てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】ヴェノム ~ヴェノムってツンデレ。なんか可愛い~

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意外に面白かったってのが率直な感想。物語もそこまで重くなく、軽いストーリーに強烈なキャラクターやアクションが合わさって面白さを作ってるという映画です。


ストーリーは、宇宙からやってきた動物に寄生するゲル状?の生命体を使って人体実験を繰り返す財団にすべてを奪われた主人公が、ひょんなことから自身も謎の生命体に寄生されてしまい、激しく強い力を手にしてしまう、というお話。力を身につける、というよりは「ヴェノム」という生き物に寄生され、普段から自分の中のもう一人の自分と会話する、みたいな状態になっちゃうわけで。


始めは、ヴェノムに翻弄される上下関係だったんですが、アルシュ共存関係ではあるので、いつの間にか主人公と協力し合って敵を打倒していく面白さと爽快さがありました。


特に、たくさんの銃を手にした武装集団に包囲されたときは、自分の意志でヴェノムに変身?したり、ヴェノムに助けられたときに「ありがとう」と言ったらヴェノムが「どういたしまして」と話しかけたり。なんかカワイイんですよ。多分ツンデレですね。もうヴェノムが金髪ツインテールなお嬢様にしか見えない。


そして盛り上がるのが敵にも寄生する別のヴェノムの仲間たち。そんなヴェノムたちの戦闘アクションシーンはスピードにあふれていてわけわからないけどなんか凄い。ヴェノムになったり人間に戻ったり・・・これまでのMARVEL作品とはぜんぜん違う悪なのか正義なのかそんなことはどうでもいい強い意志を持った一人の敏腕ジャーナリストの苦悩と葛藤、そして力への渇望みたいな人間味溢れる面白さが有りました。


というわけで、この作品、かなり面白いです。そしてストーリーがいい意味でスカスカなので気づいたら観終わっている映画への没頭感を味わえます。もう一回くらい見に行っても良いなぁ。。。


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【映】アンクル・ドリュー ~愛とジョークの詰まった白髪混じりの青春ムービー~

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試写会に当選したので観に行ってきました!


率直な感想を言うと、こんなにも爽快感あふれる映画は久しぶりでした! おじいちゃんとは思えないスピーディでトリッキーなドリブルやパス回し、迫力満点のダンク!鮮やかなスリーポイントシュート。。。それを白髪混じりのおじいちゃんたちが繰り広げるんですもん、そりゃインパクトは凄いですよ。若者たちを追い抜いていくギャップが爽快です。


物語は、何もかも失った冴えない男がバスケが得意なおじいちゃんと出会い、そしておじいちゃんやおばあちゃんといった仲間を増やし、バスケで成功するってお話です。


ここに出てくるおじいちゃんたちは一癖も二癖もある際者揃い。踊り歌う2メートルを超える神父や、目が不自由なおじいちゃん、武道家や車椅子に乗ったおじいちゃんまで出てきます。


そんな面々は映画の標題でもある主人公アンクルのかつての仲間たち。彼らでチームを作るのですが、ここにも色々と問題が発生して、、、と二転三転する物語はギャグ満載で飽きるところが見当たりませんでした。


最後はある種お約束展開ではありましたが、何というか変に感動させられるのも癪だなぁ、でも楽しい、そんな映画です。エンディングのスタッフロールも面白いし曲も良い。かなりおすすめな映画です。


ただ、惜しむらくはおじいちゃんだけどすごいプレイ!という部分に関するコート外の観客の驚きが少なかったかなぁ。ペプシのCMにもあるその演出がちょっと足らなかったかと思いました。


でも、総合的に見てかなりオススメなので、公開されたら真っ先に見に行くことをオススメします!


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【映】フリクリ オルタナ ~「フリクリ」を観てないと怒っちゃうかも~

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いやー、前の雰囲気そのままに激しくて理不尽なアクションと青臭い青春模様と月見そば、最高でした。また、所々に挟み込まれるthe pillowsの思わずリズムを取りたくなる曲の数々が楽しかった。。。ただ、やっぱり内容は意味不明!


前作の「フリクリ」を観てないと、この内容を楽しめないどころか、わけわからない展開の数々を許せないと思います。ただ「フリクリ」ってやつは内容で感動したり心揺さぶられる系の作品なんかではなく、ハルコの意味不明で理不尽な暴力的アクションと、それぞれのキャラクターたちの流されつつも前向きにワイワイやってる描写を何も考えずに楽しむ作品なんです。そこに疑問なんて持ってはいけません。ただ、本能の赴くままに笑って踊って楽しむ、それがこの作品の最高なところです。


今回の「フリクリ オルタナ」は主人公たち4人を一人ずつそれぞれクローズアップした4つ?のパートをそれぞれ描きつつ最後にまとめてオチを付ける、という構成。ま、最後のオチはフリクリなので全てが解決するタイプでも何でもなく、意味がわからない状況のまま意味がわからない状態で終わる感じです。でも、それがいい。


ただ、フリクリを観たことがある人なら(そもそも観たことがないと今回の映画を観に行こうとは思わないでしょう)、途中で流れ出す「LITTLE BUSTERS」のイントロで多分痺れますし、ベスパが出てきたら懐かしさに身悶えると思います。フリクリが世に出てからもう18年くらい経った・・・という時間の流れをも一瞬でゼロ距離にしてしまえるほどのインパクトでした。


と、ダラダラ書いてますが、「フリクリ オルタナ」は「フリクリ」を知らないとはっきり言って意味不明だし怒る人もいるんじゃないかっていう不親切な内容です。なので、「フリクリ」を観て「あ、面白いかも…」と思ってしまったのなら大きなスクリーンでぜひぜひ鑑賞してみてください。ワタシ的には超オススメです!



