てるめめブログ

映画の感想、そして仕事を通じて感じる「組織」の異常さを自分なりの目線で書いていきます。

【映】ガールズ&パンツァー最終章 第2話 ~文句は一つ。。。短い!~

f:id:tel_01:20190615231802j:plain


前作の第1話公開からはや1年半経過、やっと第2話公開ですよ! チケット争奪戦に勝利し、公開初日に劇場へ行ってきました。感想を端的に言うと、「ワクワクドキドキハラハラさせられまくった最高の出来」ってところでしょうか。












※ネタバレあります










1.ストーリー

まずは前回の続きですね。BC自由学園との試合後半戦です。BCが迷路のような庭園に陣取り大洗を待ち伏せます。でも、ひょんなことから仲間割れが起き、気づいたら大洗のペースに乗せられてしまいます。

最終的にはBCが大洗に追い詰められ撃破されてしまい一回戦敗退となりました。のんきな隊長と仲が悪いけど仲良くしようとしている安藤と押田の二人・・・こんな凸凹な3人が見事なチームワークを発揮しながらもどんどん追い詰められていく様は見ごたえがありました。

逃げている中、前の小道から大洗の戦車が顔を出した瞬間、安藤が隊長車を突き飛ばし大洗の戦車から逃がすシーンは見事の一言。戦車長の視点で迷路のような庭園を縦横無尽に逃げ回る表現は凄いダイナミック!戦車道の試合のド迫力展開が楽しかった、素晴らしい前半戦だったと思います。第1話と比べるとあっさりやられたなぁという感じはしますが…

後半は2回戦。相手はまさかの知波単学園。突撃しか能がないと思われている知波単学園がまさかの緻密な戦略?で大洗をじわじわ追い詰めます。そして観てる方もハラハラさせられるくらい大洗の行動が裏目裏目に出て、気づいたら背後にひっそりと迫る知波単学園の戦車が・・・

そんな追手を上手く払いつつ知波単学園を沼地に追い詰めますが、西隊長の「撤退!」という知波単学園では考えられないような戦術を実行し試合の流れを変えてしまいます。突撃だけの無能集団が突撃を止めたことで大洗を脅かす強敵になったわけです。

そして良いところで第2話終了。うーん、短い。でも1年半待った甲斐があったハイクオリティな映画だったと思います。

2.キャラクター

第2話にも他校の強敵な新キャラが出てくる?と期待していたのですがほぼ注目されず。大洗とBC戦が終わったあと、アンツィオや黒森峰、プラウダや聖グロの試合を一気にダイジェストで流した際に、コアラなんとかって学校や水色の制服を着た巨乳のお姉さんたちの学校がサラッと出てきてそれ以降出てこず。

結構新キャラを楽しみにしていたのですが、第2話で注目されたのは知波単学園、自動車部、バレー部、そしてBC学園の4チームのみ。あんこうチームは空気、サメさんチームはもはや捨て駒でしたね。

BC学園は映画前半戦で個性も人間関係も上手く描かれていました。あと魅力も・・・知波単学園は西隊長だけでなく福田、さらには他キャラクターまでもがメイン級の扱い。しかも強い。

まぁ、TVアニメの各話をちょっと長くして映画館で上映しました的な映画なので、全話で全キャラ目立たせるのは難しいってことですよね。なのでこれはこれで良かったと思います。

3.演出

映画が始まる前に前話のおさらいアニメがちょこっとあって、それが終わるとすぐにOP。OPの曲は1話と同じでした。

また第1話もそうでしたが、学園艦の地下の迷路のような細い道を走って追いかけるシーンがありましたよね。ここ、走ってる人目線で描かれていましたが、今回の第2話も戦車長の視点でダイナミックに動き回る戦車、そして砲塔、左右から迫ってくる戦車が描かれていました。これ、映画館の大きなスクリーンで観ると楽しいですよね。

そして、今後毎回あるのかな?知波単学園が学園歌?をみんなで歌ってました。歌謡曲だったかな、次もそういう展開、ありそうです。

4.第3話の予想・期待

次回の第3話は順当に行くと知波単学園との試合が決着、準決勝?まで上がってきた他の学校との試合、そして次の試合という展開でしょうか。

もしくは試合ではなく日常回みたいな番外編でも良いなぁと思ったり。ただ、結構他の学校の試合を飛ばしながらさくさく物語が進んでいるので次の展開が読めないんですよ。

だから、今やってる無限軌道杯の途中で大学選抜や海外の強敵が殴り込んできて、そんな敵を映画のようにみんなでチームを作って相対するみたいな胸熱展開もありうるかもしれないですね。

そこに島田愛里寿が転入してきて活躍したり、西住まほが海外から敵として大洗の前に立ちふさがったり。。。この無限軌道杯をそのまま続けていくってのは展開的に無理があるんじゃないかなぁと思うわけです。第1話から第2話の流れと同じような話を3話、4話でやってもねぇ。

でも、第1話、第2話と期待を遥かに超える面白さだったので第3話も期待しています。たとえ公開に1年半以上これからかかったとしても全然OKですよ。時間がかかっても良い、クオリティだけは下げないで欲しいです。


という感じで映画公開初日観てまいりました。おすすめですよ!