原作ですね。とはいってもこの本は本編ではなく本編で描かれなかったサイドストーリーの短編集。葵が部活を辞めた本当の理由や、葉月が秀一を好きになったきっかけなどなど、本編が好きならずっと知りたかった話が綴られているんですよ。


全てのお話を紹介するわけにもいきませんので、自分の最も好きなお話をピックアップ! まぁ、最終話なんですが。


最終話は久美子と秀一のお話。雪降る夜に久美子に呼び出された秀一、久美子が秀一にこれまでのお礼ということでプレゼントを渡した後、秀一が一大決心をしとうとうと久美子に不器用な告白をします。


そして、そんな告白を受け腰が抜ける久美子。その後秀一にした返答は・・・一読の価値有りです。淡い青春模様っていいですね。


アニメは小説の1巻部分のみ。1巻が京都大会で2巻が関西大会。。。また、小説は標準語ではなくしっかり京都弁でセリフが書かれているので雰囲気もだいぶ違います。まぁ、アニメで方言を入れてしまうとちょっとあれかなぁと思っていたので個人的には良かったんですけどね。


というわけで、アニメでユーフォニアムの世界観が好きになれた方はぜひ小説版も読んでみてはいかがでしょうか。


【映】キングスマン 〜英国紳士の実力派スパイ集団に痺れます!〜

f:id:tel_01:20150926155823j:plain


防弾スーツを着たナイスミドルな英国紳士の強さに唖然・・・


予告編を映画館の外に設置されている大型モニターで観て「ちょっと面白そう」と直感的に感じたので観てきました。


で、正直な感想を言うと、そこそこ面白かったという感じでしょうか。期待していたほどには面白さを感じられず、途中で「つまらないなぁ」と思ってしまったのも事実。なんか中途半端な映画なので100点満点中70点くらいかなぁと感じています。


物語冒頭で拘束したテロリストを追い込んだが、ちょっとしたミスでやられてしまうスパイ仲間。その家族へ説明しに行くのが主人公のハリー・ハートです。その家庭には母親と小さな息子が暮らしており、ハリーはそんな息子に「何か助けてほしいことがあればここに電話するんだ」とアクセサリーを渡すんですね。そして時は経ち成長した息子視点で物語が進みます。


ここから怒涛の展開を魅せるのか、と言われればそうでもなく、大きなテロリスト集団と壮絶な戦いがあるわけでもありません。相手は大きな企業であり、そんな企業の悪巧みを阻止するのがミッション。そんなミッションをこなす中で、息子がスパイ集団のキングスマンに入るための試験を受けたり、キングスマンの内部事情がゴタゴタになったりといろんな視点で物語が進み、最後には一本に繋がるわかりやすいストーリーでした。


こう表現すると結構良く出来た映画なのかもしれないと思われるかも知れませんが、なんというか一つ一つがチープというか練りこまれていない印象を受けました。キングスマンへ入る試験を受ける若者たちを襲う思わぬ仕掛けは「うーん・・・」と思わざるをえないものだったし、ハリーが活躍するアクションシーンもそのバトルが起こりうる説明が不足してるため唐突な印象を受けました。


スパイなんだからミッションインポッシブルみたいに隠密行動とアイテムや頭脳を駆使した静かな戦闘をもっとやって欲しかったけど、この映画のアクションは激しい複数人対1人という構図ばかり。ま、それが面白いんですけどね。


配役に話を移すと、ハリーを演じるコリン・ファースはまさに頼れる英国紳士を感じさせてくれました。こういうおじさま大好きです。息子のエグジーを演じるタロン・エガートンは小者感を上手く演じ、ラストは立派なスパイになっている力強さを魅せました。適役のサミュエル・ジャクソンはもうベテランの風格と言うんでしょうか、見入ってしまうほど気持ちの良い演技だったと感じます。


なので、まとめると配役・演技力は申し分ないですがストーリーにやや難ありというところです。また、アクションシーンは激しいけどちょっとこの映画にはここまで迫力のある戦闘は要らなかったかなと個人的には感じています。他に見るものがなければ観ても良いのでは? といった勧め方しか出来ませんが是非映画館でお楽しみいただきたい映画です。