※ただ、正直なところ前作「フリクリ」があまりにも面白すぎたし、あまりにも尖っていた作品だったので、今作の大人しさやまろやかさはちょっと違うかなと思いました。期待していた理不尽さや意味不明さ、激しい展開はなかったなぁというのが正直な感想。女子高生たちの青春模様はフリクリでやらなくてもいいのでは?と思ってしまいました。でも大好きなんですよフリクリ。だから思い出補正でそこそこ高い点数になっています。

プログレの予告を観ましたが、なんかこっちが期待していた作品っぽいのでこっちを楽しみにしています。



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【映】雨に唄えば ~どんな時でもハッピーになれる映画~

雨に唄えば (字幕版)

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何十回と繰り返し観た映画です。VHSで、そしてDVDで。そんな大好きな映画が2018年7月にTOHOシネマズの大きなスクリーンでまさかのリバイバル上映、一目散に駆けつけて鑑賞、感動で鳥肌が立ちました。


雨に唄えば」が好きな人しかいないあの空間で、みんなで笑いみんなで感動できた体験、忘れられません。それほどまでに多くの人の心を揺さぶる何十年も前の映画。これからも大切にしていきたいと思っています。


この映画は、ジーン・ケリーが夜雨の下で子供のような無邪気な気持ちで踊りまわるシーンが有名ですよね。でも、それはあくまでも一部。雨に唄えばはどちらかというとコメディです。


上流階級のような幼少期の自分を語る主人公のドン。でも実際は悪ガキでしかないというギャップはコメディだし、映画が無声からトーキーに代わる時代の変化とともにカラフルな衣装に身を包み素敵な歌声とダンスを披露する場面は上品なミュージカルのようでもあります。


ストーリーは王道のラブロマンス。俳優の成功と挫折。かけがえのない友との友情。可憐なヒロインと、そんなヒロインの才能を妬む自分勝手な大女優。そんな中で所々に挟み込まれるジョーク。テンポよく移り変わる場面の数々。完成度が高すぎるなぁと何度観ても感じます。


と、いくらでも語りたくなるような素晴らしい映画、感動の声が止まりません。ただ、映画館で観ることができたという感動を誰かに伝えたくて書いただけなんです。失礼しました。


もし皆さんがどこかでこの映画に触れる機会がありましたら、まずは何も考えずダンスとタップと歌声をお楽しみください。


雨に唄えば(ジーン・ケリー)

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【映】映画館レビュー ~この映画館はここがダメ(TOHOシネマズ編)~

私の行動範囲は東京都23区内、といっても山手線の右半分くらいが関の山。たまに新宿まで足を伸ばすかなぁというところ。なので私がこれまで入ったことのある映画館を個人的な視点でレビューします。とりあえず今回は「TOHOシネマズ」。

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<評価>
低い  1~10点  高い

<評価基準>
☆立地
☆施設
☆放映コンテンツ
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1.TOHOシネマズ日本橋
<評価>
8点

<理由>
(1)立地(★★★★☆)
良いです。最寄り駅は日本橋駅ではなく銀座線三越前。出たらすぐにコレド室町の入口があるので、雨にも濡れず風にも負けず映画館内に入ることが出来ます。また、周りも落ち着いたハイソなオフィス街とお上品なお店が軒を連ねています。コンビニも複数あるしスタバもある。お腹が空いたらコレド室町の中にたくさん飲食店があります。一つ文句をいうなら、山手線の神田駅まで徒歩10分位かかるところでしょうか?

(2)施設(★★★★☆)
良い方です。TCX(めっちゃ広いスクリーン)やDOLBY ATMOS(なんかすごい音響)も備えられていますし、シアター数も多い。また、2階建てなので新宿ピカデリーみたいに何度もエスカレーターで登らなくても良いところが楽ですよね。また、映画館のシアターゾーンに入る前にあるポップコーンやドリンクの売っているスペースがかなり広いです。TOHOシネマズ上野やバルト9の2倍位あるんじゃないかな?だから待ち合わせは比較的楽。でもソファー数が少ないのでそこだけが難点。

(3)放映コンテンツ(★★★☆☆)
良いです。人気洋画から邦画、ライブビューイングまで幅広く公開されています。ただ、TOHOシネマズ上野が出来てからアニメ系作品の放映が消えました。「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」などなど。アニメ系を上野へ集中させる意図があるのかわかりませんが、個人的には苦情を言いたい。だって、上野使いにくいんですもん(後述します)。

