プライベートを大切にしたい私的求人広告の読み方
伝説のコピーライティング実践バイブル―史上最も売れる言葉を生み出した男の成功事例269
- 作者: ロバート・コリアー,神田昌典,齋藤慎子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/03/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私は仕事とプライベートを分けたい人間です。職場を一歩でも外に出たらそこからはプライベートな時間。仕事関係の何かをプライベートの時間に介入されることをかなり嫌います。だから、飲み会や社員旅行等が好きではないんですね。
だから求人広告を見るときも、そういう文化がないかどうかを見極めることを始めにやります。例えば福利厚生の部分で「社員旅行」「各種クラブ活動」「各種社内イベント補助」等々の文字があれば、この組織には合わないと判断します。仕事と自分の距離はある程度近くもなく遠くもなく、という感覚で維持したいと思っているからなんですね。
また、宣伝文句に「社員同士は仲が良く、縦横の繋がりが密接」「プライベートはバーベキューに行ったりすることも」という話があったり、「風通しの良い組織」と書かれていると違和感を感じます。実際に私も求人を出したり採用面接の経験がありますので分かるのですが、「仲が良い」「繋がりが密接」「風通しが良い」なんていうセリフはどんな組織でも言えることですし、違うとも言い切れないので非常に使いやすい言葉です。だからこそ、こういった言葉が使われている求人広告は他にアピールすべき言葉を思いつかないんだなぁ、と斜め上からの視点で見てしまいます。
また、社員旅行や各種サークル活動、飲み会もある意味必要なイベントかもしれませんが私は好きではありません。賛否両論あると思いますが、職場での人間関係は勤務時間内で作るものであり、飲み会等でプライベートの時間を奪ってまで作るようなものではないと考えています。アルコールやたばこといった嗜好品を使ってまで作り上げることにはかなりの違和感を感じています。勤務時間中に実現できない単なる甘えだとすら思っています。
というわけで、社員同士の連帯感を煽るキャッチコピーや福利厚生に列挙される各種社内イベントが多いような組織は排除しています。社会人経験をある程度積めば、どんな組織風土や文化であれば自分に合うのかが分かってくると思います。むりやり自分を組織に合わせるのではなく、自分に合う組織を見つけてアプローチするという方法の方が就職活動は上手くいくかもしれませんね。
- 作者: ジョン・ケープルズ,神田昌典,齋藤慎子,依田卓巳
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/09/20
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