Kingsman: The Secret Service

Kingsman: The Secret Service

【漫・ア】ぐらんぶる 〜「全裸系」飲み会ダイビング青春マンガ〜


局部は大きめの黒い円、登場率が高いです。


透き通る青い海に潜りスキューバダイビングに青春を求める大学生のサークル活動。爽やかな雰囲気と友情や恋愛模様を楽しめる大人のマンガです。。。と、ページをめくる前は思っていたんですが、中身は全くの逆、裸族の物語でした。。。


男だらけの大学に入学した主人公がモテるためのサークルを探していたところ、下宿先のダイビングショップに入り浸るダイビングサークルの先輩方の野球拳大会&飲み会に半ば強引に巻き込まれ、いつの間にか半裸で飲み会に参加しつつ入部していたというノリで始まるマンガです。


男性キャラは服を着ているシーンよりも全裸もしくはパンツ一丁率の方が高く、女性キャラも水着や下着と肌色率が高いんですよ。でも不思議とエロさは感じないんですよね。


そしてこのマンガは一応「ダイビング」が主題なんだけど真面目にサークル活動をしているシーンは全然ないと言ってもいいかもしれません。4巻まで読んでみましたが、飲み会のシーンや大学生活で羽目を外すシーン、ミスコンや文化祭的なシーンなどなど大学を舞台にしたギャグ漫画としか思えません。


でも、いざダイビングをするとなると、いつもふざけて飲んで全裸になる先輩方も真面目に真剣に優しく指導するんです。ギャグと真剣なシーンとのギャップ、緩急が面白いと思います。


ただ、「ギャグ8:シリアス2」位の割合です、でも、読むのを止めるタイミングが見つからないほど面白いマンガです。久々に面白い部活系マンガに出会えました。このマンガはぜひ多くの方に読んで欲しいですね。


ぐらんぶる(4)

ぐらんぶる(4)

【組】大企業と新興企業、経験上中身の違いってこんな感じでした

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)


久々に組織のことでも書いてみようかなぁ。


私はこれまで大小様々な組織で働いてきました。いわゆる歴史のある一部上場企業、出来て3年足らずのベンチャー企業、国家機関、そして一部上場になりたての新興企業。。。


ポジションや職種も様々です。客前に出る仕事から内部でパソコンとにらめっこするだけの仕事まで様々。いろんな経験ができたことは自分の貴重な財産だと感じているところです。守秘義務等々の関係で詳しくはお話できませんが、皆さんもよく知るゲームソフトの開発にも関わっていましたし、震災復興なんかも末端でやっていました。


で、本題。大きな組織と小さな組織、ぶっちゃけどんな違いがあるのか。


個人的な実感としては、「人」の違いと「システム」の違い、この2つだけしか思いつきません。


まず「人」、これは大きな組織ほど腐っているという印象です。私が以前勤めていた大きな組織では、とにかく中の構成員が腐っている、、、割合が高かったように思います。私自身が被害にあったのですが、個人情報や人事機密を飲み会の席やどこかで流出させられたことがあります。それも責任者クラスの人から(室長クラス)。で、そのことについて文句を人事セクションの課長補佐クラスに話したら、


「その人が悪い、人事部が悪いわけじゃない」


と完全なる責任逃れを堂々とされましたね。いや、まずは組織の一員として謝罪でしょう。人事部として情報を流出させたことが悪いのであって流出させたその人個人の話は二の次です。そもそも気軽に責任者クラスが飲み会の席で人事機密を流出するような情報の管理意識しか無いことが組織として問題です。


実は、こういったことが複数回ありました。他の被害者はというと、そもそも人事セクションに楯突くような人はいなかったですね。出世コースから外れるから。私のようなアウトローな人間しか人事セクションに太刀打ちしなかったので、この一件で目の敵にされはしましたね。。。だって僻地に飛ばされそうになりましたので(笑)




で、まとめると、大きな組織ほど責任の所在や減点要因を集団で隠す傾向があります。そして、そのことを「当然と思える」組織文化が出来上がっているんです。だから誰かが文句を言ってものれんのごとく風になびくだけで体制に影響を与えません。そして歯向かった奴にはヒッソリと栄転(僻地へ追いやる)させるわけです。