(4)総合評価(★★★★☆)
非常に使いやすい映画館です。居心地も雰囲気も素晴らしい。なので私が最も利用する映画館だったりします。ただ、アニメ系コンテンツが今後TOHOシネマズ上野に集中するのであれば、もしかしたら利用率がかなり減るかもしれません。


2.TOHOシネマズ上野
<評価>
6点

<理由>
(1)立地(★★★☆☆)
わかりにくいです。上野と言いつつも最寄り駅は御徒町(山手線ですが)。そして御徒町駅から歩くとなるとほんの少し距離があります。じゃあ地下から行けばいいと思いますが、その場合の最寄駅は「上野広小路」。TOHOシネマズ上野が入っているビルの隣のビル(松坂屋?)の地下から入ることが出来ます。いっそのこと「TOHOシネマズ御徒町」に改名したら良いのにと思いましたが、千葉県では何か有名な施設が作られると大抵「東京」と冠が付きますので、御徒町よりも上野にしたほうがまぁわかりやすいですよね。でもいざ使い始めるとわかりにくくなるんですが。。。

(2)施設(★★☆☆☆)
まぁまぁでしょうか。なんとなく狭いんですよ。シアター自体は広いけどそれ以外のスペースが狭い。ポップコーンなどを売ってるスペースや売店がとにかく狭い。また、シアターに入る前のスペースが狭くて混んでる。だからといって下の階に行けばいいけど、下の階はレストランフロアで常に混んでて行きたくない。

もっと不満をいうと、TOHOシネマズ上野のある階から一つ下に行くエスカレーターを降りるともう一つ下に降りるエスカレーターが無いんです。じゃあどこにあるのかと言うと、グルっと回った真後ろ。混んでる中を一つ余分にグルっと回らないとエスカレーターにたどり着けないのは微妙にストレス。そんなことを言うんならエレベーター使えよ!と言われる諸兄、ご尤もですがエレベーターって常に混んでいていエスカレーターより空いているなんてありえません。なので、入りやすいけど出にくい、出るためには多少のストレスが発生。さらにさらにビルから出ると駅まで少し歩く必要あり。だから好きになれません。

(3)放映コンテンツ(★★★★★)
結構好みです。人気洋画だけでなく邦画もアニメもやってます。東京のTOHOシネマズの中で上野でしかやってない作品もありますね。「リズと青い鳥」とか。これまではTOHOシネマズ日本橋がアニメ系の放映をする役割があったけど、徐々にTOHOシネマズ上野に役割が変わってきてる感があります。嫌だなぁ・・・

(4)総合評価(★★★☆☆)
まぁ悪くないかなと思います。新しいし観たい映画やってるし下の階のテナントは見てて飽きないし。でも立地が悪いし建物が使いにくい。あとは狭いですね。なので個人的なTOHOシネマズの中の優先順位は2番目ですが、今後も使い続ける映画館になりそうです。


3.TOHOシネマズ新宿
<評価>
1点

<理由>
(1)立地(☆☆☆☆☆)
これが最悪。だって歌舞伎町内ですよ。夜に行ったらもう最後、多すぎるいかがわしいお店へのキャッチ・勧誘の数々。さらに風俗案内所がほぼ目の前。一人で夜に気軽に行ける映画館ではありません。なんでこんな場所に作ったんだろ?TOHOシネマズの立地戦略を激しく疑います。なので、どんなに好きな映画が4DXとか映画館の施設に依存した公開をしていたとしても、TOHOシネマズ新宿は行きたくないですし、優先順位も常に最下位です。どうしても観たい映画があり、他の映画館でやっていなくて、かつ新宿に他に行く用事があり、朝か昼の回という限定された条件がクリアできれば行くレベルです。

(2)施設(★★★★★)
良いほうだと思います。4DXやIMAX、TCXといった映画を楽しむ様々な最新の施設が備えられています。多分、日本で最高クラスの設備何じゃないでしょうか?

(3)放映コンテンツ(★★★★★)
悪くないと思います。人気洋画や邦画、アニメやイベントのライブビューイングなどなどあらゆるコンテンツを公開しています。この映画館に行けばとりあえず楽しめるんじゃないかと思います。

(4)総合評価(★☆☆☆☆)
たとえ素晴らしい施設があり、みんな楽しめる素晴らしいコンテンツがあっても、立地が歌舞伎町であるという時点で私の中では最低評価です。安心して遊びに行けない、客層も怖い、外も怖い・・・つまり映画が面白いと感じられなくなる可能性も大いにありえます。何度も書きますが、TOHOシネマズの立地戦略を本気で疑います。


もう少し書きたかったんですが、そろそろ映画が始まるので続きはまた今度。



【映】名探偵コナン ゼロの執行人 ~子供にはまだ早いよ、この内容~

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なんというか、名探偵コナンの内容って刑事モノの2時間ドラマみたいな話ですよね。今回も例に漏れずそんなお話でした。でも、それが結構面白いわけで。


去年観たコナンの映画よりも登場キャラクターは少なめ。だからこそひとりひとりの描写が結構濃かったと思います。特にコナンと安室2人で物語が構成されているといっても過言ではない感じです。


