てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【学】勉強することは偉いことでも何でもない

超したたか勉強術 (朝日新書)

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これまで様々な勉強会や資格試験の予備校に数多く参加してきました。そんな中で出会った人たちはとにかく意識もやる気も高く、話していて刺激を受けるような素晴らしい方々でした。会って話すだけで「自分も負けずに頑張らねば」と気づかされるようなそういう出会いが数多くありました。


しかし、こういった素晴らしい出会いばかりではありません。変な勘違いしているような人も中にはいました。どういった勘違いかというと「私は勉強しているから、普段遊んだりぼーっとしている人よりも偉い」というものです。これまでの経験上、長く勉強を続けている人は特にこういう勘違いをしがちだと感じています。当然私も疾患した経験がありますので、今となっては激しく反省中です。


勉強をするのはある意味当然です。仕事をする上で自分の能力を高めること、自分に付加価値をつけることは有意義であると同時に生きていく上で必要なものだとも思っています。組織の中で仕事をすること、独立して事業を始めることなど働く形態は様々ですが、すべての場面において自分の能力を高めないと取り残されていくと考えています。


また、学ぶことというのは自分に足りない能力やスキル、知識を補完するために行うものだとも言えると思います。現状不満足な自分をいかにして満足できる状況に持って行くか。50点の自分を100点に近づける方法こそが勉強なんじゃないかなって思うんです。


つまり、勉強することは当然の行為なんじゃないかと思います。だから、勉強していることが他の人よりも偉いなんてどう考えてもあり得ないわけです。自分は足りないものがあると認識しているからこそ勉強しているんです。勉強していることで、自分の能力は高くなっているんだから他の人よりも優れているに違いない、といった自己顕示欲や自分に酔っているナルシズムは痛いことこの上ないと思います。


この様な人を見かけたら、すごいですね~ と冷めた感じで褒めてあげてそれ以降付き合う必要はありません。人よりも優れていることを誇りたい人はほっといて、自分の学ぶべきことを追求していきたいですね。


自分から勉強する子の親がしていること ―1000人の「勉強ぎらい」がこんなに変わった!

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勉強がしたくてたまらなくなる本

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