大きな組織だからこうだ、ということではありませんが、私のこれまでの経験上大きな組織ほど何も言えなかったし、会議もなにか新しい物を生み出すクリエイティブな場ではなく、単なる資料朗読会だったし、役職の順序だけを重んじる上下社会バンザイ的組織でした。


合う人は本当に天国のような組織だと思いますが、私のような人間からすると毎日猿ぐつわを口にはめられる拷問地獄、という感じでしょうか。でも、こんな組織でもシステム化されているため日々何も変わらず、変わらないことはいいことだ主義で歴史を重ねていくんです。ただ、組織の先頭に立って行動することよりも、裏側でコツコツ積み上げていくような仕事が好きな方は大きな組織のほうが居心地がいいかもしれないですね。


逆にベンチャーや新興企業はどうか? 当然よい部分もあれば悪い部分もあります。組織を運営するシステム自体が未完成な部分も多く、日々試行錯誤しながら組織を運営していきます。だから組織におんぶにだっこ、正解しか認めない、という方は小さくて新しい組織に入ってはいけません。自ら組織を引っ張っていくんだ、という考えが出来る方はこういう組織のほうが合うと思います。


組織戦略の考え方―企業経営の健全性のために (ちくま新書)

組織戦略の考え方―企業経営の健全性のために (ちくま新書)

行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論

行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論

【映】ヒロイン失格 〜ヒロインが可愛すぎ! コロコロ変わるコミカルな表情演技に注目!〜

f:id:tel_01:20150923001142j:plain


ヒロインであるはとり役の桐谷美玲がとにかく可愛くて芝居上手!


オーバーすぎるとも思える顔の表情だけで語るコミカルな演技の数々、矢が刺さったりスライディング土下座したり学食のカウンターでオヤジとBARごっこしたり・・・笑える面白さだし可愛さが引き立ってました。


ストーリーもマンガの内容に沿っていて、利太のヒロインであるはずがおとなしくてパッとしない安達さんと付き合い始めてからのはとりの数々の猛アタックが面白おかしく演出されています。


親友の「愚かなる中島」に「だ〜が〜じ〜ば〜」と泣きながら助けを求めたり、その中島が冷めた表情で冷静なツッコミをするシーンもマンガどおり。いやー、本当に観たいシーンだったので再現されていて嬉しかった!


そんなはとりを取り巻く利太の演技も若干冷めたところとかぶっきらぼうなところは上手く表現できていたと思います。全体的に見るとぎこちない演技だったように感じましたが、まぁ許容範囲内というところでしょうか。


逆に弘光の方は笑顔も飄々とした雰囲気もイメージ通りだったので個人的には上手いなって感じました。特に、はとりデートに行った際子どもたちと水鉄砲をするシーンの楽しい雰囲気ははとりとかなりお似合いだなぁと見ていて感じましたね。良いシーンでした。


とまぁ、色々書いてきましたが、やっぱりはとりの可愛さがこの映画の最大の良さですよ。コロコロ変わる表情と行動、笑顔ではしゃいだり悪巧みしたり出家したり・・・はとりを見ているだけでも十分楽しめる映画です。


秋映画の中でもトップクラスの面白さだと思います。見て損はない名作なので、ぜひこの面白さを映画館で楽しんでください!



『ヒロイン失格』コミックコラボPV - YouTube

ヒロイン失格 コミック 全10巻完結セット (マーガレットコミックス)

ヒロイン失格 コミック 全10巻完結セット (マーガレットコミックス)

ヒロイン失格 10 (マーガレットコミックスDIGITAL)

ヒロイン失格 10 (マーガレットコミックスDIGITAL)

映画ノベライズ ヒロイン失格 (集英社オレンジ文庫)

映画ノベライズ ヒロイン失格 (集英社オレンジ文庫)

ヒロイン失格映画化スペシャル (SHUEISHA Girls Remix)

ヒロイン失格映画化スペシャル (SHUEISHA Girls Remix)

ヒロイン失格 映画ノベライズ みらい文庫版 (集英社みらい文庫)

ヒロイン失格 映画ノベライズ みらい文庫版 (集英社みらい文庫)