今回の映画は、安室の所属する公安の裏側、法に基づかないダーティな役割がメインのお話。過去のダーティな行動と今回序盤のこれまたダーティな展開を信念を持って推し進めていくという勢力、そしてそれらを阻止しつつも大きな事件に巻き込まれていくコナンたちの奮闘が描かれています。いやー、面白い。小学生が観ても本当に面白い映画か?と疑ってしまいます。


ただ、毎回感じる違和感、本職が声優以外の出演者を入れることはやめてほしいですね。その声優以外が演じるキャラクターが話し始めた途端、物語に没頭していた私の精神が現実に引き戻されます。プロモーション戦略とか忖度とかいろいろあるとは思うんですが、コナンクラスであればそこまでぶっこまなくても十分に稼げると思うんです。だから今後はこういう愚行は控えてもらいたい。あ、音楽は特に言うことはありません。


というわけで、物語や演出は素晴らしいの一言。迫力もあるし緊迫感もある。伏線もしっかり回収する心地よいまとめ方もさすが。一部の演技以外は最高のできです。映画館で観る価値はありますね。


【映】映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me- ~こんなにも面白いとは思わなかった!~

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「映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-」をノリで見に行ってきたんですが、、、いやー、驚きました。かなり面白かった!


観る前は全く期待してなかったし、よりにもよってなんでまた中二病が新作?と思ってしまいました。でも、映画の冒頭で撮影タイムがあるという新しい取り組みが気になってノリで映画館に行ってきました。


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(※映画の冒頭で撮影OKタイムがありました)


1.ストーリー

内容はTVシリーズとあまり変わりません。六花が中二病から卒業するとかしないとか、そして十花(六花の姉)が六花をイタリアへ連れて行こうとし、それに抵抗する六花や勇太たちが奔走するという内容。


でも、京都から兵庫や大阪、さらには東京から北海道と日本中を飛び回るダイナミックな展開。さらにその行き先で観光したり美味しいものを食べたり、京都アニメーションが出掛けたあのアニメのあんな場所が描かれたり、、、そして「中二病でも恋がしたい 戀」1話で六花が言ってた「お城の建物」に入ろうとしたり・・・そんな細かな演出がとにかく面白かった!


また、内容もギャグからシリアスまでバランス良く盛り込まれていました。森夏と凸守の弱みを握った十花が二人を手足のように使ったり、この二人の変な関係などなどがかなり詰め込まれているので、ギャグパートはかなりの面白さです。OVAでクリスマスパーティの後、豪華客船のデッキで倒れざまにキスをしてしまった凸守と森夏の写真を晒すぞ、と脅され西へ東へと喧嘩をしながらも仲良く?走り回る二人、この二人の変な関係が好きなのでもっとやれ!って思っていましたね(笑)。一緒にベッドで抱き合いながら一晩明かすシーンはかなりの見どころかも・・・


シリアスなパートも、勇太と六花のこれからの関係について悩んだりギクシャクしたり、十花と六花の現状について真剣に話し合ったり、さらには六花の母まで出てきたり・・・TVシリーズとはまた違った真剣な二人の関係を観ることが出来ました。

2.キャラクター

キャラクターもみんなちゃんと出番があったのは良かったですね。六花や勇太だけでなく、森夏、凸守、くみん先輩は相変わらずの活躍っぷり。さらに個人的に好きな七宮が結構なキーポジションを担っていたのは嬉しかった。中二病を捨て自分を変えるのか、はたまた現状を維持するのか。七宮は前者を選んだけど、六花にはどうしてほしいのか。そんな二人を奮い立たすためにしっかり行動できる強さ、いやー、いいキャラですね。幸せになってほしかった。


六花の母は童顔で美人。ちょっと子供っぽいかなぁ。でも娘思いの可愛らしいキャラクターでした。十花さんも厳しいけどとても妹思いの美人。そんな十花さんがこの映画の重要なポジションを最初から最後まで取り続けるとは思いもしなかったなぁ。凸守と森夏はホントにバラエティ担当。各地の美味しいものを食べたり、喧嘩したり照れたり・・・付き合っちゃえよ!と思ってしまいました。


あと、どうでもいいですが一色もあんなところで出てきたのは笑いしかなかったです。ほんと、出番一瞬だったなぁ。。。


3.まとめ

といったわけで、かなり完成度の高い映画だったと思います。「中二病でも恋がしたい」のファンなら観ておいて損はないでしょう!また、京アニの色んなアニメがところどころ出てくるのも見どころです。オススメ!



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【映】キングスマン:ゴールデン・サークル ~演出は最高だけどストーリーがあまりにも微妙~

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今年2018年初映画鑑賞! 前作が面白かった「キングスマン:ゴールデン・サークル」を早速見てきました!! TOHOシネマズを6回鑑賞したら1回無料になる特典を使ったのでお得に見ることができたんですよね。でも、感想は・・・という感じです。


感想
冒頭から凄まじい場面の連続!いきなり物語に引き込まれました。前作のラストの場面からの今作の冒頭、素晴らしい繋がりを魅せてくれました。また、ホッとしたのも束の間、いきなりどん底に突き落とされ場面が大きく変わる演出は素晴らしいと思います。


今回の映画はイギリスからアメリカ、さらには別の国まで場面が移り変わります。さらにキングスマンというスパイ組織だけでなく、アメリカの同様の組織までも出てきて共に大きな陰謀を突き止めようと奔走するシリアスな展開、そしてなぜか真面目にやってるはずなのに笑いがこみ上げてくるようなコミカルなシーンなどなど、緩急がわかりやすく付いているところがキングスマンの面白さなんだと感じています。


特に音楽の使い方が上手い。激しい戦闘シーンなのにロック的な音楽を流したり、エルトン・ジョンがピアノを引いたり・・・他の映画ではあまり見ないけど何故か心地良い、そんな演出は見事。


ただ、前作知らないと意味不明な映画かもしれません。知らない人にとっては、登場人物もわからないし、そんな面々のバックグラウンドもわからないので話についていけないと思います。単純に渋くてかっこいいおじさんたちのド派手なアクションが楽しめるくらいでしょうか。


また、構成にも難ありでした。アクション担当の部隊と裏方である情報を集める頭脳派参謀の二組が物語を進めていくのですが、なんというかアクションに頼りきりでストーリーが浅いというか薄いというか微妙でした。高度な頭脳戦といった場面なんて無かったんじゃないかな? 必死で手に入れた情報を分析して敵の本質を探る、というスパイ映画の醍醐味は無かったです。


なので、前作が好きで雰囲気が好きで続編が見たい!という方にはおすすめです。また、アクション主体のコメディタッチなスパイアクションが見たいという方にもオススメできます。ただ、前作が好きでたまらない方にはあまりオススメできません。個人的には、俳優が好きだし渋い雰囲気も好きなのでまぁまぁ楽しめました。でも、前作のほうが良かったかなぁ・・・


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【映】ガールズ&パンツァー最終章 第1話 ~予想以上のクオリティと笑い!…内容は無茶苦茶だけど~

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いやー、公開かなり楽しみにしていました。そして内容も大満足。新キャラのインパクトだけでなく、映像表現や音、既存キャラクターの使い方などなど、全てが面白かった!早く続きが観たい!と思わせる内容でした。ストーリー展開はあまりにも無茶苦茶で強引だけど。








※多少ネタバレがあります















☆ストーリー
まさかの桃ちゃん先輩が「留年か!?」と徹底的に周りからイジられ、実は浪人しそうだということでまたイジられ・・・そんな桃ちゃん先輩を大学に合格させるために今回から始まった大会で優勝するんだ!というのが筋書き。ちなみに大洗女学園の隊長がみほではなく桃ちゃん先輩になって実績を作ってもらおうという流れです。


でも、今回の1話は日常回と言ってもいいのではないでしょうか。いつものごとく1回戦の試合相手の学園艦に優花里が潜入する動画があったり、戦車がまだ学園艦のどこかに眠っていないか探すため、艦の下層に潜っていったら新しい出会いがあったり・・・そんな下層に潜伏する落ちこぼれの集団が今回の新キャラ。


新キャラ達と一悶着も二悶着もありなんとか仲間になった彼女たちと大会に出るんですが、第1回戦のBC学園がこれまた癖の強い人達で・・・でもBC学園のお嬢様キャラは可愛い・・・そんな対戦相手と試合中に1話が終わる、という感じです。BC学園との戦車戦は一見大洗が優勢だったのですが実はBC学園のとある工作だということが判明してからはかなりの劣勢になってしまうという怒涛の展開に手に汗握りましたね。次はどうなってしまうんでしょうか?


50分位の話なのですが、長くもなく短くもない、ちょうどよい長さですがやっぱりもうちょっと観たかった。次回2話にもかなり期待しています。


☆キャラクター
冒頭からほぼほぼ全キャラが活躍していました。ガルパンの良いところはキャラがやたらと多い割には全キャラちゃんと立ってるところでしょう。ねこにゃーも自動車部もちゃんと出てきてました。


今回は生徒会メンバー、桃ちゃん先輩がMVPですかね。留年!?浪人!?と話題をかっさらって全員が桃ちゃんを助けようと頑張るというストーリーだとは思いもしなかった。アニメシリーズや映画は「廃校を阻止」だったのに、最終章はいきなり「留年・浪人を阻止」というかなり現実的な物語になっているとは・・・だからギャップが面白すぎました。


そして2組の新キャラたち。大洗の学園艦下層に住む落ちこぼれ集団の5人組、BC学園のお嬢様。。。はっきり言って癖が強くてキャラが濃いですね。まだまだ出てきて数十分なので次の話でより個性的で面白く可愛い部分が観れればうれしいですね。


☆ネガティブな感想
大会への参加に関する動機って賛否両論あると思いますが、個人的には無茶苦茶だなぁって感じます。廃校を阻止という大きな目的の元にライバル校が一丸となって大学選抜チームと対戦した感動の劇場版の衝撃は素晴らしかった。でも、今回の最終章はそんな展開を忘れたかのような低レベルな動機。これじゃ感動はできません。


また、学園艦の下層にいた新キャラ。これも強引すぎる設定ですよね。そもそもそんな生徒たちが学園艦の下で生活していたっていう事実がまずありえないと思ったし共感できなかったです。それにBARでお酒的なものを飲んだりバーテンダーの生徒が居たりと、なんだか意味不明な展開でした。


☆総評
とにかく12月9日の公開を待っていました。そしてチケット争奪戦になんとか勝利しTOHOシネマズ上野の結構いい席を取ることができました。映画も、OPからEDまであっという間、日常回から新キャラ登場に新しい大会、そして激しい戦車戦と短い時間の中にたくさん見どころが詰め込まれていて大満足!面白けりゃなんでもありです! 人が少なくなってきたあたりにまた観に行こうかなぁって思います。


※もうアマゾンで最終章第1話のBD予約が始まっていました!


tel-01.hateblo.jp

【映】Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower ~かなり丁寧な描写の数々に脱帽~

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※原作(エロゲ)プレイ済み
※アニメ、コミック、ラジオドラマなどなどほぼ制覇


はっきり言って期待してなかったし、前作のFateの映画があまりにも駄作だったのでかなりネガティブな気持ちで観に行きました。でも、この映画はかなり良かったんです。期待以上の面白さを感じました。特に、原作の細かな描写や複雑な登場人物たちの人間関係、ド迫力の戦闘シーン、桜の可愛さとエロさ等々、丁寧に描かれていたのが素晴らしかったです。


冒頭のおとなし目な説明シーンから徐々に本編へ入り、激しいサーヴァントたちの戦闘で一気に物語にのめり込みました。ヘブンズフィールは結構根暗でおどろおどろしい展開が続くのですか、そんなダークさを振り飛ばすほどの激しいアクションはとにかく爽快です。


Fateの中では結構桜は不遇というかあんまり目立たない立ち位置なんですが、Heaven's Feelは主役なのでやっと注目されたか、という感じです。でも桜ってEカップだし柔らかそうだし可愛くて健気で世話焼きな妹キャラなのでもっと人気出てもいいと思うんですけどね。個人的には結構好きですが、ゲーム原作をプレイ済みなので第2章以降の壮絶な展開に戦々恐々としているわけです。


ただ、原作の桜編を知っていると映像を観るのをちょっと躊躇したくなるんですよ。内容が壮絶なのであんまり観たくないというかあのシーンはどう描かれるんだろうかとか凛は大丈夫なのかとか…でもここまでクオリティの高い作品になっているので、次の回もぜひとも観に行きたいとは思っています。


今回の映画、2時間もあったのに中弛みもなく全編楽しく観ることができました。どのあたりまで描かれるんだろうなぁと思ってたら結構良いところまで進んだので個人的には満足です。言峰綺礼のおちゃめなシーンやセイバー、ランサーのあんな場面等々見どころはたくさんありすぎてここでは紹介できないのが辛いところです。Fateを知らない人でも知っている人でも誰でも楽しめるかとは思います。自信を持ってオススメします。


そしてエンドロール後には次回予告。期待がさらに膨らみました。次回は2018年公開予定、楽しみにしています。



Fateを知らない人でも楽しめるとは思いますが、せめてゲームで言うところの序章(凛がアーチャーを召喚してセイバーに出会うまで)をアニメかゲームで観ておいたほうが良いと思います。あとは主要キャラクター(マスターたち)くらいは予習したほうがより楽しめます。


言峰綺礼神父が辛い麻婆豆腐を食べるシーンがありまして、あまりにも印象的だったので映画終わったあと友人と麻婆豆腐食べに行きました。ちょっと辛めの麻婆豆腐って最高ですね!

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Fate/stay night [Heaven's Feel](5) (角川コミックス・エース)

Fate/stay night [Heaven's Feel](5) (角川コミックス・エース)

↓これが世紀の駄作。ほんとにショックでした。

【映】機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦 ~ファーストガンダムは観ておかないと~

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ファーストガンダムは観てません
※「機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅲ 暁の蜂起」は観ました



いやー、面白かった。宣戦布告から戦争状態へ場面が移り、さらにスペースコロニーを地球へ落とすという大規模な作戦の実行を企てるザビ家のストーリーには震えました。また、国と国といった大きな枠組みの中で描かれる壮大なストーリーだけでなく、そんな国の中の様々な立場の個々人に光を当てた細かな物語を挟み込んでくるガンダムという世界の面白さを強く感じました


今回のお話は、シャアをメインに描かれたものというよりは、他のメインではない様々なキャラクターを細かく拾い上げていましたガンダムに乗る前のアムロやランバラル、黒い三連星、セイラたち・・・なので、ファーストガンダムを知らない私としてはよくわからないというのが率直な感想。でも、わからないけど面白かったんですよ。それぞれのキャラクターたちがなぜだか魅力にあふれていたから。


また、ガンダムに詳しい人ならより楽しめるんじゃないかっていう場面が多くて個人的には予習が足りなかったなぁと少し思いました。ランバラルと一緒にいる気の強い女性について結構な時間割いていたり、地球に落とされるスペースコロニーにガスを注入し中にいる住人を昏睡させる場面で仲睦まじく語り合う男女カップルの存在たったり、、、こういうキャラクターについてもガンダムのことをもう少し知っていればより楽しめたのかもしれません。


ただ、今回じっくり見れると期待していたシャアがどうやって武勲を上げたのか、モビルスーツを颯爽と乗り回して連邦軍を翻弄するとかそういう場面があまり観られなかったのはちょっと残念。ま、それは次回楽しもうかなって思ってます。それよりも連邦軍ジオン軍の大艦隊が相対し砲撃戦を行うあまりにも壮大なシーンは流石に脱帽。大きすぎる戦闘シーンは映画館でこそ楽しめる、そんなバカでかい戦艦の力を目の当たりにできたことは結構楽しかったです。


というわけで、今週から来週にかけてファーストガンダムを観て、その上でもう一度オリジンを観ようと思ってます。そして来年5月にあるオリジンにつなげる、そんな感じでガンダムをもっと楽しんでみようかなぁ・・・



【映】ワンダーウーマン ~フルメタル・パニックの相良宗介のような彼女~

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面白くないことはないけど、映画館を出たらこの映画の話題を一切忘れてしまうほどの印象でした。なんというか、ストーリー自体はよくわかったけど、重火器がメインの戦争に剣と盾を持って敵陣へ駆け抜けていく姿は勇ましくもあり滑稽でもありました


そんなアクションシーンはカッコよくてスピーディで勇ましいけど、なんかやっぱり間抜けさを感じてしまうんですよ。真顔で空を飛んだりするシーンは特にそう。あの最低最悪な実写映画の「進撃の巨人」を彷彿とさせるような映像の違和感は笑いを通り越して気持ち悪ささえ感じます。


また、主人公であるワンダーウーマンとそんな彼女を取り巻く「現代」に住むキャラクターたちとの意見の相違やそもそもの常識に関する認識違いが面白いポイントなんでしょう。でも、私的にはちょっと過剰すぎるかなぁと思いつつ若干イライラする場面もちらほら。


主人公のワンダーウーマンは可愛いし美人。女しか存在しない楽園のような土地で幼いころから大人になるまで純粋に育てられた彼女。そんな彼女の前に現れる諜報部員の男性と一緒に行動することになるのですが、現実を知る諜報部員の彼と理想を追い求める純粋な彼女とのやりとりが物語を彩ります。ただ、小さな子供が正義の味方になるんだ!と理想だけを振りかざした変な正義感を元に軽率な行動をしてしまう、そんな危なさを感じました


そして最終的にはワンダーウーマンのパワーでねじ伏せる、異世界からやってきた世間のことを知らないキャラが不思議な力で圧倒する、そんな感じです。フルメタル・パニック相良宗介みたいな感じかな。世間知らず、武力で圧倒、目標達成のためには手段を選ばない、異性に慣れていない。。。なるほど、ありがちなキャラ設定だと思いました。


なので、ストーリーはそこまでおすすめできませんが、アクションシーンの爽快さや豪華な映像表現が観たいのであれば鑑賞する価値は多少あると思います。



※MARVELと比べると面白さに大きな差があるなぁって感じる。MARVELはあんまり知らなくても迫力やキャラのかっこよさ、渋さで面白さをかっさらっていってくれるけど、DCはそもそもキャラ全く知らないし演出面がやっぱりちょっと劣る感じがする。バットマンとかもそうだったし。


「ワンダーウーマン」オリジナル・サウンドトラック

「ワンダーウーマン」オリジナル・サウンドトラック

【映】打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 〜最高の雰囲気アニメ(内容は無い)〜

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ストーリーは全く意味不明だったので星1つ。ループものだってことはわかったけど、後半の内容がかなり微妙だったし救いもオチも無いためもやもや感が止まりません。ヒロインのなずなの駆け落ちを成功させる、という目的で何度もループして都度ネックだった出来事を解決し次の展開へ進んでいくんだけど、後半あたりになるに連れて意味不明な世界観になったり、かなり強引で意味不明な展開で終わったり、ちょっと途中の説明が不足しているなぁと思います。


また、キャラクターは良かったけど声優じゃない人が演技しているためやっぱりずっと違和感を感じていたので星1つ。宮野真守の演技力と主人公の演技の差が気持ち悪かったです。声優陣は豪華で、花澤香菜立木文彦櫻井孝宏豊永利行などなどベテランで演技力に定評のある素晴らしい面々なのですが、声優本業ではない人が主人公クラスを演じるのはちょっとやめて欲しい。ヒロインも多少棒だったので。


(ここから褒めます)
でも、キャラクターや街並みが醸し出す雰囲気がとても良く、さらにそこに落ち着いた音楽が耳元を心地よく刺激します。夏の日差し、田舎の落ち着いた街並み、海と海岸沿いを走る電車の爽やかさ、さすがはシャフトの描く映像美、素晴らしかったです。というか、風景のワンシーンを観ただけで「シャフトだな」ってわかるほどです。夏に雰囲気と心地よい音楽を楽しみたい、という目的があれば十分達成できるので、ストーリーは無視してそれ以外をぜひお楽しみいただければと思います。


夏の朝の爽やかな気分とやや涼しい気候の中で映画館に行き、馬鹿だけど真っ直ぐで熱い学生たちの青春模様を大きなスクリーンで楽しむ、かなりいいものでした。なので、本来なら星2つではあるんですが、映画が醸し出す雰囲気があまりにも良かったので星3つにしています。全力で癒やされたい、ストーリーなんてオマケだよ、と思われる方はぜひすぐにでも観に行ってください!


※余談ですがヒロインのなずなは明らかに某化◯語のひたぎでした。やっぱり同じアニメ製作会社が作るとこうなるか、という感じ。なんだかなぁと思いました。


【映】劇場版 生徒会役員共 ~面白いけど映画でやる必要はなかった~

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※アニメも漫画もOVAも全て見ている状態で映画を見に行きました。



率直な感想は「映画館で観るほどのものではない」という感じ。60分しかないし内容や演出がTVシリーズとほとんど変わらない。その上映画料金はフルプライスの1800円でした。


劇場版だし12禁(「R-12」でした。12歳以上じゃないと観ることができない)ということなので、激しい下ネタのピー音無しバージョンやモザイクがなしバージョンだったらいいなぁ、と期待しつつもそのあたりもTVシリーズと同じです。なんで映画館での公開にした?と疑問に思うほど。映画である良さやオリジナリティ、特別な演出が私は感じられませんでした。


ただ、内容はやっぱり面白い。スズのほのかな恋模様やシノとウオミーのタカトシをめぐる変な対抗心、時々挟みこまれるTVシリーズでもあったミニコーナーも安心の面白さ。時折劇場内でも笑いが起きていました。


でも、やっぱり映画にする必要がないと思います。むしろOVAとかで出してみんなでワイワイ見てるのが一番いいと感じますよ。そんなわけなので、評価は「安心の面白さ」で内容3,「出演する声優陣が大好き」なので配役5、「TVバージョンと変わらないなぁ」と思ったので演出や映像2と1、OP主題歌がTVと同じだった時点で音楽1、トータルの得点は星3つでした。


どうしても観たいならBDが出るまで待ったほうがいいと思います。


【映】スパイダーマン:ホームカミング ~MARVEL作品に詳しければより楽しめる~

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はっきり言って全く期待してなかったし興味もありませんでした。事実、前に見たアメイジングスパイダーマンがあまりにもつまらなくて、このコンテンツにひどい印象を持っているわけです。シビルウォーでもチョイ役としてスパイダーマンが出てきましたが、アイアンマンカッコいいなぁ、という印象にかき消されていました。


と、いきなり辛辣ですが、たまたまムビチケをもらったので観に行ってきたんですよ。そしたら案外面白くて結構楽しめました。


物語はシビルウォーのあたりからスタート。キャプテン・アメリカのシールドを蜘蛛の糸で奪うところから話が始まります。そんな主人公は頭の良い学生で、おしゃべりで若干オタクで太っちょな友人と、ちょっと憧れている女の子を遠目で見つつ何も言えない消極的な学生という感じ。


でも、スパイダーマンのスーツを手に入れてから街の安全を守るため日夜パトロールを続けるうちに大きなじけんに巻き込まれ(というか、自ら介入して)、、、というありきたりなストーリーです。


そんな中でも、アクションシーンは迫力満点で、さらに敵の持つ武器の強さにもめげずに立ち向かっていく子供らしい変な正義感の溢れるストーリーがやや鼻につきます。また、全体的にシリアスとやや抜けたコメディチックなシーンのバランスが絶妙で、ヒーローがシュールに道案内してる姿とか案外面白いなぁって思っちゃいました。


ただ、やはりシビルウォーとか、アベンジャーズとか、アイアンマンとかいろいろ前知識がないと多分よくわからない映画だなぁって思うでしょう。いきなりスターク社のイケメン親父が主人公にスパイダーマンのスーツを渡しているシーンを見ても、なんのこっちゃわかりません(スターク社はアイアンマンの中の人であるなんとか・スタークさんの会社で武器を作ってる)。市民から「あのビル(スターク社)は武器を売って建てたビルだ」と非難されている場面を見ても前知識がないと意味不明でしょう。私もかつてそうでした。


なので、今後アベンジャーズに関わるキャラが出てくる映画は、過去のアベンジャーズやそれぞれの作品(アイアンマンやスパイダーマン、マイティソー、キャプテン・アメリカなど)は予め見ておくべきです。そうすればきっと楽しめるでしょう。星4つくらいは。


ただ、全体的に主人公の子供じみた正義感が鼻についたのと、ストーリーがありきたりだったので星は3つにしました。ヒロインもあまり主人公と絡まないしセクシーさも感じなかったからね。でも、アイアンマンの中の人ロバート・ダウニー・Jrがとにかくかっこよくてセクシーだったので個人的には満足です。